F1決勝中のファステストラップを記録したドライバーに1ポイントを与えるという案が、2019年導入に向けて検討されていることが分かった。
この提案は7日に予定されている世界モータースポーツ評議会会合で協議される見通しであると、RACEFANSが伝えた。可決された場合、F1ストラテジーグループの投票(過半数の賛成が必要)とF1コミッション(全会一致が必要)の承認を経て、正式にレギュレーション変更が行われることになる。
2019年F1技術レギュレーション解説(1)フロントウイングを単純化。マシン後方への乱流発生を防ぐ
ファステストラップ記録者に1ポイントが与えられることになれば、レース終盤にフレッシュタイヤに履き替えてアタックするドライバーが出てくる可能性があり、それによる盛り上がりが期待できる。F1の商業権保有者リバティ・メディアは、リサーチの結果、それがファンを楽しませる結果につながると判断したという。
2019年レギュレーション変更に十分な賛成票が集まらなかった場合、2020年の導入について改めて検討される見込みだ。来年の規則変更は、現段階ではF1コミッションの70パーセント以上が賛成すれば実現できる。
リバティは、ポールポジション獲得者に1ポイントを与えるという案も検討したという。しかし、あと1ポイント獲得でタイトルが決まるといった状況になったときに、予選で確定してしまう可能性があり、決勝への関心が薄れるおそれがあると考え、リバティはこの案を除外した。
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