ハースF1、平川亮をリザーブドライバーに起用！ 次戦バーレーンGP含め、計4回のFP1走行も予定

ハースF1チームは第4戦バーレーンGP以降、公式リザーブドライバーとして平川亮を起用することを発表した。

現在、世界耐久選手権（WEC）にTOYOTA GAZOO Racingから参戦している平川。昨年12月にアブダビで行なわれたポストシーズンテストでハースVF-24をドライブしている。

今季はアルピーヌのリザーブドライバーを務めており、先日の日本GPではジャック・ドゥーハンに代わりFP1に参加。ピエール・ガスリーを上回る12番手のタイムを叩き出す素晴らしい走りを見せた。

ハースはTOYOTA GAZOO Racingとテクニカルパートナーシップを結んでおり、トヨタはF1の場でドライバー、エンジニア、メカニックの人材育成を行ないながら、トップレベルのデータ解析技術を学び、それらを市販プロダクトに活かしてくと説明しており、今回の平川起用もその一環だと見られる。

ハースは平川のリザーブ就任と合わせ、計4戦で平川をFP1で走らせると発表。次戦バーレーンGPのFP1（4月11日）で早速、オリバー・ベアマンのマシンで走行する予定だ。

またスペインGP、メキシコシティGP、アブダビGPでも平川がFP1を担当する予定となっている。

「マネーグラム・ハースF1チームに加入することになり、とてもうれしく思っています。 チームとの新しい旅が本当に楽しみです」

そう平川はコメントを寄せた。

「バーレーンでは初めてのFP1セッションをドライブしますし、2週連続でレースウィークエンドをドライブするのはエキサイティングなことです」

「この機械を与えてくれた小松さん（小松礼雄／ハース代表）、モリゾウさん（豊田章男トヨタ自動車会長）、TOYOTA GAZOO Racingに感謝したいです」

また小松代表は、「亮をマネーグラム・ハースF1チームに迎えることができ、彼の経験がVF-25の知識と理解を深めてくれることをうれしく思います」と語った。

「昨年のポストシーズンテストでも、彼のフィードバックは非常に詳細なものでした。今年、亮に4つの異なるサーキットでの貴重な走行時間を提供できることは、チーム全体の助けになるでしょう」

「TOYOTA GAZOO Racingとのコラボレーションの一環として、新たな才能をチームに迎え入れることは素晴らしいことです」

「彼のようなドライビングセンスを持つレーサーと仕事ができることは、本当に喜ばしいことです」

ハースでのリザーブ起用によって、アルピーヌでの役割がどうなるかはまだ分かっていない。アルピーヌの公式サイトには平川に加え、フランコ・コラピントやポール・アロン、クシュ・マイニの合計4人のテスト・リザーブドライバーが掲載されたままとなっている。

追記：後にアルピーヌF1のサイトから、平川の写真が削除された。つまり平川はアルピーヌを離脱し、ハースに加入するということになるようだ。

Comments

[fut********]

良い選手だよ。
少ない出番でも、きっちり走る。
フル参戦を観たい。

[cys********]

平川選手の昔ポルシェカップの走りを見た時から絶対に有名になると思いました
周りとは比較にならない異次元の走行でした
あと一歩前に出てレギュラードライバー目指して下さい。