元F1チームオーナーのエディ・ジョーダンは、エイドリアン・ニューウェイがレッドブル・レーシングのガーデニング休暇期間に入っていること、また、このガーデニング休暇が2025年の第1四半期に終了することを認めた。
ニューウェイは、レッドブルで15年以上にわたり革新的な成功を収めた後、2025年3月1日にアストンマーティンで新たな任期を開始する。これはひとつの時代の終わりを告げることであり、ニューウェイとアストンマーティンの双方にとって刺激的な新しい章の始まりになると、多くの人々が期待している。
アストンマーティンのニューウェイ加入発表会に、レッドブル代表が不満「我々との契約中であり、やや時期尚早」
ニューウェイがレッドブルを辞めるための交渉において重要な役割を果たしたジョーダンは、契約についてどのような対処がなされたか誇らしげに語り、すべての関係者が合意された発表スケジュールを遵守するよう、詳細に至るまで細心の注意が払われたことを明らかにした。
「9月6日まで私からは音沙汰がなかっただろう。それはレッドブルが、我々が何かを言っていい、もしくは言えない日として示した日付だった」とジョーダンは、共同司会者のデビッド・クルサードとともにポッドキャスト『Formula for Success』で話すなかで説明した。
「私はエイドリアンを尊敬するばかりだ。なぜなら彼は、レッドブルからコメントを許される日まで一言も発しなかったからだ」
「エイドリアンはあそこにはいない。彼はガーデニング休暇に入っている。彼の契約には、私とレッドブルが定めた9月6日の日付が記されている。それはあらゆる点で厳守された」
「私は、それを破った人をひとりも知らないと誓うことができる。それを尊重するために最大限の注意が払われたし、エイドリアンは非常に注意深くしていた」
ジョーダンは、ニューウェイのレッドブル離脱交渉は、彼のF1での長いキャリアのなかで最も素晴らしい功績のひとつだと考えている。ポッドキャストでの彼の口調は、個人的かつ職業的な満足感の深さを反映していた。
「私の信念については、間違いなく言っておかなければならない。私はこう言うつもりはなかったかもしれない。しかし、私にとって、エイドリアン・ニューウェイのレッドブル離脱について合意を取り付けたことは、おそらくこれまでプロとして行った最も素晴らしいことのひとつだったと言えるだろう」
「これはおそらく私がこれまでにやったなかで最高のことだ。私がそう言う理由は、非常にエレガントに取りはかられ調整されたので、そのことをとても誇りに思っているからだ。私はレッドブルをとても誇りに思っている。私は自分自身とそこでの自分の行動にとても誇りを感じている。そしてエイドリアンのことと、彼がその状況にどう対処したかということについても、信じられないほど誇りに思っている」
ニューウェイのアストンマーティンへの移籍はチームにとって重要な時期に起こった。チームオーナーのローレンス・ストロールはチームを、レースで勝利し世界選手権の真のチャンピオン候補となるチームに変えるべく、多大な資金を投入してきた。
2025年3月へのカウントダウンが始まるなか、F1界は来年、ニューウェイの離脱がレッドブルにどのような影響を与えるのか、そしてニューウェイがアストンマーティンにどのような革新をもたらすのか、注視することになるだろう。
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