ダッジが考える未来のマッスルカー
米国の自動車メーカー、ダッジは、EVコンセプトカー「ダッジ・チャージャー・デイトナSRTコンセプト」を公開した。チャージャーをベースにしたモデルで、「未来の電動マッスルカー」と呼ばれている。
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ダッジ・チャージャー・デイトナSRTコンセプトは、ミシガン州で開催されたイベント、ダッジ・スピードウィークで披露されている。
800Vの充電システムを備えたバンシー(Banshee)という新しいパワートレインを特徴とし、従来のヘミ、ヘルキャット、レッドアイのモデルラインと比較して「パフォーマンスの頂点」を引き上げるものとしている。
四輪駆動を採用し、ダッジは「あらゆる主要性能指標」においてヘルキャットより速いと謳っている。
パワーやパフォーマンスの詳細については明らかにされてないが、1970年にNASCARで初めて320km/hを記録したチャージャー・デイトナにインスパイアされたものであるいう。
また、V8エンジン搭載車のような126dBのサウンドを出す「フラッツォニック・チャンバー・エグゾースト」システムを搭載している。アンプとチューニング・チャンバーで構成され、リアに搭載されるという。
空力重視のデザインと実用的なインテリア
デザインは標準のチャージャーに似ているが、エアロダイナミクスが向上しているとのこと。フロントのウィングやカーボンファイバー製のインテーク、イルミネーション付きのフロントグリルが特徴だ。
インテリアでは、12.3インチのスクリーンと16インチの曲面インストゥルメント・クラスター、8.3インチのヘッドアップディスプレイ、アンビエントライトなどが装備されている。
フラットに折り畳めるリアシートや広い収納スペースなど、実用性も兼ね備えた仕様となっている。
ダッジのティム・クニスキーズCEOは、次のように述べている。
「ダッジ・チャージャー・デイトナSRTコンセプトは、パフォーマンスを追求したからこそ存在するのです。ダッジはマッスル、アティテュード、パフォーマンスのブランドです。将来の電動マッスルカーを体現する特許、イノベーション、パフォーマンス機能を満載したコンセプトを通じて、BEVセグメントへと参入します」
「このコンセプトモデルは、自動車ショーでサーキットを走るだけでなく、1/4マイルを猛スピードで駆け抜けることができます。そして、製品サイクルの面では、ダーウィンを凌駕しています。チャージャー・デイトナは、ダッジの方向性を示すだけでなく、その過程でアメリカン・マッスルを再定義するものなのです」
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