スコダの最新デザイン採用
text:James Attwood(ジェームズ・アトウッド)
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translator:Takuya Hayashi(林 汰久也)
スコダは、7人乗りSUVのコディアックのフェイスリフトを発表した。新技術を採用するとともに、ブランドの最新デザインに合わせたスタイルに変更。価格は2万7650ポンド(425万円)からで、グレードはSE、SE L、スポーツライン、L&K、そしてフル装備の最上位モデルであるvRSが用意されている。
全モデルにLEDヘッドライト、ダイナミック・インジケーター、延長されたブラックのリアスポイラー、グレーのインテリア・ステッチが標準で採用されており、SE以外の全モデルにはLEDマトリックスヘッドライトが備わっている。
SE Lは3万1895ポンド(491万円)からで、19インチのアロイホイール、クロームルーフレール、フロアマットが追加される。スポーツラインは3万5805ポンド(551万円)からで、リアビュー・パーキング・カメラが追加される。4万1720ポンド(642万円)のL&Kでは、シュコダのバーチャル・コックピットが搭載される。
今回のモデルチェンジでは、ガソリンエンジンを搭載したパフォーマンスモデルvRSがラインナップに加わり、空力を考慮された20インチのアンスラサイト・アロイホイールが採用された。
昨年末には、排ガス規制の強化に伴い、240psのツインターボディーゼルモデルが廃止されてしまった。これに代わるモデルがvRSと言えるだろう。価格はまだ確認されていない。
60万台以上売れた7人乗りSUV
コディアックは、スコダのSUVラインナップの急先鋒として2016年に発売され、その後、小型のカミックとカロックが続いている。発売以来、全世界で60万台以上を売り上げている人気モデルだ。
プラットフォームには、フォルクスワーゲン・ティグアンやセアト・タラッコと同じ、フォルクスワーゲン・グループのMQBを採用している。
今回のフェイスリフトでは、フロントグリルが直立し、ボンネットも高くなったほか、前後バンパーやLEDマトリクスを初採用したヘッドライトのデザインが一新され、全体的にリフレッシュされた。
SE、SE Lでは、フロントおよびリアエプロンにアルミニウム風のディテールを追加し、「オフロードスタイル」を強調している。また、空力特性を最適化し、CO2排出量を削減するために、新しいリアスポイラーと、リアウィンドウの側面に「ヒレ」を追加した。
インテリアにも改良が加えられ、電動調整式のレザーエルゴノミックシートをはじめとする新しいシートデザインが採用されている。また、SEおよびSE Lには、リサイクルのビーガン素材を使用した「エコ」シートがオプションで用意されている。
また、10.25インチのデジタルディスプレイ「バーチャル・コックピット」を全車にオプション設定し、新たに10スピーカーのカントン(CANTON)製サウンドシステムも採用。8インチのインフォテインメント・タッチスクリーンを標準装備しているが、9.2インチもオプションで選択できる。また、アンビエントライトも刷新されている。
新世代ディーゼルも搭載
パワートレインには、149psおよび190psの1.5L TSIガソリンエンジンと、149psと200psの2.0L TDIディーゼルエンジンが搭載される。最もパワフルな2.0Lのガソリンエンジンは、vRSモデルにのみ搭載される。
エントリーモデルには6速MTと前輪駆動、その他のモデルには7速ATが標準装備され、高出力モデルは全輪駆動となる。
ディーゼルエンジンはフォルクスワーゲン・グループの最新世代のもので、スコダによると、窒素酸化物の排出量を最大80%削減するツインドージングシステムを採用しているという。
最新モデルのコディアックは欧州で7月に発売される予定だ。生産はチェコ、中国、インド、ロシアの工場で行われる。
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