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や…安いー! 性能のわりにメチャ安で超お買い得な狙い目中古車 6台

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や…安いー! 性能のわりにメチャ安で超お買い得な狙い目中古車 6台

 新車の生産遅れによる納期待ち期間が長期化していることもあり、今、中古車に人気が集まっている。とはいえ、その影響なのか価格も過去最高の水準というユーザーにとっては看過できない状況になりつつあるのが実情だ。だったら、今のうちにクルマを買い替えるのが吉。クルマ好きの人にとって気になる中古車は挙げだしたらキリがないだろうが、ここでは人とは違う一台が欲しいという人に向けた6台を厳選して紹介。

 人気沸騰中のクロスオーバーSUVからハッチバックタイプのリッターカー、今や風前の灯火状態にあるステーションワゴンやセダン、さらには男なら一度は乗りたいピックアップトラックまで、アナタのお眼鏡に叶う一台はこの中にある……かも!?

や…安いー! 性能のわりにメチャ安で超お買い得な狙い目中古車 6台

文/FK、写真/スズキ、ダイハツ、ホンダ、三菱、FavCars.com

スズキ・キザシ(発売年月:2009年10月、中古車平均価格:100万円前後)

2009年10月に受注生産車としてデビューしたキザシ。スズキの新しいフラッグシップモデルとして期待を一身に受けて登場したセダン。新車価格は278万7750~299万7750円だった。欧州、北米、中国でも販売。高い走行性能がウリだったが、2015年10月に生産終了となった

 販売台数の約25%が覆面パトカーに採用されたという逸話を持つキザシは、2009年10月に登場。スズキの新しい顔=フラッグシップセダンを目指しスポーティで力強いスタイリングや上質なインテリア、快適な装備に加え、感性に応える爽快な走りを追求。スポーティなハンドリングと快適な乗り心地の両立を目指して欧州や北米で走行テストを重ね、満を持してデビューした一台だった。

 覆面パトカーに採用されるだけあって走行性能も高く、188psの最高出力と23.5kgmの最大トルクを発生する2.4リッター DOHCのJ24B型エンジンは可変吸気システムやデュアルマフラーの採用で優れた吸排気効率を実現。

 また、4WDモデルにはスムーズな発進加速や旋回性能を実現する電子制御4WDシステムのi-AWDを搭載。これに電動パワーステアリングを協調制御する車両運動協調制御システムを組み合わせることでクルマの挙動を安定させ、姿勢の変化を抑制するなどスズキのフラッグシップセダンに相応しいスペックが与えられた。

 他にも本革シート、シートポジションを記憶するメモリー機能、パドルシフト、クルーズコントロール、雨滴感知フロント間欠ワイパーなど装備は充実。そう考えると、現在の100万円前後という中古価格はお買い得かもしれない。

ホンダ・アコードツアラー(発売年月:2008年12月、中古車平均価格:80万円前後)

2008年にアコードシリーズがフルモデルチェンジを迎えたのを機に登場したアコードツアラー。クルマを操る楽しみをとことん味わえる、パワフルなエンジンと5速オートマチックトランスミッション+パドルシフトを組み合わせは最高

 4代目のCB型でシリーズ初のステーションワゴンが発売されたアコードは、2008年12月に登場したモデル(CW型)から“ツアラー”のネーミングで販売を開始。

 その魅力はスポーティなフォルムを生み出すリアの大胆な絞り込みが印象的なエクステリアもさることながら、走りのホンダを体現した走行性能の高さにあった。上位グレードのType-Sには206psの最高出力を発生する2.4リッター 直4DOHCのi-VTECエンジンのK24Aを搭載。

 そのパワーを活かしつつ低燃費に貢献する5ATには、ステアリングから手を放すことなくシフト操作が楽しめるパドルシフトも採用されていた。加えて、アクセルの踏み込み量を電子制御するドライブ・バイ・ワイヤーや、後輪の左右回転差から旋回状態を判断してコーナリング中の不要なシフトアップを抑制するコーナリングGシフト制御といった先進技術も搭載。

 まさに、羊の皮を被った狼のようなステーションワゴンだった。それでいて、荷室は通常時が406リッター&フラットモード時が660リッターと大容量でパワーテールゲートやフロアアンダーユーティリティスペースといった便利な装備も充実。今でも十分に通用する欧州テイスト溢れるデザインとホンダらしさ満点の走り――このクルマを通好みと言わずして何と言う?

三菱自動車・トライトン(発売年月:2006年8月、中古車平均価格:170万円前後)

生産はタイで行われ、逆輸入車的に国内で販売されていたトライトン。2006年9月から2011年8月の間、販売されていた。3.5リッターV6気筒SOHC24バルブエンジンのみの販売だったが、海外ではディーゼルとターボエンジンも設定されていた。先代はストラーダ

 日本の正規販売店で新車購入可能なピックアップトラックは現在、トヨタのハイラックスとジープのグラディエーターのみ。

 ピックアップトラック文化が根付かない日本では致し方ないところだが、ピックアップトラックが好きな人や所有したい人は意外なほど多い。そんな「どうしても諦めきれない」という人が狙うべき一台として挙げたいのがトライトンだ。

 2006年9月に国内販売されたタイ生産のトライトン。3.5リッターのV6ガソリンエンジンと4ATを組み合わせた、5人乗りの4ドアダブルキャブ4WDはオンロードでの安定性とオフロードの走破性を高めるべくフロントにダブルウィッシュボーン式、リアにリーフスプリング式の信頼性と耐久性に優れたサスペンションを採用。

 2WDと4WDの切り換えが走行中でも行えるイージーセレクト4WDを搭載するとともに、滑りやすい路面などに対応するリアハイブリッドリッターSDを採用して悪路走破性も確保されていた。

 精悍なフロントマスクや大型フェンダーフレアーなどの外観もダカールラリーで活躍したパジェロ エボリューションを彷彿させる三菱らしい力強さが表現されていて迫力満点。希少モデルなだけに中古価格は決して安くはなくタマ数も少ないが……だからこそ“無双確定”だと思わない?

ダイハツ ミラ ジーノ1000(発売年月:2002年8月、中古車平均価格:50万円前後)

2002年8月に登場したミラ ジーノ1000。ベースのジーノが軽自動車だったのに対し、リッターカー。2代目ジーノの登場に伴い、生産終了となったため、2年3カ月という短い販売期間となってしまった(写真はミラジーノ)

 ダイハツが発売する軽自動車の代名詞的存在であるミラ。その派生モデルとして1999年3月に登場したミラ ジーノは丸型ヘッドランプに各種メッキパーツを採用したクラシックなテイストが女性ユーザーを中心に好評を博した軽自動車だが、ミラ ジーノに余裕の走りをもたらす1.0リッター 直3 12バルブDOHCエンジンを搭載したミラ ジーノ1000は、さらにその上を行くレアなモデルと言える。

 車体サイズは軽自動車のミラ ジーノに比べると全長と全幅は20mm拡大しながらも、全高は90mm低くすることで安定感のあるフォルムを実現。エクステリアはメッキバンパー、大型バンパーライダー、メッキサイドロッカーモール、メッキホイールアーチモール、専用デカールなどによるドレスアップでクラシックムードもしっかりと演出されていた。

 黒を基調としたスポーティなインテリアもSRSエアバッグ内蔵のウッドステアリングをはじめ、各所にウッド調パーツを採用するとともに電気式の2眼ホワイトメーター、メッキプレート付シフトベゼルなどを装備して上質な仕上がりに。

 今どきのコンパクトハッチは機能的で燃費が良くて安全装備もバッチリとイイこと尽くしだが、遊びゴコロという点においてはミラ ジーノ1000に軍配を上げざるを得ない。

トヨタ・ヴォルツ(発売年月:2002年8月、中古車平均価格:50万円前後)

ステーションワゴン、SUVとミニバンの良いとこ取りをした新ジャンルのクルマということで鳴り物入りでデビューしたヴォルツ。走って、使えて178万8000円~205万2000円というリーズナブルな価格も魅力だった

 空前のアウトドアブームに沸く昨今。ならば、クルマもSUVが欲しい。でも、最近のSUVはどれも似たり寄ったりでつまらないとお嘆きの人がいたら、トヨタと米国・GM社との共同で企画・デザインされたヴォルツはいかがだろうか? 

 エンジンは190psの2ZZ-GEと132/125psの1ZZ-FEの2種類を展開し、よりスポーティな2ZZ-GE搭載車には電子制御式の4ATと小気味良い走りが味わえる6MTを採用することで走りの楽しさも追求したヴォルツ。サイズは全長がコンパクトクラスながらもワイドトレッドとミニバン並みの室内高によって、ゆとりある室内空間を実現。アグレッシブさをアピールする特徴的なフロントグリルやスポーティさとワイド感を両立したフロントバンパーも存在感を発揮した。

 2003年2月にはシルバーメタリックの外板色にボディと同色のカラードバンパー&クラディングパネルを採用した限定500台の特別仕様車(S シルバーエディション)も発売。そんなヴォルツの中古車平均価格は50万円前後。古いものは20年選手となるだけに、いざ購入となると二の足を踏んでしまうのは致し方ないところだが、わずか1年8カ月で姿を消した短命のクロスオーバーSUVなだけに個性を重んじる人には、むしろアリな選択かも!

日産・AD-MAXワゴン(発売年月:1992年4月、中古車平均価格:90万円前後)

商用車と侮るなかれ! コンパクトなボディサイズにも関わらず、積載力は抜群。欧州車ではよく見られるものの、国産車では稀なフルゴネットタイプの車両は使い勝手抜群

 日産のADは、1982年10月から続く伝統の商用車。現在も4代目の販売が続けられているが、1990年10月のフルモデルチェンジで登場した2代目ではかなり個性的なモデルが存在した。それは、1992年4月登場のAD MAXワゴン。

 その最大の特長は一目瞭然、フルゴネットタイプのワゴンということに尽きる。標準のADワゴンより全長を約100mm、全高を約300mm拡大してワゴンの域を超えるラゲージスペースを確保したAD MAXワゴン。リアのドアは180度開く観音開きながら90度ドアストッパーを装備し、通常は車幅以上に広がらず通行の邪魔にならない優れモノでもあった。

 サスペンションはラゲージスペースにストラットタワーが突き出ることなく、ショックアブソーバーなどを床下に配置できるトーションビーム式トレーリングアームをリアに採用。積載性を高めつつ、走安性の高さと乗り心地の良さも両立した。

 搭載するエンジンは105psの最高出力と13.8kgmの最大トルクを発生する1.5リッター直4 DOHCのGA15DE。新開発の電子制御燃料噴射装置(EGI)を採用してシャープなレスポンスと優れた低燃費を両立するするなど、趣味と実益を兼ねるパフォーマンスはなかなかのもの。アウトドアブームに沸く現代にピッタリな一台だと思うが?

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みんなのコメント

77件
  • 何がどうお買い得やねん?
    中古車市場を知らなさすぎ。
  • アコードツアラーは魅力有りますね 近くに二人乗っておられますが 何時も直ぐに乗り換えて居たのに ズットのり続けています。
    あのリヤースタイルはいいですね。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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