前戦のスペインGPや第9戦カナダGPと同様にポイント圏が遠かったRBの角田裕毅。6月30日(日)にレッドブルリンクで行われた2024年F1第11戦オーストリアGPの決勝で、角田は14位に終わった。
7列目14番グリッドから、新品のミディアムタイヤを履いて71周の決勝レースをスタートをした角田は、一度はオーバーテイクを許したフェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)を抜き返し2周目の終わりにチームメイトであるダニエル・リカルドのひとつ後方となる13番手につけた。
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RBチームはふたりの戦略を分け、リカルドを10周目にピットに呼び戻した一方で角田のファーストスティントを21周目まで引っ張った。その後、角田はユーズドのハードタイヤで44周目まで走行し、最終スティントは新品のハードタイヤを投入するもポイント圏外からのポジションアップは叶わず、14位でフィニッシュすることとなった。
ビークルパフォーマンス担当チーフエンジニアのクラウディオ・バレストリは今回の角田の戦略について、「最終スティントが短かったため、アドバンテージを最大限に活かすことができなかった」と振り返っている。
■角田裕毅(RB)
決勝=14位(70周/71周)
14番グリッド/タイヤ:ミディアム→ハード→ハード
「レースのスタート自体はうまくいきました。スタート後はアルピーヌの2台(エステバン・オコンとピエール・ガスリー)とダニエル(・リカルド/RB)の後ろにつけいましたが、第3スティントまでにかなり後れを取ってしまいました」
「明らかにペースがなく、(レースを通じて)ペースを上げることができませんでした。その原因を探らなければなりません」
「今日のレースで、ダニエルがいい仕事をしてくれたことは確かで、(チームとしては)最終的には良い結果が得られたと思います。今後のレースに向けて、チームとしてどのような方向に進むべきかの方向性がより理解できたようなので、その点についてはポジティブに考えています」
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