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アウディ、ラージSUV群の『Q7』と『Q8』をアップデート。高性能版“S”を含めエレガントさを強調

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アウディ、ラージSUV群の『Q7』と『Q8』をアップデート。高性能版“S”を含めエレガントさを強調

 最大7人乗りで広く上質な室内空間を備えたプレミアムSUVとして、アウディ“Q”シリーズの始祖でもある『Q7』と、そのSUVクーペとしてスポーティでエレガントなキャラクターを備えた『Q8』が、ともにデザインディテールをアップデート。オールホイールステアリングの採用でセグメントトップクラスの取り回しのよさも実現し、10月24日より発売開始となっている。

 すでに2019年に大幅改良を受けている現行の2代目が、今回さらに存在感をアップさせるデザイン面の刷新を受け、新たに2Dの“Audi rings”をはじめとする新CIなどを採用。全面的に変更されたエクステリアでは、ベースモデルのフロントグリルにティアドロップ形状を採用し、同“S line”や高性能版『SQ7』ではL字型のデザインとするなど、Aシリーズとの明確な差別化も図られた。

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 さらにグリルの輪郭とポジションがより高くなったヘッドライトの調和により、フロントマスクにまったく新しい印象を与えつつ、フロントバンパー、ドアアタッチメントトリム、ディフューザーの一部にコントラストカラーを採用した“S line”では、フロントバンパーのサイドエアインテークを明確にすることでSUVとしての力強いデザインを強調している。

 前後ともダイナミックターンインディケーター付きとしたライト類は、標準装備のマトリクスLEDヘッドライトに加え、アウディレーザーライトを備えたHDマトリクスLEDヘッドライトをオプション設定(『SQ7』『SQ8』では標準)。

 左右それぞれ24個のLEDと高出力レーザーダイオードから構成され、ヘッドライトに組み込まれたレーザーテクノロジーを象徴するブルーのポジションライトによって視認性が向上し、レーザーライトは70km/h以上の速度で走行中に作動可能するようになりハイビームの照射範囲が大幅に拡大する。

 同装着モデルには、デジタルデイタイムランニングライトシグネチャーも新たに追加され、MMIを介してユーザーが4種類のライトシグネチャーのなかからひとつを選択することで、ユーザーの個性を反映した特徴的なエクステリアを創り出すことが可能に。

 一方のテールライトでも、今回初めてデジタルOLEDリヤライトがオプション設定され、4種類のデジタルライトシグネチャーを選択することができ、アシスタンスシステムと連動した近接表示機能を採用。停止している『Q7』の後方2m以内に後続車両が近づくと、コントロールユニットがすべてのデジタルOLEDセグメントを自動的に点灯させ、車間距離を警告する機能も備わる。

■SQモデルは多数の専用パーツでスポーティさを強調
 また、狭い道での取り回し性が向上するオールホイールステアリングもオプション設定(『SQ7』『SQ8』では標準)され、低速では後輪が逆位相に最大5°切れることで回転半径が0.4m小さい5.3mとなるため、狭い道での取り回しがさらに向上。高速走行時には同位相で切ることで快適性と車線変更時の安定性を向上させている。

 パワートレインは最高出力200kW(272PS)、最大トルク600Nmを発揮する50 TDI V型6気筒の3.0リッター直噴ディーゼルエンジンと、最高出力250kW(340PS)、最大トルク500Nmを発揮する55 TFSI V型6気筒の3.0リッター直噴ガソリンエンジンの2機種が用意され、ともに8速ティプトロニックと“quattro(クワトロ)”フルタイム4輪駆動を採用。後者ではさらなる高効率と快適な走行を実現する48V電源とリチウムイオンバッテリー、ベルト駆動式オルタネータースターター(BAS)を採用したマイルドハイブリッドシステム(MHEV)を搭載している。

 そして最高出力373kW(507PS)および最大トルク770Nmを発揮する4.0 TFSI V型8気筒4.0リッター直噴ガソリンエンジンを積む『SQ7』『SQ8』は、0~100km/hをわずか4.1秒で加速。1-3-7-2-6-5-4-8の点火順序を備えた直噴V8はスポーティで重厚なサウンドを奏で、低中負荷状態および一定の加速条件にてシリンダーオンデマンドシステムが燃料噴射および点火を止め、吸気バルブと排気バルブを閉じることで2番、3番、5番、8番のシリンダーを休止させ、高性能と高効率を両立させる。

 エクステリアでもデザインを一新したアウディのSモデル専用のフロントスポイラー、印象的なリヤディフューザー、左右4本出しのテールパイプールパイプを備え、シングルフレームグリルにはスポーティなカラーのL字型インレイが配置され、大きなエアインテークにはハニカムグリルが装着されるなど、アルミ調のアクセントと併せてスポーティさを強調する。

 そしてオプションのアドバンストサスペンションパッケージには、より軽快で正確なハンドリングを実現するリヤスポーツディファレンシャルと、凹凸のある路面でボディの動きを軽減したり、コーナリング時にロール角を大幅に減少させ、車両のハンドリングをより正確にするアクティブスタビライザーが含まれる。

 フロントのブラックのブレーキキャリパーには、アウディのSモデルであることを象徴するSロゴが装着され、オプションでレッドキャリパーも選択可能に。価格は『SQ7』が1490万円、同『SQ8』が1626万円となり、『Q7』は1059万~1135万円、『Q8』は1105万~1248万円(いずれも税込)となっている。

アウディコミュニケーションセンター・フリーダイヤル:0120-598106
アウディジャパン公式サイト:https://www.audi.co.jp/jp/web/ja.html

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