モデル、ライター、旅人、パーソナルトレーナーと多くの顔をもち、アウトドアをこよなく愛してやまない山下晃和さんは、生粋のセロリスト。セローってトレールマシンの中でも足つき性の良いマシンですが、高身長ライダーにとってはちょっとつらい箇所もチラホラ…。そこで、山下さんに、どうやって高身長にフィットさせているのか聞きました!
山下さんの相棒は2013年式のセロー250。2014年からセローに乗り始めもう7年と長い付き合い。スクリーンとリアキャリアがあるためツーリングセローに見えますが、車体はノーマルのセローです。山下さんが相棒として選んだ理由は「セローはキャンツーに特化したオフ車だと思います、街中はもちろん高速道路、ダートとどこでも走れるオールマイティなバイクですね。特に僕はアウトドアが大好きなので、バイクとしてもキャンプギアとしても優秀なものだと思いますよ」とのこと。
山下さんのプチアウトドアはこちらをチェック
足が窮屈にならないための、シートカスタム。なんとその上げ量4cm!
山下さんは183cmと身長が高く、シート・ステップ間の距離が窮屈に…。山下さんが好きなロングライドでは、ヒザが曲がり過ぎてしまい、痛みがでてきてしまうのです。そんな問題を解決するためにミサイルファクトリー製の特注ハイシートに変更、ノーマルと比べてなんと4cmアップしています。
ちなみに、身長162cmのワタナベがまたがると足はツンツンな高さ。いや、足が短いのかも。
長時間乗ってもお尻が痛くならないように、シート中央部に低反発スポンジを入れています。カラーリングも車体に合わせ、なるべく近いグリーンの表皮を探しだしたとのこと。さらに、横から見た時にタンクとシートのラインが一直線に美しくなるように仕上げられています。
ハイシートにするとシートの座面が狭くなり、座りにくくなってしまうため、頂点を平らにし、角は丸く削った形に。
シート後方(キャリア部)はシート高を1cmアップしています。ノーマルシートだと重い荷物を積載した時にシートが沈み込み、段差ができて荷物が偏ってしまいます。しかし、あえて沈み込むことを想定して高くしておくことで荷物を積んだ際にフラットになるように計算されています。シートへのこだわりがスゴイ。
サスペンションとスタンドもハイリフト化、かつ使いやすく
リアサスペンションはG senseオリジナルカスタムのOHLINSリアショックに変更され、スムーズな動きを実現。高さもノーマルと比べて2cmアップしています。マシン全体で見ると、シートで4cm、サスで2cm、合計6cmもアップしていることになります。
フロントフォークもG senseでカスタム。高速道路と林道どちらも走る事を想定して、オイルを硬いものに、スプリングをハードスプリングに変更し、スタンダード比で若干ハードなセッティングとなっています。また、リアサスに合わせてフロントもシムを噛ませて2cm高さをアップ。乗車姿勢が崩れないための策です。
車高が上がっているのでノーマルのスタンドだと長さが足りず不安定になってしまうので、ZETA製のスタンドに変更し、高さも約2cmアップしています。
高速走行時に役立つツーリングセローのスクリーンを装備。内側には便利なマルチバーがあるのでスマホの取り付けもできます。ロングツーリングでは重宝する代物ですね。
ハンドルバーはRENTHALのジェフ・ワードレプリカに変更されています。以前乗っていたSL230の時(19歳)からこのハンドルを使用しており、ノーマルに比べて若干高く、幅広になっているのでオフロードが走りやすくなるそう。「このハンドルじゃないとダメなんです」と山下さん。
ライトはスフィアライトのLEDに変更し、さらにフォグランプを増設しているので夜道でもかなり明るく照らしてくれます。ヘッドライトで遠くを照らし、フォグランプでは近くを照らすという、ヘッドライト増設のセオリーに沿ったモノ。また、走行時だけでなくテント設営の時などにもライトとして活躍してくれるので、アウトドアに便利ですね。
ハンドルクランプはブレ対策でZETA製の物に変更されています。ノーマルと比べて剛性が上がっているので、転倒したときのハンドルの曲がりがかなり軽減されます。
長時間乗ることが多いためスロットルアシストを装備。高速道路走行時にはかなり楽になります。
ドレスアップとしてマスタシリンダーはSPEEDTECH製のマスターシリンダーガードを装着。山下さんの好きな色とセローならこの色って事でグリーンをチョイス。
車載工具入れのボルトも蝶ネジに変更。これなら工具無しですぐにアクセスできますね。
高速域でのブレに対してパワービームを装着しています。スパークプラグコードはヤマハ感のあるブルーにドレスアップされています。
リアスプロケットはサンスター製のスプロケットを装着。丁数はノーマルと同じ48T。ノーマルスプロケと比べて精度が良く、アルミ製なので軽量。特に押して歩くと異次元なくらいその違いにびっくりする、と山下さん。
あっちにもこっちにもステッカー
左シュラウドにはバイク関連のステッカー。
スイングアームには人類の進化を模した、山下さんオリジナルのステッカー。
見えない所もしっかりステッカーチューンされており、山下さんらしいファッションブランドとアウトドアブランドののステッカーが並んでいます。遊び心が垣間見えますね。
山下さんのセロー走行距離は地球一周を超えています。山下さんは相棒と共にこれからも旅、キャンプ、ツーリングと走り続けていきます。
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みんなのコメント
WADACHI仕様ってやつですかね?
バク転何回やった事やら。
アタック楽しいですよね。