新型コロナウイルスの影響で東京モーターサイクルショー、大阪モーターサイクルショーが開催中止に

　感染拡大が続く新型コロナウイルス感染症（COVID-19）は、モータースポーツ界にも大きな影響を与えはじめている。東京ビッグサイトで3月27日（金）～29日（日）まで行なわれる予定だった第47回東京モーターサイクルショーの中止が正式にアナウンスされた。

　昨年は3日間で14万9524人という来場者を記録したモーターサイクルショー。今年も新型バイクの展示のみならず、MFJトライアルのデモンストレーションや、親⼦バイク体験試乗会など、女性や家族連れにも楽しめるイベントが多数予定されていたが、主催者側はスタッフの健康や安全面を最優先に考えた結果、感染リスクを完全に排除することはできないとして、開催中止という苦渋の決断に至った。

　政府は2月26日（水）に声明を発表し、新型コロナウイルスの感染拡大防止策として、大規模なスポーツ・文化イベントなどを今後2週間中止、または延期するよう要請している。3月7日（土）～8（日）に開催予定だった｢モースポフェス2020 SUZUKA～モータースポーツファン感謝デー～｣については、既に中止がアナウンスされており、3月14日（土）～15日（日）の全日本ラリー選手権第2戦「新城ラリー」は無観客で実施されるほか、4月11日（土）～12日（日）に開催予定だったMFJ全日本トライアル第1戦近畿大会も中止になることが決定した。

　前売りチケットの購入者に対しては、払い戻し対応をするとのこと。詳細が決定次第、東京モーターサイクルショーのウェブサイトにて案内があるようだ。

　また、インテックス大阪で3月20日（金）～22日(日) に行なわれる予定だった第36回 大阪モーターサイクルショー2020も中止となることが発表された。こちらもチケットは払い戻し対応となるようで、大阪モーターサイクルショーの公式サイト（https://www.motorcycleshow.jp）にて詳細が案内されている。