この記事をまとめると
■アストンマーティンが次世代スポーツカー第一弾となる新型DB12を発表した
ホンダが2026年にF1に帰ってくる! アストンマーティンF1にパワーユニットを供給して参戦予定
■680馬力の4リッターV8ツインターボエンジンを搭載
■最新インフォテインメントシステムや最高級マテリアル採用でラグジュアリーな内装を実現
DBシリーズ史上もっともパワフルでエレガントなGTカーが登場
映画「007」の劇中車として登場したことで、一躍その名が世界に知れ渡ったイギリスのスポーツカーブランド、アストンマーティン。ラインアップのなかでも「DBシリーズ」は、戦後のブランド復興に寄与したデイビッド・ブラウンのイニシャルを冠したGTカーとして数々の名車が生み出された、いわばブランドを象徴するシリーズだ。
そんなDBシリーズの歴史を受け継ぐ新たなモデルとして「DB12」が発表された。
そのコンセプトは「スーパーツアラー」。圧倒的な走行性能とウルトラ・ラグジュアリーというふたつの要素を実現するためにさまざまな進化を果たした。
まず、圧倒的な走行性能を実現するためのパワートレインには、4リッターV8ツインターボエンジンを採用。最高出力680馬力、最大トルク800NmとDB11より約34%もの性能向上を実現。この結果、0-100km/h加速3.6秒、最高速度325km/hとスポーツカーとして十分すぎる性能を発揮する。
この強大なパワーをリニアに駆動輪へ伝えるために、アストンマーティンのDBシリーズでは初採用となるエレクトリック・リヤ・ディファレンシャル(E-Diff)を採用した。E-Diffは横滑り防止装置と連動することで、従来のLSDよりも極めてスムーズに駆動配分を変化させ、ドライバーの意思に瞬時に反応するレスポンスを手に入れた。
最新の電子制御を搭載してドライバーの運転をサポート
また、クルマの前後左右上下の動きを捉える6軸慣性測定システムを備えたエレクトリック・スタビリティ・プログラム(ESP)システムも搭載。センターコンソール上のESPボタンから4つのモード(ウェット、オン、トラック、オフ)を切り替えることで、状況に応じた最適な制御を段階的に選ぶことができる。
さらに、ボディ剛性は大幅に強化され、最新のアクティブダンパーを備えたサスペンションの装着やミシュランがDB12専用に開発した「パイロットスポーツ5S」の装備などにより、エモーショナルな走りを楽しむことが可能になった。
進化したのは走行性能だけではない。DB12のエクステリアデザインは、大型のグリルやつり目のヘッドライトによる存在感のあるフロントまわりが特徴。さらに、スポーツカーらしいロングノーズと後方に向かってなだらかにカーブを描くルーフライン、リヤフェンダーの張り出しなど、新型モデルでありながらアストンマーティンと一目で認識できるスタイリングを実現した。
一方インテリアは、ドライバーを中心としたコクピット作りが徹底され、運転に集中できる環境が整えられた。さらに、コネクテッド機能が備わった新たなインフォテインメントシステムや「Bowers&Wilkins(バウワーズ&ウィルキンス)」のサラウンド・サウンドシステムなど、優れたユーティリティと高い快適性を実現。最高級のマテリアルがふんだんに使用されたインテリアは、まさにウルトラ・ラグジュアリーと呼ぶにふさわしいものとなっている。
新型DB12は、2023年の年末ごろから日本でのデリバリーを開始する予定で、価格は2990万円。
2030年を目処にラインアップを100%電動化することを目指しているアストンマーティンにとって、純内燃機関の「DBシリーズ」は今後、貴重な存在となることは間違いないだろう。ブランドの価値を全身で表現し、エンジンの鼓動を直に感じられるこのDB12の登場を素直によろこびたい。
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