5月25日、静岡県の富士スピードウェイで開催されているENEOS スーパー耐久シリーズ2024 Empowered by BRIDGESTONE第2戦『NAPAC 富士SUPER TEC 24時間レース』の決勝レースを前に、ST-Qクラスに参戦する5メーカーが共同で記者会見を行い、サーキットに訪れた多くのメディアに向け、ST-Qクラスで培ってきたこれまでの実績、さらに今後に向けた未来について説明を行った。
スーパー耐久のST-Qクラスは、2021年に誕生。他のクラスに該当しないスーパー耐久機構が認めた車両が参加できるクラスで、スーパー耐久が掲げる理念に共感したメーカーが今後の未来を見据えたクルマの開発の舞台として活用してきた。
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活用するメーカーは当初はトヨタのみだったが、マツダ、スバル、さらにニッサン、ホンダと加わっていき、『共挑』というコンセプトを掲げている。さらにこのST-Qクラスに参戦するメーカーで、これからのモータースポーツを創っていくことを目標に、さまざまな意見交換を行っている。その活動は『S耐ワイガヤクラブ』とも言われるが、ライバルでありながらも意見交換も交えつつ、互いに切磋琢磨しながら参戦している。
そして、今回『共挑』のトヨタ、ホンダ、ニッサン、スバル、マツダの5メーカーから、プロジェクトを率いるメンバーが集まり、会見を行った。登壇したのは、下記の5名だ。
前田育男(マツダ エグゼクティブフェロー/MAZDA SPIRIT RACING代表)
藤貫哲郎(スバル 専務執行役員CTO)
石川裕造(日産モータースポーツ&カスタマイズ常務執行役員)
高橋智也(トヨタ自動車 GAZOO Racingカンパニープレジデント)
桒田哲弘(ホンダ・レーシング四輪レース部 レース運営室 室長)
この記者会見には、モータースポーツを日常取材していないメディアも多く集まっていたが、5名の出席者からは、各メーカーのモータースポーツ活動、さらにスーパー耐久における今までの活動報告などが説明された。さらに質疑応答では、個人的な部分が多いとしながらも、未来に向けた展望などが説明され、記者会見は長時間にわたり濃密な内容で行われた。
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