現在位置: carview! > ニュース > スポーツ > 物議を醸すペナルティポイント制度、今季終了後に見直し? FIAがオープンな姿勢示す

ここから本文です

物議を醸すペナルティポイント制度、今季終了後に見直し? FIAがオープンな姿勢示す

掲載
物議を醸すペナルティポイント制度、今季終了後に見直し? FIAがオープンな姿勢示す

 ペナルティポイントの累積により、2024年のF1アゼルバイジャンGPを出場停止となったハースのケビン・マグヌッセン。この件をきっかけとして、ペナルティポイントの制度について話し合いが行なわれるようだ。

 マグヌッセンは今シーズン度々ペナルティポイントを加算されてきたが、第15戦イタリアGPではピエール・ガスリー(アルピーヌ)と接触したことで2点がさらに加算。これで累計12点となり、次戦出場停止処分が科されることとなった。これは現行システム採用後初めて出場停止となった事例だ。

■F1とレゴがパートナーシップ締結! 2025年以降、全チーム製品化へ

 しかしマグヌッセンが出場停止となったことについて、ライバルのドライバー達からもペナルティポイントのシステムに対する批判的な声が挙がった。出場停止の最後の一押しとなったイタリアGPで接触した相手の、ガスリーすらそのひとりだ。

 マグヌッセンが出場停止となったアゼルバイジャンGPのドライバーズブリーフィングではこの件が議題にあがり、FIAはドライバーの意見を聞いたあとに、現在のルールを見直す可能性について、柔軟な姿勢をとるようになったという。

「ああ、僕は彼らに前に進むように頼んだよ」と、ガスリーはドライバーズブリーフィングでの会話について語った。

「スポーツとして、誰かがこういった形でペナルティを受けるのを見るのは嫌だからね。それに、少し厳しすぎるという考えもあったんだ」

「そして、彼らは見直すこと、そして前進することに柔軟な姿勢をとっているのは間違いないと思う。それが一番大事なことだ」

 ただmotorsport.comの調べでは、ペナルティポイントのシステムの見直しプロセスは、今のところF1の利害関係者によって整備はされていないはずだということも分かっている。

 まず最初に、F1のスポーツ諮問委員会(フォーミュラ・ワン・マネジメント、FIA役員、各チームのスポーティングディレクターで構成される)がこの件について議論する必要がある。

 そしてスポーツ諮問委員会での話し合いは、2024年シーズンが終了したあとに行なわれるようだ。FIAとしては、見直しによって競技全体を損ねることは避けたいため、シーズン中のルール変更をしない方針となっている。

 もしスポーツ諮問委員会でペナルティポイント制度の見直しが必要と結論付けられれば、ルール変更の採択に向けて、FIAによってF1のステークホルダーに提示されることになる。

 なおmotorsport.comの調べでは、FIAはアゼルバイジャンGPのブリーフィングで、ドライバー達に対して各グランプリで科されるペナルティポイントを分析した結果、平均2.2ポイントだと伝えていたという。そしてマグヌッセンが今年スチュワードから何らかの裁定を下された回数は17回。これらの数字を照らし合わせることで、ドライバーの理解を促したようだ。

 なお現行のペナルティポイントルールは、2022年と2023年シーズンの全ての競技インシデントに基づいて微調整がされている。その結果、現在ではトラックリミット違反などの軽微な違反ではペナルティポイントが付与されないようになっている。

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油5円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

【MotoGP】バニャイヤの来季は評価確立に重要か……「マルケスに勝てば全ての疑問を拭い去れる」とドヴィツィオーゾ
【MotoGP】バニャイヤの来季は評価確立に重要か……「マルケスに勝てば全ての疑問を拭い去れる」とドヴィツィオーゾ
motorsport.com 日本版
トヨタ新型「RAV4」初公開!? 最上級の“タフモデル”「“本格”仕様」用意か? ド迫力ワイドボディの「RAV-X」米に登場で期待高まる
トヨタ新型「RAV4」初公開!? 最上級の“タフモデル”「“本格”仕様」用意か? ド迫力ワイドボディの「RAV-X」米に登場で期待高まる
くるまのニュース
足つき性を向上しよりフレンドリーに!! カワサキのモタード「KLX230SM」2025年モデル発売
足つき性を向上しよりフレンドリーに!! カワサキのモタード「KLX230SM」2025年モデル発売
バイクのニュース
時代は4点から6点へ! 進化するサーキット用シートベルトと安全デバイス~カスタムHOW TO~
時代は4点から6点へ! 進化するサーキット用シートベルトと安全デバイス~カスタムHOW TO~
レスポンス
前後17インチのモタード「KLX230SM」(2025年型)は、足周りとエンジンのセッティングを最適化!616,000円  
前後17インチのモタード「KLX230SM」(2025年型)は、足周りとエンジンのセッティングを最適化!616,000円  
モーサイ
シトロエン ベルランゴ/ベルランゴ ロング【1分で読める輸入車解説/2024年最新版】
シトロエン ベルランゴ/ベルランゴ ロング【1分で読める輸入車解説/2024年最新版】
Webモーターマガジン
【外遊び系Kカー】三菱デリカミニはオフロードも強いデリカの弟分。もう一歩踏み込める、頼もしい本格派
【外遊び系Kカー】三菱デリカミニはオフロードも強いデリカの弟分。もう一歩踏み込める、頼もしい本格派
カー・アンド・ドライバー
驚異の9人乗り!? ダイハツ「すごいミニバン」販売好調で反響多数「すげえ」「でも良い感じ」全長4m級ボディに“4列詰め込み“ シェア9割超えの「グランマックス」尼国で人気に
驚異の9人乗り!? ダイハツ「すごいミニバン」販売好調で反響多数「すげえ」「でも良い感じ」全長4m級ボディに“4列詰め込み“ シェア9割超えの「グランマックス」尼国で人気に
くるまのニュース
トヨタ新型「7人乗りミニバン」がスゴイ! 全長4.7m級で「車中泊」もラクラク可能! 斬新「大口顔」も超カッコイイ欧州の「プロエースシティ“ヴァーソ”」とは
トヨタ新型「7人乗りミニバン」がスゴイ! 全長4.7m級で「車中泊」もラクラク可能! 斬新「大口顔」も超カッコイイ欧州の「プロエースシティ“ヴァーソ”」とは
くるまのニュース
約34万円! ホンダ新型「通勤快速スクーター」発表! 7年ぶりのアップデート!? スタイリッシュで洗練されたデザイン! 「リード125」何が変わった?
約34万円! ホンダ新型「通勤快速スクーター」発表! 7年ぶりのアップデート!? スタイリッシュで洗練されたデザイン! 「リード125」何が変わった?
くるまのニュース
実際フェアレディZを買うチャンスはあるの!? 日産ディーラーを突撃して[生の情報]を掴んだぞ!!!!!!
実際フェアレディZを買うチャンスはあるの!? 日産ディーラーを突撃して[生の情報]を掴んだぞ!!!!!!
ベストカーWeb
今度はマジで買えるんだろね!? [新型フェアレディZ] の予約が再開するみたいだぞ!!!!!!
今度はマジで買えるんだろね!? [新型フェアレディZ] の予約が再開するみたいだぞ!!!!!!
ベストカーWeb
スズキ「Vストローム250」【いま新車で買える! 冒険バイク図鑑】
スズキ「Vストローム250」【いま新車で買える! 冒険バイク図鑑】
webオートバイ
日産9000人削減の衝撃! ゴーン前会長が残した3つの“負の遺産”とは何か? 「ルノー支配」「販売偏重」のツケが招いた辛らつ現実を再考する
日産9000人削減の衝撃! ゴーン前会長が残した3つの“負の遺産”とは何か? 「ルノー支配」「販売偏重」のツケが招いた辛らつ現実を再考する
Merkmal
快適すぎるフルフラットが魅力の日産キャラバンがベースのキャンパー
快適すぎるフルフラットが魅力の日産キャラバンがベースのキャンパー
月刊自家用車WEB
まさかの新エンジン[SKYACTIV-Z]発表!! 決算発表から分かったマツダのすげえ内燃機関魂とは?
まさかの新エンジン[SKYACTIV-Z]発表!! 決算発表から分かったマツダのすげえ内燃機関魂とは?
ベストカーWeb
てかさ……[アルファード]と[ヴェルファイア]のオススメ[パワーユニット]って結局ナニ
てかさ……[アルファード]と[ヴェルファイア]のオススメ[パワーユニット]って結局ナニ
ベストカーWeb
[ルノー×日産]関係悪化!? 両社がプラスに経験……どんなとこ?
[ルノー×日産]関係悪化!? 両社がプラスに経験……どんなとこ?
ベストカーWeb

みんなのコメント

この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村