ニッサン・オートモーティブ・ヨーロッパは、『ニッサン・フェアレディZ/ダットサン240Z』が1971年のサファリ・ラリーで勝利を収めてから今年で半世紀を迎えたことを記念し、この歴史的な車両の活躍を讃えるトリビュートカラーを『ニッサン・ジューク』に施し、現代のニッサン・ラリーカーのイメージを示すデザインスケッチを公開した。
『ジューク・トリビュート・コンセプト』と名付けられた車両のイメージは、2002年以来19年ぶりにWRC世界ラリー選手権カレンダーに復帰した“サファリ・ラリー”の開幕に合わせて披露された。
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象徴的なブラックのボンネットフードとホイールを備えたジューク・トリビュート・コンセプトは、市販モデルの『ニッサン・ジューク』をベースにデザインされたもの。日本では導入されていないこの新型コンパクトSUVモデルは、道路上では堅牢で高視点のスタンスを保ち、フロントとリヤのオーバーハングが短いため優れた敏捷性と潜在的なオフロード性能を備えている。そのため、ジューク・トリビュート・コンセプトの設計においては自然な出発点となったという。
コンセプトモデルでは、オーダーメイドのオフロードタイヤに対応するためホイールアーチが拡大され、これによってスタイリングはより堂々としたものとなった。また、この他の外観上の変更点は、ボンネットとルーフへのライトポッドの追加や、リヤハッチ内にスペアタイヤ2本を搭載する専用のスペースが用意されたことなどが挙げられる。
臙脂(えんじ)色のボディとブラックのボンネットフード、同色のホイールに加え、ラリープレートとNo.11のゼッケン、そしてシェルのスポンサーロゴが取り入れられたカラーリングは、1971年のサファリ・ラリーでニッサンに大会2連覇をもたらしたダットサン240Z(エドガー・ヘルマン/ハンス・シューラー組)への視覚的なオマージュに他ならない。
このジューク・ラリートリビュート・コンセプトが採用するパワートレインは電動モーターを組み合わせたハイブリッド・パワートレインであり、より高い効率性を実現するとともに、瞬時に発生するトルクであらゆる状況下でのパフォーマンスが向上している。
「ジューク・ラリートリビュート・コンセプトは、1971年の東アフリカラリーに伝説的な240Zで参加し、勝利を収めるというニッサンのレガシー中でも象徴的な瞬間を祝うものです」と語るのは、ニッサン・オートモーティブ・ヨーロッパのブランドおよびカスタマーエクスペリエンス担当副社長であるコラリー・ミューシー。
「このモデルは、半世紀前の勝利を祝うだけでなく、クロスオーバー、印象的なデザイン、電動化におけるニッサンの先駆的な歴史を反映している。このような印象的なイメージによって、その驚くべき勝利の50周年を祝えることをうれしく思います」
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みんなのコメント
…って、日産が国際ラリーで活躍したのってパルサーGTI-Rまでだよね。
しかも目立った成績残せたのは、もっと大昔まで遡らないと無いよね。
レースに比べてラリーでの日産はパッとしなくて残念ですね。
やるんだったら現行Zだろうが。