MotoGPの2021年シーズン向けて、現KTMのポル・エスパルガロがレプソル・ホンダへ移籍することが確実な状況であり、正式発表を待つのみだと言われている。
この移籍が実現すれば、エスパルガロは現王者のマルク・マルケスとチームを組むことになるが、それは彼らにとっては初めてのことではない。スペイン出身のふたりは幼い頃から切磋琢磨してきた仲であり、国内選手権時代にもチームを組んでいた。
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そして世界選手権に戦いの場を移してからも、ふたりは争ってきた。2010年のMoto3、2012年のMoto2をマルケスが制し、2013年にはエスパルガロがMoto2タイトルを獲得し翌年MotoGPへテック3・ヤマハからステップアップ。MotoGPクラスとなってからはマルケスが抜きん出た成績でエスパルガロを寄せ付けていないが、ふたりは昔からのライバルなのだ。
そしてエスパルガロは2017年から、KTMのMotoGP参戦プロジェクトに参加し、マシン開発を主導してきた。
2021年には彼らが再び同じチームで相まみえる可能性が高まっているが、古巣テック3のエルベ・ポンシャラル代表は、エスパルガロがKTMからホンダへと移籍することは適切な選択だと考えている。
「彼はアグレッシブなライダーだから、ヤマハのマシンで非常に上手く行ったわけではなかった。ヤマハのM1はスムーズな乗り方を要求するんだ」
ポンシャラルはそうcrash.netで説明している。
「だが正直に言って、彼と一緒にいたときは素晴らしい時間だった。彼は多くのことを学んでいたし、KTMでファクトリーライダーとなる姿を見るのもとても嬉しかった。彼が最初に着任した時に何を考えていたかはわからないが、新たな役割にとても満足していたと思う」
ポンシャラル代表はエスパルガロのアグレッシブなライディングスタイルがマルケスに近いもので、そうした要素を要求するホンダのRC213Vに適していると考えているのだ。
「彼がホンダのマシンに乗っているのを見るのは興味深いだろうね」
「KTMに似ているとは言わないが、特性やライディングスタイルの面ではかなり似ている。ポルがホンダへ行くとしても、それは引退するためではない。マルクは確かにナンバーワンだが、ポルは彼に対抗できると確信しているよ。(どうなるかを知るには)2021年まで待たなければならないが、とても興味深いことになるだろう」
「それに良いストーリーでもある。彼らは幼い頃から馴染みがあって、小さい頃からマルクと争っていた。だから彼のことはよく知っているんだ」
「彼らはMotoGPに来るまで互いに競い合ってきた。そして来年、同じチームで同じマシンに乗る、似たライディングスタイルの彼らを見ることになるんだ」
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