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Grid Motorsport AMGが勢いに乗る2勝目。2022スーパー耐久第5戦もてぎを制す

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Grid Motorsport AMGが勢いに乗る2勝目。2022スーパー耐久第5戦もてぎを制す

 9月4日、栃木県のモビリティリゾートもてぎでENEOSスーパー耐久シリーズ2022 Powered by Hankook第5戦『もてぎスーパー耐久 5Hours Race』の決勝が行われ、ST-Xクラスの888号車Grid Motorsport AMG GT3(マーティン・ベリー/ショウン・トン/高木真一/山脇大輔)が優勝を飾った。

 シーズン終盤戦を迎えている2022年のスーパー耐久。迎えた第5戦はモビリティリゾートもてぎでの一戦となり、台数調整により不参加クラスとなったST-3を除いた8クラス51台が参加する5時間レースが11時から行われた。

【順位結果】スーパー耐久シリーズ2022第5戦もてぎ 決勝

 気温27度、くもり空でレースのスタートが切られると、ポールポジションの16号車ポルシェセンター岡崎 911 GT3Rの永井宏明がトップのまま1コーナーをクリアするも、3コーナーで23号車TKRI松永建設AMG GT3を駆る元嶋佑弥が16号車のインをついてトップに浮上していく。

 ST-Xのマシンはレース開始から1時間15分ほどで各車ピットインしていき、トップの23号車も元嶋から中山友貴へとドライバーを交代。ST-X全車が1度目のピットを終えた後も首位の座をキープしたままレースを進める。

 そして2番手に1分差をつけて快走していた23号車だったが、レース3時間17分となる98周のビクトリコーナー入り口でバックマーカーを追い越そうとした際に姿勢を乱してしまい、まさかのコースアウトを喫してしまう。グラベルに埋まったマシンは動くことができず、オフィシャルの手によりレースには復帰したものの、首位独走からまさかの転落となってしまった。

 これでトップに立ったのは31号車DENSO LEXUS RC F GT3だったが、永井秀貴のペースが上がらず、2番手の888号車に今戦から加わったショウン・トンが追い上げレース残り50分で逆転首位に立つ。その後方からは81号車DAISHIN GT3 GT-Rの最終スティントを託された藤波清斗が追い上げをみせ、残り30分でまず31号車をかわして2番手に浮上してくる。

 81号車藤波はその後も猛烈な追い上げをみせるも、レースは結局その順位のまま5時間レースのチェッカーを迎え、147周を走りきった888号車が優勝を飾った。2位には1分近くあったギャップを最終的に11秒まで縮めた81号車、3位には序盤にトラブルを抱えたものの追い上げをみせた16号車が続く結果となった。

 ST-Zはクラスポールの310号車GRGarage水戸インター GR SUPRA GT4がトップをキープするも、2番手の885号車シェイドレーシング GR SUPRA GT4をかわしてきたが21号車Hitotsuyama Audi R8 LMS GT4を駆る神晴也が12周目のヘアピンでクラストップに躍り出る。

 21号車はその後のレースもリードしていき、レース終盤にあと1回のドライバー交代を残したままクラストップを走行する。そしてレース残り10分というときにST-5のマシンがストップしたことでフルコースイエロー(FCY)が導入されると、そのタイミングでピットインを敢行。

 ドライバー交代と燃料補給のみを行った21号車は2番手の34号車テクノ・SUN’S・モノコレG55(加納政樹/大木一輝/安田裕信)の前でレースに戻ることに成功し、勝負は決まったかと思われたが、そのピットストップはFCY中に行われたものと判定され競技結果に90秒が加算された。これで21号車はクラス3位となり、34号車が逆転優勝を手にしている。

 ST-TCRは、97号車Racer HFDP CIVICがスタートから快走をみせてトップをキープするも、開始から44分というところでスローダウン走行となりガレージにマシンを入れてしまう。97号車はスロットルのトラブルが発生してしまったとのことで、クラストップを走行しながら残念な後退となってしまった。これでもう1台のシビックである75号車Team Noah HONDA CIVIC TCR(清瀧雄二/蘇武喜和/“J”/芳賀邦行)がレースを制した。

 ST-Qはクラストップからスタートした3号車ENDLESS AMG GT4(小河諒/川端伸太朗/菅波冬悟/谷岡力)がトラブルなくクラストップチェッカー。2位には急きょ名取鉄平がステアリングを握ることになった244号車ニッサンZ Racing Conceptが続いた。

 3位争いは28号車ORC ROOKIE GR86 CNF Conceptと61号車Team SDA Engineering BRZ CNF Conceptがレース序盤からバトルを繰り広げ、結局28号車、61号車という順でフィニッシュ。55号車MAZDA SPIRIT RACING MAZDA2 Bio concept、32号車ORC ROOKIE GR Corolla H2 conceptも完走を果たしている。

 47号車D’station Vantage GT8R(浜健二/織戸学/ジェイク・パーソンズ)がクラスポールを奪ったST-1は、序盤から47号車と、前日のBドライバー予選でクラッチトラブルが発生してしまった2号車シンティアム アップル KTMが持ち前の速さを活かして追い上げてくる展開に。しかし、その2号車が3度目のピットストップを行った際にスタータートラブルに見舞われてしまいマシンを一度ガレージで修復したため、47号車がトップチェッカーを受けた。

 7台で争われるST-2は、クラスポールからスタートした6号車新菱オート☆夢住まい館☆DXL☆EVO10がリードしていくも、各車がピットインを終えた後にトップの座を奪ったのは、軽量マシンによる燃費の良さを活かして給油時間を短縮した13号車ENDLESS GRヤリス(伊東黎明/石坂瑞基/花里祐弥/岡田整)となり、フィニッシュまで首位を譲らずにクラス優勝を達成している。

 トヨタ86/GR86が争うST-4はスタートから884号車シェイドレーシングGR86(石川京侍/国本雄資/山田真之亮)がレースをリード。ここまで3連勝を誇る86号車TOM’S SPIRIT GR86が食らいついていくも、884号車の牙城を崩すことはできず、シェイドレーシングがGR86投入以来初のクラス優勝を成し遂げた。

 最多13台が参戦したST-5は、クラスポールからスタートした4号車THE BRIDE FIT(太田郁弥/伊藤裕士/石澤浩紀/いとうりな)が首位の座を譲らずにトップチェッカー。2位はクラス5番手から追い上げた72号車OHLINS Roadster NATS、3位は104号車HM-Rヒロマツデミオ2というトップ3となった。

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