ミサノ・サーキットでMotoGP第8戦エミリア・ロマーニャGPの予選が行なわれ、ヤマハのマーベリック・ビニャーレスがポールポジションを獲得した。
FP3までの総合タイムによって決まる予選組分けだが、中上貴晶(LCRホンダ)は総合7番手タイムで直接Q2への進出を決めた。一方、アンドレア・ドヴィツィオーゾ(ドゥカティ)やジャック・ミラー(プラマック)、アレックス・リンス(スズキ)といった有力ライダーがQ1からの出走となった。
■ビニャーレス、フルタンク状態にいまだ苦戦。解決策は「見つかっていない」
Q1開始時のコンディションは気温26℃、路面温度41℃だ。
セッションが開始されると、リンスが先頭となって続々とコースイン。最初のアタックではミゲル・オリベイラ(テック3・KTM)が1分31秒875でトップタイム。2番手にはアレイシ・エスパルガロ(アプリリア)が1分31秒912で続いた。
残り8分、イケル・レクオナ(テック3・KTM)が1分31秒715でトップタイムを更新し、ドヴィツィオーゾが1分31秒801をマークして2番手に続いたことで、オリベイラとアレイシはQ2圏内から蹴落とされた。
後半のアタックでは最速ペースを刻んでいたヨハン・ザルコ(アビンティア)が転倒を喫し、タイムを更新できなかった。しかしマシンにはダメージが少なく、そのまま走行を再開した。
その後ろではジャック・ミラー(プラマック)が1分31秒559をマークし、トップタイムを更新した。
ラストアタックではレクオナ、ドヴィツィオーゾ、ザルコらが続々と最速ペースでコースを周回。そしてドヴィツィオーゾが1分31秒612で2番手に浮上した。レクオナとザルコも自己ベストを更新してきたがQ2進出には手が届かず、最終的にQ2へ駒を進めたのはミラーとドヴィツィオーゾのドゥカティ勢となった。
ポールポジションを争うQ2が開始されると、マーベリック・ビニャーレス(ヤマハ)が先頭でコースイン。ビニャーレスは1分31秒647を記録し、これがひとまずのトップタイムとなった。
開始5分、フランチェスコ・バニャイヤ(プラマック)が1分31秒313とタイムを大きく更新し、トップが入れ替わった。またファビオ・クアルタラロ(ペトロナス・ヤマハSRT)も1分31秒397と僅差の好タイムを刻み、2番手につけた。
ビニャーレスは早めにピットインして再度出走すると1分31秒386で2番手タイムを記録。彼は連続でアタックを行なうと1分31秒268と自己ベストを更新し、トップに躍り出た。
残り4分半、中上がFP4で転倒したのと同じターン15でクラッシュ。残念ながらこれで中上の予選アタックは終了となった。
セッション残り1分を切り、各ライダーが最後のアタックに突入。その中でもバニャイヤがFP3で自身が記録したコースレコードを更に塗り替える1分30秒973を記録し、トップに浮上した。しかしこのラップはトラックリミット違反が認められ、タイムが抹消。幻のレコードタイムとなった。
一方ビニャーレスが1分31秒077と、自己ベストを更新。一時はミラーやクアルタラロらに上回られていたが、トップタイムを奪い返した。
これで予選Q2は終了。ビニャーレスが前戦サンマリノGPから連続でポールポジションを獲得した。2番手はミラー、3番手はクアルタラロだ。地元戦のバレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)は7番手となった。
中上は転倒によってタイムを縮めることができず、12番手からのスタートとなった。
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