インディカー第15戦ラグナセカの決勝レースが行なわれた9月19日(日)の朝、マクラーレンはアロー・エレクトロニクスとの契約を延長。アローがインディカーチームのタイトルスポンサーを継続すると共に、F1チームのパートナーとなることが発表された。
今回の契約更新は、マクラーレンのインディカーチーム拡大のためには重要な要素となる。インディカーに参戦しているチーム『アロー・マクラーレンSP』は、元々シュミット・ピーターソン・モータースポーツとのジョイント参戦だったが、マクラーレン・レーシングは8月にチーム株式の75%を取得。3台目のフルタイムエントリーを目指している。
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マクラーレン・レーシングCEOのザク・ブラウンは3台目のエントリーについて次のように語った。
「それがいつであれ、我々が3台目のマシンに着手したら、それ以降は3台目を(フルタイムで)走らせることになるだろう。(2022年の)シーズン開幕時からにはならないだろうけどね」
「出たり出なかったりはしない。一度出たなら、その後は走らせ続ける」
「2023年に3台目のマシンを走らせるのは確実だし、22年のどこかの時点で走らせることになるかもしれない。それがいつになるかは、まだ考えていない」
現在アロー・マクラーレンSPに所属しているパトリシオ・オワード、フェリックス・ローゼンクヴィストは、来季も引き続きドライブする。マクラーレンは長期的な戦略の一環として、現在3人目のドライバーを探しているところだ。
5月のインディ500では、3台目のマシンにファン・パブロ・モントーヤが乗り、ロードアメリカでは負傷したローゼンクヴィストの代役として、ケビン・マグヌッセンを起用したアロー・マクラーレンSP。どちらも、マクラーレンのF1チームに在籍した経験を持つドライバーだ。
「多くの部分が、ドライバーに依存している」とブラウンは付け加えた。
「もし、チャンピオンにふさわしいドライバーを獲得できなければ、ただ走らせることを目的に3台目のマシンを出すことはない。少なくとも5年間はマシンに乗っていられるような人に、その機会を与えたいんだ」
「ファンはインディで素晴らしい仕事をしてくれたので、(インディアナポリスで)もう一度走らせたいと思っているが、サードドライバーが誰であれ、5年間我々のクルマに乗っていてほしいと思う」
メルセデスのフォーミュラEドライバーであるストフェル・バンドーンも、元マクラーレンF1ドライバーであり、ラグナセカのパドックを訪れていた。ブラウンは、バンドーンがその条件に当てはまるかとmotorsport.comが訊くと、彼は次のように答えた。
「ストフェルは間違いなく検討対象になるだろうね。彼は非常に優れたレーシングドライバーだと思う」
ブラウンは3台目のマシンを用意するタイミングは、適切なドライバーを見つけられるかどうかにかかっていると付け加えた。
「もし、我々が『これだ!』と思うドライバーを見つけたら、それを実行する。 もし2人か3人に絞れていて、確信が持てないのであれば、それ(3台目のドライブ)を2人か3人のドライバーによるタスクにするかもしれない。レイホールがやったようにね。ドライバーについては、我々がどこまでやれるかにかかっているんだ」
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