現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > このクルマといえばこの色! もはやほかの色が思い浮かばないレベルの車種5台

ここから本文です

このクルマといえばこの色! もはやほかの色が思い浮かばないレベルの車種5台

掲載 38
このクルマといえばこの色! もはやほかの色が思い浮かばないレベルの車種5台

 この記事をまとめると

■「このクルマといえばこの色!」と多くの人の記憶に残っているモデルとカラーを紹介

【どうせ乗るなら個性を主張】レアだが有名なボディカラーたち

■最近になって過去の名車と同じ色をまとったクルマが復活する例も出てきている

■なかにはアニメがきっかけで人気になった色も存在する

 このクルマといえばやっぱりこの色でしょ!

 スタイリングや走行性能など、クルマを印象付ける要素はさまざまありますが、ボディカラーもそのひとつです。そこで、今回は「このクルマといえばこの色」という、流行を越えるマッチングを果たした5台を振り返ってみたいと思います。

 伝説のスポーツモデルを演出

 まず最初は、日産の初代フェアレディZのオレンジです。オープンモデルのダットサン・フェアレディの後継である同車は、北米日産の社長であったミスターKこと片山 豊氏の企画により、当時の日産のイメージリーダーモデルとして1969年に登場しました。

 そのレーシングホモロゲーションモデルである「Z432R」に設定されたのがこの印象的なオレンジ。濃いブラウンなど、もともとビビッドで豊かな色調が展開された初代Zですが、このオレンジは生産台数わずか数十台とは思えないほどの強い印象を残しました。

 ご存じのとおり、今年1月の東京オートサロンでは、同車と新型の「カスタマイズドエディション」が並んで展示され、2台のオレンジ色がより一層クローズアップされていたのが印象的でした。

 クルマじゃない、新しい乗り物の色を

 2台目はホンダ・ビートの黄色です。同車は、誰にでも手が届く二輪感覚のコミューターをコンセプトに、「ミドシップ・アミューズメント」のキャッチコピーを掲げて1991年に登場したオープン2シーター。

「クルマではない新しい乗り物」を模索したこともあってか、イメージカラーの「カーニバルイエロー」もまた近未来のコミューターらしく、どこか玩具っぽい雰囲気を醸し出しました。さらに、ゼブラ柄のシートとの相性も抜群でした。

「デザインはピニンファリーナ?」なんてウワサが絶えないビートですが、この明るく彩度の高い黄色が似合うのは、スタイルのまとまりが非常に優れていることの証といえるでしょう。

 イエロー系はどのクルマでも大人気!?

 ワゴンブームの立役者を彩る

 3台目は、同じ黄色でもより柔らかな色調が印象的だったボルボ850です。240シリーズの後継として、すべてを新設計したボディはFF駆動と直列5気筒エンジンを採用。1991年に登場すると、その後のワゴンブームの火付け役になるほどのヒット作となりました。

 そして、4年後の1995年に追加されたのがターボモデルの「850T-5R」です。BTCCへの参戦もあって、もともとスポーティイメージの高かった850ですが、クリームイエローのボディがさらに気分をアップ。わずか数週間で予定販売数を売り切ったといいます。

 比較的淡いトーンとはいえ、850ほどの大きなボディに黄色が似合うのは、先のビート同様、エクステリアデザインのまとまりが非常に優れているため。したがって、1994年のグッドデザイン大賞受賞も頷けるのです。

 若者の心をとらえた鮮烈な赤

 4台目は、1980年登場の5代目マツダ・ファミリアの赤です。歴代初のFF化によるボディは、ウエッジの効いたボディに大きなキャビンを載せた、80年代的プロポーションを先取りしたもの。

 セダンも用意されましたが、エクステリアのまとまりとしては断然ハッチバックで、実際「サンライズレッド」の3ドアは「赤いXG」として爆発的なヒット作となり、「陸(おか)サーファー」なる流行語も生まれたほどです。

 マツダの赤はこの後、初代ユーノス・ロードスターでも注目され、「魂動デザイン」では「ソウルレッド」として展開されています。そのなかでも、赤いファミリアの鮮烈な赤は特別だったと思えます。

 アニメで活躍したイタリアンミニ

 さて、最後はチョット変わり種で、2代目フィアット500のアイボリーとします。「NUOVA 500」として、いまさら説明の必要もない名車ですが、ボディカラーについてはいくつか用意されていたものの、コレという決定打はありませんでした。

 そんななか、宮崎駿監督の映画「ルパン三世カリオストロの城」で、画面を縦横無尽に走りまわるアイボリーのチンクエチェントが一躍注目されたのです。じつは作画監督の大塚康生氏の愛車だったそうですが、だからこそリアルな描写が際立ったのでしょう。

 ドラマや映画に登場したクルマが人気になるのは珍しくありませんが、色も含めたクラシックカーが、これほど注目されるのは希なことかもしれません。

 以上、今回の5台はいかがでしたか? リセールバリューとしては、白やシルバーなど無彩色の人気が高いと言われますが、せっかく愛車にするなら、ボディカラーにはもっと冒険があってもいいかもしれませんね。

こんな記事も読まれています

アルピーヌ育成ツォロフとウイリアムズ育成ブラウニングが優勝分ける【正式結果/FIA F3第6戦シュピールベルク】
アルピーヌ育成ツォロフとウイリアムズ育成ブラウニングが優勝分ける【正式結果/FIA F3第6戦シュピールベルク】
AUTOSPORT web
クーペもアリ!? ダイハツ「新型コンパクトスポーツ」!? 鮮烈レッドボディのダイハツ「次期型コペン」を大胆予想! “めちゃ現実的なCG”公開に反響の声も
クーペもアリ!? ダイハツ「新型コンパクトスポーツ」!? 鮮烈レッドボディのダイハツ「次期型コペン」を大胆予想! “めちゃ現実的なCG”公開に反響の声も
くるまのニュース
ゆったり走行が魅力の一台! ホンダの原付二種レジャーモデル「CT125・ハンターカブ」徹底解剖
ゆったり走行が魅力の一台! ホンダの原付二種レジャーモデル「CT125・ハンターカブ」徹底解剖
バイクのニュース
4代目に乗って改めて噛み締める ジープラングラーのほかにはない・絶えない魅力【テリー伊藤のお笑い自動車研究所】
4代目に乗って改めて噛み締める ジープラングラーのほかにはない・絶えない魅力【テリー伊藤のお笑い自動車研究所】
ベストカーWeb
スズキの超ハイルーフ「背高SUV」がカッコいい! 悪路走破性は「現行ジムニー」超え!? アウトドアで大活躍の「斬新クロカン」に反響集まる!
スズキの超ハイルーフ「背高SUV」がカッコいい! 悪路走破性は「現行ジムニー」超え!? アウトドアで大活躍の「斬新クロカン」に反響集まる!
くるまのニュース
フェルスタッペンとノリスの接触は、F1イギリスGPにとって福音だった? 開催直前、苦戦していた観戦券の売れ行きが急加速
フェルスタッペンとノリスの接触は、F1イギリスGPにとって福音だった? 開催直前、苦戦していた観戦券の売れ行きが急加速
motorsport.com 日本版
「子どもが乗ってるからセーフ」は普通にアウト! 駐禁場所にクルマを「停車」させてもいいケースとは
「子どもが乗ってるからセーフ」は普通にアウト! 駐禁場所にクルマを「停車」させてもいいケースとは
WEB CARTOP
WRC『69』戦目で劇的勝利の“スーパーサブ”ロバンペラ。ぶっつけ本番で出走も王者の貫禄見せる
WRC『69』戦目で劇的勝利の“スーパーサブ”ロバンペラ。ぶっつけ本番で出走も王者の貫禄見せる
AUTOSPORT web
タイヤ内圧違反で10位に落ちたマルケス、不可抗力を主張。将来的にはFIMがルール見直しか?「検討の余地があると言われている」
タイヤ内圧違反で10位に落ちたマルケス、不可抗力を主張。将来的にはFIMがルール見直しか?「検討の余地があると言われている」
motorsport.com 日本版
超オシャレな日産「新型軽ワゴン」がスゴい! 高級「ジーンズシート」に斬新「ブルー×グレー」2トーン採用! 市販化期待される「ルークス」カスタムモデルとは
超オシャレな日産「新型軽ワゴン」がスゴい! 高級「ジーンズシート」に斬新「ブルー×グレー」2トーン採用! 市販化期待される「ルークス」カスタムモデルとは
くるまのニュース
テインの純正互換ショック「EnduraPro」にトヨタ『カローラスポーツ』、BMW『2シリーズ』の適合が追加
テインの純正互換ショック「EnduraPro」にトヨタ『カローラスポーツ』、BMW『2シリーズ』の適合が追加
レスポンス
「外房に高速道路を、早く!」 “房総半島ぐるり”は実現するか 浮彫りになった“焦り”
「外房に高速道路を、早く!」 “房総半島ぐるり”は実現するか 浮彫りになった“焦り”
乗りものニュース
メルセデス代表、”勝てるぞ”無線を猛省……「調子に乗ってしまった。本当に恥ずかしい」|F1オーストリアGP
メルセデス代表、”勝てるぞ”無線を猛省……「調子に乗ってしまった。本当に恥ずかしい」|F1オーストリアGP
motorsport.com 日本版
【首都高情報】首都高速が2024年7月の渋滞予想カレンダーを発表。夏休みが始まる中旬以降は混雑する日が増える!
【首都高情報】首都高速が2024年7月の渋滞予想カレンダーを発表。夏休みが始まる中旬以降は混雑する日が増える!
Webモーターマガジン
7速MTだからこそ味わえる「スポーツカーの醍醐味」 ツウ好みのポルシェ「911カレラT」の魅力とは? 買うなら今がラストチャンスか!?
7速MTだからこそ味わえる「スポーツカーの醍醐味」 ツウ好みのポルシェ「911カレラT」の魅力とは? 買うなら今がラストチャンスか!?
VAGUE
ホンダ新型「N-BOX SUV」まもなく発売!? アウトドア風“ジョイ”どんなモデル? 販売店に寄せられる声とは
ホンダ新型「N-BOX SUV」まもなく発売!? アウトドア風“ジョイ”どんなモデル? 販売店に寄せられる声とは
くるまのニュース
注目度100%のスタイリング! ヤマハの新型『XSR900 GP』に試乗します~小野木里奈の○○○○○日和~
注目度100%のスタイリング! ヤマハの新型『XSR900 GP』に試乗します~小野木里奈の○○○○○日和~
バイクのニュース
「バーグマンストリート125EX純正トップケース購入サポートキャンペーン」━━毎日使うスクーターには便利なトップケースを!
「バーグマンストリート125EX純正トップケース購入サポートキャンペーン」━━毎日使うスクーターには便利なトップケースを!
モーサイ

みんなのコメント

38件
  • 反対に、この車でこの色を選ぶセンスが分からんと言うのは たまにある。
  • 実はスイフトスポーツで一番売れているのはパールホワイトで黄色は3番目。
    選外で当たり前。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村