地中海の風 ついに登場
マセラティは、新型SUVのグレカーレを3月22日に公開すると発表した。一般公開に先立ち、最終的なデザインがほぼ明らかにされている。当初は昨年の発表を予定していたが、半導体の供給不足により生産開始が遅れた。
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グレカーレは、マセラティにとって2台目のSUVモデルであり、販売戦略上の重要な位置を占めている。デザインを見ると、足回りの大部分を共有するアルファ・ロメオ・ステルヴィオと同サイズだが、大型のレヴァンテの影響が見て取れる。
グレカーレの車名は「地中海の激しい北東風」にちなんで名付けられた。マセラティ第2のSUVとして、同社の復活計画の重要な一部を担っている。
生産はイタリア・カッシーノにあるFCAの工場でアルファ・ロメオ・ステルヴィオと同じラインで行われる。マセラティは、この工場に約8億ユーロ(約1050億円)の投資を計画している。
ステルヴィオとはアンダーパーツの多くを共有し、2022年までには完全EVバージョンも登場する見込みだ。パワートレインは、ギブリやレヴァンテと同じマイルド・ハイブリッドの2.0Lターボや、MC20に採用された新開発のV6エンジン「ネットゥーノ」をダウンチューンしたものなどが設定されると考えられる。
マセラティらしいデザインと走り
マセラティのグローバル戦略責任者であるフランチェスコ・トノンは、AUTOCARに対し、グレカーレは「このクラスで最も実用的でありながら、ラグジュアリーでもある」と述べた。
「クラス最高のデザインと機能を備えています。もちろん、マセラティであることに変わりはなく、クラス最高のパフォーマンスとハンドリングも提供します」
2025年には、マセラティの販売台数の70%をSUVが占め、セダンは15%に減り、MC20などのスポーツカーは5%になると予想されている。
グレカーレの存在は、FCAの前CEOであるセルジオ・マルキオンネが2018年に初めて明かしたもので、製品ラインナップの全面的な見直しの一環として発表された。
また、クーペ、コンバーチブル、完全EVの3つのバリエーションを持つMC20に加えて、新型グラントゥーリズモとグランカブリオも計画されている。
また、2023年および2024年には、新世代のレヴァンテとクアトロポルテにも電動パワートレインが搭載される予定だ。最上級仕様では、800Vの電気システムと3基のモーターを使用する。
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