スクーデリア・フェラーリは、イタリア・ミラノ近郊のボラーテにあるCSIセンターで行なわれた2024年マシンのホモロゲーションテストにほぼ全て合格したようだ。一方、設計を突き詰めたレッドブル・レーシングの2024年マシンは、一発合格とはいかなかったようだ。
フェラーリは2024年シーズンに向けて、前年のSF-23のシャシーを大幅改良。“676”というプロジェクト番号がつけられたまだ見ぬこの2024年マシンのシャシーは、過酷な静的クラッシュテストを問題なくパスしたようだ。
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motorsport.comの調べでは、フェラーリは新シャシーのほとんどでホモロゲーションを受けており、フェラーリのモータースポーツ部門である「ジェスティオーネ・スポルティーバ」では、12月の終わりに全F1チームが実施する冬季の強制ファクトリーシャットダウン期間を経て、新シーズンに向けた作業が再開されている。
クラッシュテスト自体は、2023年のクリスマス前に実施されたと言われている。フェラーリでテクニカルディレクターを務めるエンリコ・コルディーレの監督のもと、エンジニアのファビオ・モンテッキによって設計された新シャシーは、新しいロールフープのホモロゲーション基準をクリアするため、ドライバー後方がわずかに長くなっている。
これは2022年イギリスGPで起きた周冠宇(当時アルファロメオ/現ステークF1)の横転クラッシュを受けて施行されたモノで、各チームには対応のため約2年間の猶予が与えられていた。
フェラーリの2024年マシンは、ノーズの形状が大きく変更され、2023年のレッドブルRB19のような形状になるかもしれないと言われている。
とはいえ、まだ正式名称すら明かされていない新車を実際に見るまでには、1ヵ月以上待つ必要がある。フェラーリは2月13日に新車の発表会を実施し、シャルル・ルクレールとカルロス・サインツJr.がフィルミングデーを利用してフィオラノでシェイクダウンを行なう予定となっている。
レッドブルはクラッシュテスト再試へ
フェラーリとは異なり、レッドブルはFIAのクラッシュテスト1回目で不合格だったと言われている。
RB20と呼ばれることになると見られるレッドブルの2024年マシンは、イギリスのクランフィールドでホモロゲーション作業を行なうことになっているが、テスト初回でレッドブルのエンジニアたちはRB19からさらなる軽量化を突き詰めるべく、学習の一環として極端な設計のノーズを試したのかもしれない。
レッドブルはクラッシュテストで一発合格とはならなかったものの、心配する必要はない。チームは2021年から2022年にかけてのオフシーズンでも同じ状況を経験している。チーフテクニカルオフィサーを務める“空力の鬼才”ことエイドリアン・ニューウェイにとって、レギュレーションや耐久性の限界に挑む極端なコンセプトを探求することはお手の物だ。
各チームのマシンは、プレシーズンテストに向けてバーレーン・インターナショナル・サーキットに持ち込まれる前に、FIAのクラッシュテストを全てパスする必要がある。バーレーンでのテストは2月21日から3日間で行なわれ、その1週間後に同地で2024年シーズンの開幕戦バーレーンGPが開催される。
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