トヨタ自動車は8月2日、「ランドクルーザー」を14年ぶりにフルモデルチェンジし、発表した。新型ランドクルーザーは70年の歴史に則り、高い信頼性、耐久性、悪路走破性を維持し、世界のあらゆる道において走りやすく、疲れにくいクルマが追求されている。さっそく内容を見ていこう。
ランドクルーザーはライフサイクルが長く、従来モデルも14年間現役を務めた。新型も同様にライフサイクルが長くなることが想定され、当然、電動化の開発も水面下で進められているはずだが、目下パワートレインはガソリンモデルとディーゼルモデルの2本立てだ。
ガソリンエンジンは、3.5リッターV6ツインターボを搭載し、最高出力415ps、最大トルク650Nmを発生。こちらは全グレードに設定される。従来はV8を搭載していたが、新エンジンはV6ながらダウンサイジング&ターボ化により、高出力&低燃費化を実現している。一方、ディーゼルは3.3リッターV6ツインターボと搭載。スペックは最高出力309ps、最大トルク700Nmで、パワーはガソリンに敵わないものの、最大トルクや燃費ではこちらが有利で、新たな顧客を獲得しそうだ。ただしこちらは上級グレードの「GR SPORT」と「ZX」でしか選ぶことができない。
シャシーは、新開発のGA-Fプラットフォームに、従来型と同様、前:独立懸架、後:リジット方式のサスペンションを採用する。新型では誰もがより快適に悪路も走行できることが掲げられており、走行する路面に応じてエンジンやサスペンション、ブレーキの特性を最適化するマルチテレインセレクトは、クルマにお任せの「AUTO」をはじめ「ダート」「サンド」「マッド」「スノー」「ロック」から選択できる。
オフロード性能においては、悪路で車体の下側の様子をモニターに映し出すマルチテレインモニターも設定する。悪路で脱出性能を高める前後デフロックも用意される。
ボディサイズは全長4950mmと、5mを切るサイズに留められ、ホイールベースも2850mmと従来型と同じ数値とされる。なお、渡河性能は700mmを確保している。
従来モデルで問題視されることの多かった盗難対策としては、指紋認証スタートスイッチを採用したのが新しい。登録した指紋と一致しないとエンジンスターターが起動しないというシステムだが、効果のほどは発売後の様子を見る必要があるだろう。
ラインアップと価格は以下の通り。
ZX(ディーゼル・5人乗り):760万円
ZX(ガソリン・7人乗り):730万円
GR SPORT(ディーゼル・5人乗り):800万円
GR SPORT(ガソリン・7人乗り):770万円
VX(ガソリン・7人乗り):630万円
AX(ガソリン・7人乗り):550万円
GX(ガソリン・5人乗り):510万円
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みんなのコメント
ベンツだっら、Aクラスベースのメキシコ製FF、内装も外装も走りもオモチャみたいなSUV・GLBの日本価格でさえ、518万円ぶんだくりますからね!!
変なエアロ付けたり車高下げたりするのは個人的にちょっと・・・