F1のオーナー企業であるリバティ・メディアは、グレッグ・マフェイ社長兼CEOが2024年末までに退任することを発表した。
マフェイがアメリカの投資企業であるリバティ・メディアに入社したのは2005年。翌年2月にはCEOに就任し、長らく組織を率いてきたが、今年で満了となる契約を更新しないことを選択した。
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マフェイの後任には、リバティ・メディアのジョン・マローン会長が暫定的に就任する。そしてマフェイはシニア・アドバイザーとして、同社の経営体制の移行を円滑に進める役割を担うという。
リバティ・メディアは2017年にF1を買収。その後F1はアメリカをはじめとする世界各国で人気を伸ばし、より一層強大なエンターテインメントに成長した。またリバティは2輪ロードレースの世界最高峰カテゴリーであるMotoGPも買収すると発表し、ますますその勢力を拡大しているが、マフェイはCEOとして、それらの原動力になったと言える。
CEO退任に際し、マフェイは次のようにコメントした。
「私がリバティ・メディアの指揮を執ってきた約20年間は、信じられないほどやりがいがあり、刺激的で、限りなく波乱に満ちたものだった」
「本日のリバティ・メディアとリバティ・ブロードバンドの発表にもあったように、私が在任中に完了したリバティによる全ての買収は、株主がより直接的に利益を享受できる構造になっている」
「企業構造は最適化され、投資先企業は有能な経営陣を擁して強力な立場を築いている。リバティのようなダイナミックな組織を去るのは決して簡単なことではないが、今がその時だと確信している」
「私は、会長のジョン、取締役会、リバティ社およびその関連企業全体の経営陣、そして株主と共に働き、彼らから学ぶことを心から楽しんできた」
そして会長であるマローンは、マフェイのこれまでの働きに感謝し、次のように述べた。
「リバティ・メディアの取締役会を代表して、グレッグのリーダーシップ、創造性、献身に感謝する」
「2005年の入社以来、グレッグはリバティの成長における重要な局面において、常に最前線に立ってきた。彼は資産基盤を拡大し、株主にとって会社をより良く、より価値のあるものに成長させてきた。その中では、同時に5つもの上場企業を監督したこともある」
「特に本日の発表を受けて、当社はかつてないほどシンプルで焦点が明確なものとなった。これはグレッグのリバティでの熟練したキャリアを締めくくるにふさわしいものだと言える。グレッグが次のステージに踏み出すにあたり、彼の成功を祈るとともに、アドバイザーとしての継続的なサポートに感謝したい」
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