というコンセプトから誕生したランボルギーニ・ラウンジは、ランボルギーニ・オーナーが自由に寛げる空間で、これまでにニューヨーク、ロサンジェルス、メルボルンの3都市で展開してきた。そんなランボルギーニの世界観を満喫できるスペースが表参道にも期間限定でオープンした。そこで筆者は東京に現れたランボルギーニ・ラウンジを訪ねるとともに、その考案者であるカティア・バッシ氏とのインタビューに臨んだ。
まずはランボルギーニ・ラウンジを展開しようと思いついたきっかけについて、カティア氏に語ってもらった。
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「ランボルギーニのオーナーが楽しめる心地いい空間で、ゲストが何らかの“義務感”にかられなくていい場所を作りたいと思いました。そして、そこでランボルギーニの本当の世界観に触れていただきたい、というのがそもそものコンセプトです。ロサンジェルスとメルボルンは一時的な施設でしたが、ニューヨークのランボルギーニ・ラウンジは常設となり、ここでは世界中のランボルギーニ・オーナーが歓迎されます。皆さんに最高のひとときを楽しんでいただくため、事前に予約していただく必要こそありますが、家族や友人と訪れていただき、ソファにゆったりと腰掛け、イタリアの料理や飲み物、たとえばプロセッコなどを味わっていただきます。ミシュランの星を獲得したシェフも待機しています。私は何かを買うために訪れるディーラーやストアより、このほうがリラックスしてお互いの距離感も縮まると考えています」
スーパースポーツカー界の雄であるランボルギーニは、ある意味でフェラーリ以上に男性的な文脈で語られることが多かったが、私たちが訪れたラウンジは明るく、そしてカジュアルな雰囲気に包まれていた。また、そこかしこに置かれているインテリアはナチュラルでオーガニックな素材で作られており、私たちが通常イメージするランボルギーニの世界観とは大きく異なる。
「私はまさにそういった雰囲気をイメージしてこのラウンジを作りました」とカティア氏。
「ランボルギーニを構成する柱のひとつに“肩肘張らないラグジュアリー”というものがあります。いつでも打ち解けた雰囲気のあるのがランボルギーニの特色です。また、ランボルギーニに特定のカラーはなく、さまざまな色で表現出来ます。裏を返せば、そうした多彩な色であなた自身を表現することもできるのです。たしかに、これまでのランボルギーニは男性が支配した世界だったかもしれません。けれども、SUVのウルスが登場したことで、より多くの女性からも興味を持っていただけるようになりました。ウルスのデビューにより、私たちはまったく新しい顧客層にアプローチすることが出来ました。実際、ウルスを購入していただいたお客さまの70%が、ランボルギーニにとって新規の顧客でした。私はこれを“ジェネラル・ランボルギーニ”と呼んでいます。とても興味深く、また驚くべき現象だと思います」
では、世界中でただひとつの常設スペースであるニューヨークのランボルギーニ・ラウンジはどんな雰囲気なのか?
「インテリアの作りは基本的にここ(東京)と同じです。私たちイタリア人は、なによりも“本物”であることを大切にします。アメリカだからといってアメリカ風にアレンジしたら、それは本物ではありません。ですから提供するフードはイタリア料理ですし、飲み物もイタリア製にこだわっています」
「ただし、こうした空間はゲストが訪れて初めて完成するものです。人がいなければ、ただの空っぽの空間に過ぎません。ですから、ニューヨークの人々が訪れることでニューヨークのラウンジは完成する。もちろんニューヨークですから、さまざまなセレブリティが訪れます。昨年11月のオープン以来、これまで1000人ほどのお客さまにご来場いただきました」
そう聞くと、やはり東京にも常設のランボルギーニ・ラウンジが欲しくなる。「ええ、私もそう思っています」とカティア氏。「今日もチームのスタッフとその可能性について話し合いました。今回、一時的な展開としたのは、東京でランボルギーニ・ラウンジが成功するかどうかを確認するのが目的でした。私は、ランボルギーニが東京にラウンジを持つのは相応しいことだと思っています。ランボルギーニが設立されたのは1963年のことですが、その5年後には、日本への正規輸入が開始されました。日本はランボルギーニにとって非常に重要なマーケットで、アメリカに次ぐ世界で2番目の市場規模を誇っています。オリンピックが開催される2020年までに、東京になにかを作り上げたいですね」
カティア氏自身にとっても日本は特別な国だという。「夫も私も日本が大好きで、もう20回は来日しています。なにしろ新婚旅行でこの国を訪れて、1カ月ほど滞在したくらいですから。日本はすべてが秩序だっているところが素晴らしいですね。そして日本人はシンプルなものや考え方に敬意を払います。そうした日本が私は大好きです。実は姪のひとりも日本の男性と結婚して東京で暮らしています」
きっと東京にランボルギーニ・ラウンジが誕生するのも、そう遠い将来のことではないだろう。
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