美しく伸びやかなデザインや専用の快適装備、スポーティな走行性能を備えながら、メルセデス・ベンツが築き上げてきたクーペの伝統と歴史を受け継ぐブランニューモデル、新型『CLEクーぺ』が上陸。3月18日より発売が開始されている。
従来のヒエラルキーで言えば“C”と“E”のちょうど中間に位置する新型CLEクーぺは、プラットフォームにC/E/Sの各クラスで使用される“MRA II”を活用しつつ、全長4850mm、全幅1860mm、そして全高1420mmという絶妙なサイズ感により、流麗かつ優雅でエモーショナルなスタイリングを手にした。
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エクステリアでは、ワイドなAシェイプのフロントグリルと僅かに逆スラントとしたシャークノーズ、そしてスリムなフルLEDヘッドライトを備え、これも片側100万画素以上の高解像度を誇るデジタルライトを標準装備とし、照射距離を大幅に拡大するウルトラハイビームや、対向車や前走車などを検知しハイビームが当たらないよう照射範囲を調節するアダプティブハイビームアシスト・プラスも備える。
サイドビューでも滑らかなルーフラインが美しいクーペシルエットを形成し、AMGラインエクステリアが標準採用された力強さとスポーティさも兼ね備えつつ、張り出したリヤフェンダーと左右をダークレッドのトリムで繋いだ2ピースデザインのスリムなリヤコンビネーションランプまでが、シームレスなラインを見せている。
一方のインテリアでも、正面の12.3インチ高解像度ディスプレイに加え、11.9インチのメディアディスプレイを6度ドライバー側に傾けたデザインとしコクピット感を演出。フロントシートには専用開発のスポーティなデザインを採用し、こちらも標準のAMGラインインテリアにより独創的な3ツインスポークとフラットボトムデザインが特徴のマルチファンクションステアリングや、ARTICO(アルティコ)ダッシュボードなどスポーティかつ上質な室内空間に仕立てられている。
■モーターにより短時間ながら電動ブーストが可能に
さらに、これまで以上に学習能力を高めた第3世代のMBUX(メルセデス・ベンツ・ユーザー・エクスペリエンス)の一環として、シンプルかつ柔軟な新しいユーザーインターフェースである“ゼロレイヤー”も採用。
従来までのAI音声認識によるアシスタントやAR(拡張現実)ナビに加え、ユーザーの習慣や状況に応じて各種情報や機能を流動的かつ予測的に表示する先進的なインターフェースとなり、トップ画面上に必要な情報や機能を必要なときに表示することで、画面スクロールや階層を辿る必要のない快適な操作感がもたらされる。
また、運転席のシートメモリーやミラー位置の設定、アンビエントライトのカラー設定、お気に入りのラジオ放送局、その他の機能を保存できるパーソナライゼーションや、日々行う車内での操作を簡略化するルーティン機能などを組み合わせることで、車内での操作負担を軽減するあらゆる機能が盛り込まれている。
導入時点では、最高出力204PS(150kW)、最大トルク320Nmを発揮する2リッター直列4気筒直噴ターボの『M254』に、第2世代のISG(インテグレーテッド・スターター・ジェネレーター)を組み合わせた“CLE200クーペ・スポーツ”のモノグレード展開となり、エンジンと9G-TRONICの間に配置されたモーターにより、短時間ながら最大で23PS(17kW)、205Nmの電動ブーストが可能となる。
脚元では標準のスポーツサスペンションに加え、オプション設定のドライバーズパッケージ装着により、連続可変ダンピングシステム搭載のダイナミック・ボディ・コントロールサスペンションや、最大2.5度の逆位相が可能なリヤアクスルステアリング、そして合計4つの走行モードを備えるダイナミック・セレクトも用意される。
そのほか、フレグランス機能やイオナイザー機能、エアフィルター機能の3つを兼ね備えたエアバランスパッケージや、おなじみのブルメスター3Dサラウンドサウンドシステムなど、プレミアムクーペに相応しい数々の専用装備も設定され、価格は850万円(税込)となっている。詳細についてはメルセデス・ベンツの公式サイト(https://www.mercedes-benz.co.jp/passengercars/models/coupe/c236-23-2/overview.html)まで。
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