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トヨタ、2025年のWEC参戦体制を発表。強力なドライバーラインアップ変わらず、タイトル7連覇目指す

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トヨタ、2025年のWEC参戦体制を発表。強力なドライバーラインアップ変わらず、タイトル7連覇目指す

 11月13日、TOYOTA GAZOO RacingはFIA世界耐久選手権(WEC)の2025年参戦体制を発表。今季と変わらない6名のドライバーで、新たなシーズンに臨む。

 2024年はポルシェやフェラーリとの激しい戦いが繰り広げられ、トヨタ7号車が最終戦バーレーンまでドライバーズタイトルの権利を残していたが、7号車がトラブルでリタイアに終わったこともあり、ポルシェ6号車がチャンピオンを獲得した。

■トヨタ8号車が優勝、逆転でマニュファクチャラーズタイトル獲得! ドライバーズタイトルはポルシェ6号車|WECバーレーン

 一方、コンストラクターズタイトル争いは僅差で、トヨタは優勝すればライバルの結果にかかわらずタイトル獲得できるという状況。トラブルで7号車を欠く中で、8号車は一時後方沈みながらも優勝をもぎ取り、トヨタがコンストラクターズランキング6連覇を果たした。

 来る2025年も、トヨタは強力なドライバーラインアップを維持。コンストラクターズタイトル7連覇とともに、ドライバーズタイトル奪還とル・マン24時間レースでの6回目の勝利を目指す。

 トヨタはWECでの優勝や世界チャンピオンを経験した実力のあるドライバーを揃え、TGRの使命である「モータースポーツを起点としたもっといいクルマづくり」、及び「モータースポーツの魅力と持続可能なモータースポーツ活動の追求」に引き続き貢献していくとしている。

 トヨタ7号車は小林可夢偉、マイク・コンウェイ、ニック・デ・フリーズの2年目を迎えるトリオ。2024年は1勝をマークし、小林とデ・フリーズがランキング3位となった。

 8号車はセバスチャン・ブエミ、ブレンドン・ハートレー、平川亮という3人。3シーズンで2度のチャンピオン、1度のル・マン制覇を果たしている。

 2025年シーズンは、2月28日(金)のカタールで開幕。11月8日(土)の最終戦バーレーン戦まで、全8戦が予定されている。第93回ル・マン24時間レースは6月14日~15日、トヨタのホームレースである富士6時間レースは9月28日(日)に決勝が開催される予定だ。

 ラインアップ発表に際し、チーム代表を兼任している小林ほか各ドライバーは次のようにコメントを寄せている。

■小林可夢偉(チーム代表兼7号車ドライバー)

「2025年シーズンもドライバーラインアップにトップドライバーが揃い、自分もまたその一員となれて嬉しいです。ドライバー全員、そしてチーム全体のチームスピリットと一体感は、年を追うごとに、レースを重ねるごとに強まっています」

「今年もトヨタとパートナーの皆様の大きなサポートのおかげで、何度か良い結果を残すことができました。しかし、我々はさらなる成功を目指しています。WECハイパーカーカテゴリーでの競争は大変な挑戦であり、非常に強力なライバルとの戦いですが、これまでも全てのレースでパフォーマンスを向上させるための努力を続けてきましたし、来シーズンも続けていきます」

「トヨタファミリーの一員として、変わらないラインアップによりお互いを知り尽くしたドライバーとチームメンバーで、耐久レースの世界での成功を目指し戦います。2025年への挑戦へ向け、チームの士気は高まっています」

■マイク・コンウェイ(7号車ドライバー)

「2025年もTOYOTA GAZOO Racingの7号車のドライバーとして走れることに、興奮が抑えきれません。このチームで過ごしてきた、この10年間は喜びであり、本当に家族の一員であるように感じています」

「今年は我々にとっては色々あった1年でしたが、ドライバーとして上手くやれたと思いますし、強力なチームスピリットと共に非常に楽しく過ごせた1年でもありました。お互いに、常に最高レベルのパフォーマンスを発揮するよう刺激し合っており、本当に楽しいです。2025年のスタートが待ちきれません」

■ニック・デ・フリーズ(7号車ドライバー)

「来年も可夢偉とマイクとともに7号車で走れることを嬉しく思います。今年は私にとっては7号車のドライバーとして初めてのシーズンでしたが、素晴らしい1年を共に過ごすことができました。もちろん浮き沈みもありましたが、全体的には素晴らしい経験でした」

「2025年もこのチームの一員として走れることは本当に嬉しく、名誉に思っていますし、楽しみです。TOYOTA GAZOO RacingはWECで多くの歴史と、コースでの偉大な記録を残していますが、我々にはそれをさらに拡げていく、大きな野望があります。来年も勝利とチャンピオン獲得を目指し戦い続けます」

■セバスチャン・ブエミ(8号車ドライバー)

「このチームは私の家族にとっても大きな存在です。私の家族は50年以上トヨタの販売店を経営しており、私はトヨタに囲まれて育ちました。子供の頃、ジュネーブ・モーターショーでGT-One(TS020)と一緒に写真を撮ったことを覚えています」

「初めてのシーズンだった2012年からチームの一員として、これまでに多くの好成績を収めることができたことは素晴らしいことです。さらなるル・マンでの勝利と世界チャンピオン獲得のチャンスを与えてくれたTOYOTA GAZOO Racingの皆様に感謝しています」

■ブレンドン・ハートレー(8号車ドライバー)

「TOYOTA GAZOO Racingで引き続き走れることはとても嬉しいですし、そのチャンスを与えてくれたチームとトヨタに本当に感謝しています。8号車の2024年シーズンは理想的ではありませんでした。チャンピオンとしてシーズンに臨み、ル・マンでも活躍できることを期待していましたが、いつも望み通りに行くものでもないのがモータースポーツです」

「しかし、我々の士気は高く、周りには心から信頼できるチームメンバーがいます。2025年もみんなと一緒に、世界チャンピオンとル・マンに挑戦できるのがとても楽しみです」

■平川亮(8号車ドライバー)

「TOYOTA GAZOO Racingの一員としてWECに参戦して4年目のシーズンを迎えられることを嬉しく思います。もちろん、ル・マンの勝利とチャンピオン獲得を目指しますが、ハイパーカーには新たなメーカーも参入してきますし、来年も厳しい戦いになるでしょう」

「しかし、我々にはそれに負けないポテンシャルとチームスピリットがあります。トヨタとパートナーの皆様のサポートのおかげで、我々は強くなれると確信していますし、その一員として新たなシーズンに挑戦するのを楽しみにしています」

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みんなのコメント

1件
  • そにー製パスタ
    ドライバーで足引っ張ってるのは日本人なんだよなぁ…。外せとは言わないけど。
    特に平川はF1リザーブなんだからもっとしっかりしてくれ。来季も頼むぞ。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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