2024年F1第10戦スペインGPの予選直前に行われたフリー走行3回目(FP3)は、首位カルロス・サインツ(フェラーリ)から13番手のニコ・ヒュルケンベルグ(ハース)までの13名が1秒以内にひしめいた。さらにトップ4は0.1秒内という接戦ゆえに、その後の予選で誰がポールポジションを獲るのか、まったく予測できないセッションとなった。
そんな超僅差の戦いは予選本番でも続き、Q1はトップタイムのルイス・ハミルトン(メルセデス)から18番手のダニエル・リカルド(RB)までが1秒以内。中団グループでは最速だったはずのRBの2台がQ1落ちを喫し、逆に今季まだノーポイントのキック・ザウバーの2台がQ2に進んだ。周冠宇にとっては待望の今季初のQ2進出だった。
ランド・ノリスが0.02秒差で自身2度目のPP獲得。RBは揃って後方に沈む【予選レポート/F1第10戦】
そしてそれ以上の驚きが、アルピーヌの躍進だった。なかでもピエール・ガスリーの速さは群を抜いていた。すでに初日FP2で、堂々の4番手タイム。多くのチームがこの週末にアップデートを投入するなか、アルピーヌの車体には一切の変更が加えられていない。それもあってガスリー自身、「マシンの感触は良かったけど、4番手にはびっくりだ」と、語っていた。
その勢いは予選になっても衰えず、Q1最初のアタックは総合6番手。最終的に10番手でQ2に進んだ。そしてQ2は、9番手タイム。チームメイトのエステバン・オコンも0.03秒差で10番手につけて、ともにQ3進出を果たした。アルピーヌにとって予選トップ10に入ったのは、モナコGPでのガスリーによる10番手以来今季二度目。2台揃ってのQ3は、今季初だった。迎えたQ3も、セルジオ・ペレス(レッドブル)を0.2秒凌ぐタイムで、7番グリッドを獲得。オコンも9番手につけた。
今季開幕戦の予選では、最下位19、20番手に沈んでいたアルピーヌ。その後も低迷状態が続いていたが、軽量化などのアップデートが少しずつ結果に結びつき、前戦カナダGPでは9、10位のダブル入賞を果たすまでになっていた。
それにしても上述したように、今回アップデートなしのアルピーヌがここまでの躍進を果たすのは予想外だった。とはいえグランドエフェクト規約が導入されて3年目の今季は、各チームの対応が一気に進んで、戦闘力の差はどんどん縮まっている。わずかなきっかけで、勢力図が一気に変わる可能性は、特にこの数戦大きくなっていた。そのチャンスを今回アルピーヌが、なかでもガスリーがしっかり掴んだということだろう。
日曜日の決勝レースでは、10番手オコンに0.019秒及ばずQ2落ちを喫したフェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)とポイントを争う展開になるはずだ。しかし初日FP2でのミディアムタイヤ同士のロングランを見る限り、ガスリーのペースはアロンソを凌いでいた。3戦連続入賞の可能性は十分にある。ガチンコ勝負になったらアストンマーティンと互角に戦えるだけの安定した速さを、アルピーヌは備えつつあると言えるだろう。
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