DARE TO LIVE MORE「もっと思い切って生きよう」
ウルスSEはランボルギーニ・ウルスのPHEVモデルでありランボルギーニにおいては昨年発売のレヴエルトに次ぐ2台目のPHEVとなる。パワーユニットは4リッターV8ツインターボエンジン(最高出力620ps、最大トルク81.6kg-m)に電気モーター(最高出力192ps、最大トルク49.3kg-m)をドッキングすることでシステム最高出力800ps、システム最大トルク96.9kg-mを発生。パワーウエイトレシオは3.13kg/psで最高速は312km/hをマークし、スーパーSUVの頂点に君臨する。
さらに、車体の中央には電動トルクベクタリングシステムを初搭載し前後の駆動トルク巧みにコントロールすることでレーストラックからオフロード、さらにはドリフトまで完璧にこなすことができる。これだけのパフォーマンスを発揮してもガソリンエンジンのウルスSからCO2排出量を80%削減しているというから驚きだ。
デザインにおいてもガヤルドやレヴェルトなどの文脈を継承しつつも闘牛の尾からインスピレーションを得た新しい意匠のライトシグネチャーや、新デザインのバンパーおよびグリル、テールランプ、ディフューザーにより個性的なスタイリングを表現、エアロダイナミクスも最適化されているという。
テーマでもあるDARE TO LIVE MORE「もっと思い切って生きよう」に尽きる。
コル・タウリ戦略
コル・タウリとはラテン語で「雄牛の心臓」を意味し、おうし座の中で最も明るい星を指す。つまりコル・タウリ戦略とは電動化の未来というランボルギーニの方向性を示すとともに、ランボルギーニがブランドの心臓部とその魂に常に忠実であり続けることを表しているという。
このコル・タウリ戦略は順調に進んでいるそうで、今年後半にはハイパフォーマンスカー「ウラカン」後継のPHEVモデルの発表を予定しているとランボルギーニ・ジャパンのダビデ・スフレコラ代表は語る。
コル・タウリ戦略は3つのフェーズに分かれており
1.内燃機関への賛辞(2021年~2022年)
2.ハイブリッドへの移行(2024年末まで)
3.初代フル電動ランボルギーニ(2026年~2030年)
計画通りに進行しているとすれば今年中にハイブリッドへの移行が完了することになる。
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