マツダの中核モデルに採用か
text:Lawrence Allan(ローレンス・アラン)
【画像】マツダ6【ビジョン・クーペやマツダ3と写真で比較】 全117枚
translator:Takuya Hayashi(林 汰久也)
マツダは11月9日に行われた第2四半期の決算説明会で、次期マツダ6のセダン/ワゴンに搭載される可能性が高い新型直列6気筒エンジンを発表した。
この新しい6気筒エンジンは、「2022年以降」に導入される予定で、ガソリン、ディーゼル、スカイアクティブXの3種類が用意される。
エンジンの詳細については、まだ不明な点が多い。AUTOCARが今のところ把握しているのは、縦置きのレイアウトを採用することと、四輪駆動システムと組み合わせることができるということだけである。
しかし、2022年に発表される予定の新型6にも採用されるとのことで、このエンジンの存在は重要だ。
後輪駆動(FR)との情報もあるが、四輪駆動(AWD)の可能性も十分に考えられる。
もし次期6にこのようなパワートレインを採用するとすれば、高級車市場でも存在感を高めることになるだろう。
そのため、BMW 3シリーズからキア・スティンガーGT Sに至るまで、さまざまなモデルが6のライバルとなるはずだ。
スタイリングは、2017年に発表されたビジョン・クーペのようなクルマからインスピレーションを得ていると予想される。
しかし、英国や欧州で販売される可能性には疑問符がつく。米国などの市場ではまだ人気があるが、主流ブランドのDセグメントセダンがSUVに押されて売れなくなっているためだ。
マツダの英国広報担当者は、これについて肯定も否定もできないとしている。
マツダはこの新型6気筒エンジンを、新しいプラグイン・ハイブリッドシステムや直列4気筒エンジンとともに発表している。後者は48Vのマイルド・ハイブリッドを採用し、現在の4気筒エンジンに代わって登場する可能性が高い。
どのモデルにPHEVが導入されるかは未定だが、マツダの平均CO2排出量削減のため、欧州では優先的に採用されると予想される。
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