現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > 日産の「V6」搭載! 1800万円超えの「“和製”スーパーカー」! 豪華内装&“斬新すぎ”ボディの「ステルビオ」とは

ここから本文です

日産の「V6」搭載! 1800万円超えの「“和製”スーパーカー」! 豪華内装&“斬新すぎ”ボディの「ステルビオ」とは

掲載 15
日産の「V6」搭載! 1800万円超えの「“和製”スーパーカー」! 豪華内装&“斬新すぎ”ボディの「ステルビオ」とは

■新車価格1870万円! 華やかさ極まる「ステルビオ」とは

 自然あふれる穏やかな雰囲気が素晴らしい石川県小松市には、日本最大級の自動車博物館「日本自動車博物館」があります。
 
 トヨタやホンダなどの国産車をはじめ、戦前の独立メーカーが生産した数少ない車両といった、さまざまなクルマを保有している本館。その中でも貴重なオーテックザガート「ステルビオ」について見てみましょう。

【画像】めちゃカッコいい! 和製「超高級クーペ」を画像で見る(30枚以上)

 ステルビオは、日産自動車の子会社であるオーテックジャパン(現:日産モータースポーツ&カスタマイズ)と、イタリアの名門カロッツェリアのザガート社が1989年に共同開発した2ドアクーペ。

 プロトタイプモデルは、1989年3月に開催されたスイス・ジュネーブモーターショーで世界初公開されました。

 ベースになっているのは、かつて日産が生産していた高級クーペ「レパード」です。

 オーテックジャパンが車体のレイアウトとエンジンやユニットの生産を担当し、ザガートがエクステリアやインテリアデザイン、それにアルミとカーボンコンポジットを用いた車体の架装を行う方式で、生産は進められました。

 ボディサイズは全長4370mm×全幅1800mm×全高1345mm、ホイールベース2615mmです。

 参考までに、日産が生産している現行の「フェアレディZ」は、全長4380mm×全幅1845mm×全高1315mmで、大体同じくらいのサイズだとわかります

 外装で一番目立つのは、フロントにあるボンネットフードでしょう。

 左右ヘッドライトの後方がまるで肩のようにグッと盛り上がっており、見る人に絶大なインパクトを与えてきます。

 この存在感のあるボンネットフードは、フェンダーミラーをボディに内蔵するためのものでした。

 フェンダーミラーのユニークな配置には、バブルの車両らしいユニークさを感じます。

 インテリアは非常に豪華。ダッシュボードまで本革で仕立てられたラグジュアリーな仕上がりで、イタリアらしい優雅さを感じるものでした。

 パワートレインは、3リッターV型6気筒DOHCターボ「VG30DET」エンジンと4速ATの組み合わせ。駆動方式はFRとなっています。

 足回りも含め、オーテックジャパンの手によりチューニングが施され、最高出力280馬力、最大トルク41.0kgmを発揮します。

 1989年3月の発表時、生産台数は全世界限定で203台とされていました。

 驚きなのはその値段で、新車価格で1870万円となっています。

※ ※ ※

 ステルビオについて、オーテックジャパンは1987年に発表したプレスリリースで「この協力事業を通じて、今までの車づくりの常識にとらわれない走りと機能と美しいカタチを実現した車づくりを行ない、これからの車はこうなるという、ひとつの提案をしていきたい」と述べています。

 バブルが崩壊したこともあってか、再度の共同開発は行われませんでしたが、その特徴的なデザインやスタイルは今でも唯一のもの。ぜひこの貴重な車両を日本自動車博物館へ見に行ってみてください。

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油5円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

WRC最終戦「ラリージャパン2024」開幕! 日本勢の「TGRチーム」活躍に期待! 会場はすごい熱気に! 高橋プレジデントや太田実行委員長が語る! 今大会の「見どころ」は?
WRC最終戦「ラリージャパン2024」開幕! 日本勢の「TGRチーム」活躍に期待! 会場はすごい熱気に! 高橋プレジデントや太田実行委員長が語る! 今大会の「見どころ」は?
くるまのニュース
アストンマーティン、技術責任者ファロウズ更迭は今季の不振が理由と説明「彼は2023年のマシン開発に大きな影響を与えたが……」
アストンマーティン、技術責任者ファロウズ更迭は今季の不振が理由と説明「彼は2023年のマシン開発に大きな影響を与えたが……」
motorsport.com 日本版
ブルーインパルスがラリージャパン2024開幕を祝う航空ショー。6機が豊田スタジアム上空で華麗なスモーク
ブルーインパルスがラリージャパン2024開幕を祝う航空ショー。6機が豊田スタジアム上空で華麗なスモーク
AUTOSPORT web
[15秒でニュース]首都高速八重洲線通行止め…10カ年計画の新環状線プロジェクト
[15秒でニュース]首都高速八重洲線通行止め…10カ年計画の新環状線プロジェクト
レスポンス
GMのF1計画に新たな動き。アンドレッティの設備引き継ぎ、2026年からキャデラックブランドで参戦か?
GMのF1計画に新たな動き。アンドレッティの設備引き継ぎ、2026年からキャデラックブランドで参戦か?
motorsport.com 日本版
約148万円! スバル新型「軽ワゴン」発表! “水平対向”じゃないエンジン&スライドドア搭載! ”大開口“実現の「シフォン」が販売店でも話題に
約148万円! スバル新型「軽ワゴン」発表! “水平対向”じゃないエンジン&スライドドア搭載! ”大開口“実現の「シフォン」が販売店でも話題に
くるまのニュース
アウディ Q6 e-tronの中国専用「ロング版」はただ長いだけじゃない…広州モーターショー2024
アウディ Q6 e-tronの中国専用「ロング版」はただ長いだけじゃない…広州モーターショー2024
レスポンス
タナク総合首位。勝田貴元はステージ優勝2回で総合3番手まで0.1秒差|WRCラリージャパンDAY2午後
タナク総合首位。勝田貴元はステージ優勝2回で総合3番手まで0.1秒差|WRCラリージャパンDAY2午後
motorsport.com 日本版
<新連載>[失敗しない初めてのスピーカー交換]ツイーターだけを“追加 or 交換”するのは、アリ!?
<新連載>[失敗しない初めてのスピーカー交換]ツイーターだけを“追加 or 交換”するのは、アリ!?
レスポンス
レッドブル、リヤウイングのスペック選定でミス?「空気抵抗が大きすぎる上に、この1スペックしかない」
レッドブル、リヤウイングのスペック選定でミス?「空気抵抗が大きすぎる上に、この1スペックしかない」
motorsport.com 日本版
約270万円! ホンダ新型「“4.8m級”セダン」登場に反響多数! 斬新「光るボンネット」採用の「“迫力”顔マシン」に「近未来的」の声! 天井はほぼガラスな“超開放感”内装もスゴイ「L」中国で発売し話題に
約270万円! ホンダ新型「“4.8m級”セダン」登場に反響多数! 斬新「光るボンネット」採用の「“迫力”顔マシン」に「近未来的」の声! 天井はほぼガラスな“超開放感”内装もスゴイ「L」中国で発売し話題に
くるまのニュース
ドーナツターン追加や坂の角度が緩やかに。ラリージャパン2024豊田スタジアム特設コースの変更点をチェック
ドーナツターン追加や坂の角度が緩やかに。ラリージャパン2024豊田スタジアム特設コースの変更点をチェック
AUTOSPORT web
全長5m超えのレクサス高級「“3列シート”SUV」に反響多数! 堂々「カクカク」デザインに「憧れる」「カッコイイ」と熱視線集まる! 広々内装も魅力的な新型「TX」に「日本でも欲しい」の声も
全長5m超えのレクサス高級「“3列シート”SUV」に反響多数! 堂々「カクカク」デザインに「憧れる」「カッコイイ」と熱視線集まる! 広々内装も魅力的な新型「TX」に「日本でも欲しい」の声も
くるまのニュース
ポップで個性的なモンスター達が作り出す世界観! SHOEIが「Z-8」にNEWグラフィック「YAGYO」を追加
ポップで個性的なモンスター達が作り出す世界観! SHOEIが「Z-8」にNEWグラフィック「YAGYO」を追加
バイクのニュース
レクサスのレザーもリサイクルでグッズに、リョーサンがトヨタと共同開発
レクサスのレザーもリサイクルでグッズに、リョーサンがトヨタと共同開発
レスポンス
グリーンがアクセントの爽やかコスが素敵! SUPER GTのGreen Braveは2人の「埼玉GreenBraveサポーターズ」が応援します
グリーンがアクセントの爽やかコスが素敵! SUPER GTのGreen Braveは2人の「埼玉GreenBraveサポーターズ」が応援します
Auto Messe Web
【試乗】新型CR-Vの日本導入は水素燃料電池車のみ! 特殊なクルマかと思ったら実用性十分の「買いやすい」モデルだった
【試乗】新型CR-Vの日本導入は水素燃料電池車のみ! 特殊なクルマかと思ったら実用性十分の「買いやすい」モデルだった
WEB CARTOP
ベントレー マリナーの技が冴える「エクスプレッション オブ テクスチャー」。感性を刺激する「コンチネンタルGTスピード コンバーチブル」ベースの特注モデル
ベントレー マリナーの技が冴える「エクスプレッション オブ テクスチャー」。感性を刺激する「コンチネンタルGTスピード コンバーチブル」ベースの特注モデル
Webモーターマガジン

みんなのコメント

15件
  • gak********
    ちょっと変わった車なら何でもスーパーカーって呼ぶのかね?アホくさ
  • 3000GT
    V6搭載でも…4穴ホイールだからな~
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村