2023年9月28日、メルセデス・ベンツ日本はマイナーチェンジした「GLE」および「GLEクーペ」を発表して発売を開始した。
マイルドハイブリッドのISGを全グレードに採用
GLEは、1998年に登場した「Mクラス」をルーツとする、メルセデス・ベンツのアッパーミドルクラス SUVだ。2011年に登場した3代目Mクラスが2015年のマイナーチェンジ時に「GLE」と名称を変更。現行型は2019年に登場した2代目となる。GLEクーペは、その名のとおりGLEをベースにしたクーペSUVとして2016年に初代が誕生し、現行型は2020年に登場した2代目となる。
●【くるま問答】ガソリンの給油口は、なぜクルマによって右だったり左だったりするのか
今回のマイナーチェンジでは、まず外観はメルセデスSUVの統一感ある新デザイン ヘッドランプや、クロームの小さなスリーポインテッドスターが無数に散りばめられたスターパターン フロントグリル、SUVらしさを強調した新デザインのフロントバンパーなどを採用。
インテリアでは、最新世代のステアリングホイールを採用。これはリムに静電容量式センサーを備えたパッドを採用して、ステアリングホイールにかかるトルクがなくともドライバーがステアリングホイールを握っていることが認識され、ディスタンスアシスト ディストロニックの使い勝手を向上している。
日本仕様のパワートレーンは、「GLE300d」には2.0Lの直4ディーゼルターボ、「GLE450d」には3.0Lの直6ディーゼルターボ、そして「メルセデスAMG GLE53」には3.0Lの直6ガソリンターボエンジンを搭載している。いずれのエンジンもISG(インテグレーテッド スターター ジェネレーター:オルタネーターとスターターの機能も兼ねた電気モーター)と48V電気システムを組み合わせている。
これにより、従来のハイブリッド車のような回生ブレーキによる発電を行い、約1kWhの容量のリチウムイオンバッテリーに充電する。エンジンが低回転時には、その電力を利用して動力補助を行うことで、高い効率性と、力強い加速を実現。スターターが高出力な電気モーターとなることで、エンジン始動時の振動を抑え、エンジンスタートおよびアイドリングストップの際の再スタートの快適性を向上する。
安全&快適装備もハイレベルで充実
さらに、スイッチ操作1つでエンジンやトランスミッションの特性を切り替えるダイナミックセレクトの中に「オフロード」モードを加え、雪道や悪路での走破性を高める。また、「DSR(ダウンヒル・スピード・レギュレーション)」も備えており、急な下り坂での安定した走行をサポートする。
オフロード モードでは、360度カメラシステムを使い「トランスペアレントボンネット」機能が使用できる。これはメディアディスプレイにクルマのフロント部分下方の路面の映像(フロントタイヤとその操舵方向を含む)を仮想的に映し出す機能で、進路上にある大きな石や深い窪みなどの障害を車外に出ることなく確認することができる。
そのほか、コックピットディスプレイおよびメディアディスプレイに情報や操作スイッチ類などさまざまな機能を分かりやすく配置する新開発のオフロードスクリーン、MBUX AR(仮想現実)ナビゲーションなどを装備し、安全&快適装備はメルセデス・ベンツらしく高度なレベルで充実している。
グレードと車両価格(税込)は、以下のとおりだ。全グレードとも、トランスミッションは9速AT、駆動方式は4WD、そしてハンドル位置は右のみとなっている。
メルセデス・ベンツ GLE
GLE300d 4マティック:1376万円
GLE450d 4マティック スポーツ:1466万円
メルセデスAMG GLE53 4マティック+:1728万円
メルセデス・ベンツ GLEクーペ
GLE450d 4マティック スポーツ クーペ:1480万円
メルセデスAMG GLE53 4マティック+ クーペ:1805万円
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