セルジオ・ペレス(レッドブル・レーシング)のF1シート喪失が現実味を帯びる中、今季活躍する角田裕毅(RB)は今後シニアチームのシートを射止めることができるのだろうか? という点が話題となっている。
これまで角田はホンダそしてレッドブルの育成ドライバーとしてジュニアカテゴリーを駆け上がり、2021年にF1デビューを果たして今年で4年目を迎えた。
■角田裕毅、自身がレッドブルF1昇格に相応しいと考える理由とは?「以前は欠けていた部分があったけど……」
今年の角田は3年の糧を活かして成長を見せ、熾烈な中団グループ争いの中で度々ポイントを重ねる活躍を見せている。それは誰しもが認めることだが、角田は依然シニアチームのF1テストすら受けていないという事実がある。
では、世界は角田というドライバーを、そして彼のレッドブル陣営内での立ち位置、そして今後取るべきキャリアステップをどのように見ているのだろうか?
motorsport.comの姉妹誌Motorsport-Total.comの編集長を務めるクリスチャン・ニマーヴォルに「レッドブルは角田を過小評価していると思うか?」という質問をぶつけてみた。
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オーストリア・グラーツにあるヘルムート・マルコのオフィスで彼を訪ねたのは2020年のことだった。その時マルコがこう言ったのを鮮明に覚えている。
「ニマーヴォル、なぜメディアはいつもミック・シューマッハーの話ばかりするんだ? 君たちが見落としているのはツノダだよ」
ミックはその年のFIA F2チャンピオンに輝いたが、ユウキは惜しくもランキング3位。その後F1に昇格して堅実なスタートを切ったが、いくつかのミスを犯したものの、それがレッドブルでの地位に影響したとは思わない。
しかしユウキはその後数年間、チームメイトを圧倒することはなかった。最高水準……それこそ、レッドブルが若手ドライバーに求めるモノだと思う。仮に将来のチャンピオン候補でなければ、RBで数年過ごすことはあっても、レッドブル・レーシングに昇格することはないだろう。
ユウキは2024年シーズンこれまで、素晴らしい結果を残してきたと思う。しかし、世界チャンピオンの素質は有るだろうか? 若き日のマックス・フェルスタッペンを見れば、それは明らかだと思うが、ユウキを見るとそれは定かではない。
レッドブルはこれまでユウキに4年を与え、それ以降もレッドブル陣営に留まることが決まっている。では、ユウキは過小評価されているのだろうか? 私はそうは思わない。ユウキには自身の価値を証明する上であらゆるチャンスが与えられていると思う。そして、マルコとクリスチャン・ホーナー(レッドブル・レーシング代表)がサマーブレイク後と来季に向けてドライバーラインアップを再考する時、ユウキが昇格するかどうかを私は心待ちにしている。
しかしマックスと一緒のマシンに乗せることが、ユウキのためになるとは思えない。それはピエール・ガスリー(現アルピーヌ)やアレクサンダー・アルボン(現ウイリアムズ)に聞いてみると良い。
だからユウキは今のままでいいだろう。そして2026年にホンダがアストンマーティンと共にフルワークスで戻ってくる時、ユウキは速く、多くの経験を積んでいるはずだ。それこそ、アストンマーティン・ホンダが望むドライバーだろう。
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みんなのコメント
自分も同意。
マックスのチームに行くより、今の場所でかわいがってもらって他のチームでホンダと合流、がきれいなシナリオ。
そもそも周囲が昇格させる気がないので、この人が言っている方向がベストかな。それはそれで簡単ではないのだろうけど。