『GQ JAPAN』の編集者・イナガキ(29歳)が、ひょんなことから中古のフェラーリを購入した! 勢いで買ってしまったフェラーリのある生活とは? 今回は、トラブルに関する続報。
久しぶりのちょっとしたドライブ
俳優・永山絢斗の“ヤングタイマー”探訪記第2部「少年探偵団編」のVol.6──メルセデス・ベンツSクラス(W126)
9月末の夜、久しぶりに360モデナをちょっと長い距離運転した。片道約40km程度であるが、普段、10km前後しか走らせないからボクにとってはちょっとしたドライブだ。
【前話】Vol.122 駐車は大変!
その日の夜は、皆が自慢の愛車に乗って集まるというので、ボクも「それならば……」と思い、360モデナを出した。と、いっても、「皆」のほとんどが乗ってくるのは1960年代のアメリカ車だ。目的地には、10台以上の“モパー”(クライスラー系の高性能車の総称)が集まった。
きっかけは懇意にしている先輩が、「1969年あたりのプリマス・ロードランナーに乗っている人、知り合いでいない?」と、連絡してきたことだった。そこで1960年代のアメリカ車を所有する某日本車メーカーの人に相談したところ、友人・知人に声をかけて集めてくれたのだ。
1960年代のアメ車だらけのなかに置かれると360モデナは異質かもしれないが、これしかないのでしかたがない。
久しぶりにキーをひねると、エンジンは1発で始動した。アイドリングも安定している。21年前のクルマとはいえ、燃料噴射装置は電子制御式だからプラグかぶりもない。
ちなみに、フェラーリの燃料噴射装置について調べると、V8のミドシップモデルでは1981年型の「308」から、電子制御式が採用されている。
Vol.43 ドアがロックされない!後編
Vol.42 ドアがロックされない!前編
Vol.41 トラブル発生! ドアが開かない!?
またもやセキュリティアラームが……
走り出してもとくに異常はない。2段階に減衰力を切り替えられる電子制御式ダンパーも問題はない。「SPORT」にすると、明確に足まわりは硬くなる。エアコンも問題なし。風量と温度を「AUTO」にセットしておけば、車内は常に快適な環境だ。
アクセルを少し踏み込めば、甲高いV8サウンドと共に怒涛の勢いで加速していく。集合場所までの道のりはほとんどが直線だから、コーナリングを楽しめる場所はほとんどないが、直線だけでも十分楽しめる。
レッドゾーンまでまわせなくても、フェラーリ独特のエンジン・サウンドはやっぱり魅力的だ。タンのレザーシートの座り心地や香りも、乗るたびに「いいなぁ~」と思うし、10000rpmまで刻まれた回転計や340km/hスケールの速度計も、オウナーとしての満足度を高める。あとは、各所の“跳ね馬”も見るたび心が躍る。
ol.60 612スカリエッティのオウナーに会う
Vol.59 認定中古車で迷う(後編)
Vol.58 認定中古車で迷う(前編)
Vol.57 フェラーリ・オウナー専用のスマホ・アプリとは?
待ち合わせの時間より、少し早く着きそうだったので、首都高速道路の辰巳パーキングエリアに立ち寄った。トイレに行こうと思い、クルマを停めてエンジンを切り、外に出た。施錠するため、リモコン・キーのスウィッチを押す。
歩き始めて3秒後、またもや盗難防止用のセキュリティアラームが「ピーピーピー!」と、鳴った。周囲の人たちが、いっせいにわが360モデナを見る。
「またか!」と、思い、再度リモコン・キーのスウィッチを押し、解錠。そして、運転席ドアの鍵穴にキーを差し込み、ロックした。今度は問題なし。
しばらく症状があらわれなかったので「サービス・センターに持ち込むのは後日でいいや」と、放っていた。その場でフェラーリ横浜サービス・センターの高橋忠久工場長に電話すると、「いったん、各所をチェックしましょう」と、決まった。
その後、自宅に帰り、もう一度リモコン・キーのスウィッチを押して施錠したが、セキュリティアラームは鳴らなかった。
以前、セキュリティアラームが鳴り響いたときも、普段より長い距離を走ったあとだった。直前の走行距離の長さとセキュリティアラームのトラブルとのあいだに何らかの関係があるのかも?と疑ったが、理由が推理できない。サービス・センターに持ち込んだとしても、アラームの不正な稼働を再現できなければ原因はすぐにはわからないだろう。
きまぐれなトラブルにいつまで付き合わされるのか……後日、結果をリポートする。
『29歳、フェラーリを買う』直近記事
Vol.122 駐車は大変!
Vol.121 フェラーリと維持費
Vol.120 小さなトラブルは気にしない、気にしない
Vol.119 スーパーカーと音
Vol.118 トラブルは気まぐれ!?
Vol.117 自動車保険の見直し
Vol.116 車検整備完了
Vol.115 危機一髪! ガソリン漏れの結末
Vol.114 車検整備スタート
Vol.113 要整備箇所発見!
Vol.112 いざ2回目の車検へ!
Vol.111 等級ダウンでフェラーリの自動車保険はどうなる!?
Vol.110 フェラーリ・クラシケのブックレット
Vol.109 フェラーリ・クラシケの鑑定書に感動!
Vol.108 フェラーリ・クラシケ取得出来ました!
Vol.107 まもなく車検!
Vol.106 税金と保険
Vol.105 新型ポルトフィーノMに憧れる
Vol.104 冷たい風が欲しい!
Vol.103 トラブルは気まぐれ
Vol.102 トラブルかも!?
Vol.101 女優・夏樹陽子さんとの再会(後編)
Vol.100 女優・夏樹陽子さんとの再会(前編)
Vol.99 施工するのはどこ!?
Vol.98 “SPPF”に注目!
Vol.97 愛車を守りたい!
Vol.96 春なのに
Vol.95 事故の決算書
Vol.94 保険協定の結果
Vol.93 修理金額判明
Vol.92 事故の続きと驚きの方向へ
Vol.91 愛車をぶつけました
Vol.90 UVERworld・真太郎さんとの出会い(後編)
Vol.89 UVERworld・真太郎さんとの出会い(前編)
Vol.88 フェラーリ・クラシケ取得は簡単に進まない!?
Vol.87 458スパイダーとの偶然の出会い
Vol.86 フェラーリの実燃費 Part.2
Vol.85 新型ポルトフィーノMも良いではないか!
Vol.84 ローマに乗る
Vol.83 2020年を振り返る
Vol.82 人生初のツーリングに参加
Vol.81 あるべき“穴”がない!
Vol.80 クラシケ取得費用に納得
Vol.79 スーパーカーとソーシャルメディア
Vol.78 愛車をイベントに展示しました(後編)
Vol.77 愛車をイベントに展示しました(中編)
Vol.76 愛車をイベントに展示しました(前編)
Vol.75 フェラーリ・クラシケを取得するぞ! その5
Vol.74 フェラーリ・クラシケを取得するぞ! その4
Vol.73 この夏、愛車に乗れませんでした
Vol.72 オウナーとの交流
Vol.71 フェラーリ・クラシケを取得するぞ! その3
Vol.70 フェラーリ・クラシケを取得するぞ! その2
Vol.69 フェラーリ・クラシケを取得するぞ! その1
Vol.68 トラブル発生!
Vol.67 ドライブレコーダーの装着
Vol.66 自動車保険の現実(後編)
Vol.65 自動車保険の現実(前編)
Vol.64 フェラーリのオフィス・チェア
Vol.63 F8トリブートのオウナーに会う!
Vol.62 トラブル発生!?
Vol.61 純正サスペンションを紛失!?
Vol.60 612スカリエッティのオウナーに会う
Vol.59 認定中古車で迷う(後編)
Vol.58 認定中古車で迷う(前編)
Vol.57 フェラーリ・オウナー専用のスマホ・アプリとは?
Vol.56 新車フェラーリの購入はいかに
Vol.55 いざ、新車フェラーリの商談へ!
Vol.54 ローマの購入を真剣に考える
Vol.53 1カ月半ぶりのドライブへ(後編)
Vol.52 1カ月半ぶりのドライブへ(前編)
Vol.51 月々2万円でフェラーリに乗れる!?
Vol.50 気になる車両価格と連載50回目
Vol.49 カスタマイズ費用の総額
Vol.48 ちょっと古いフェラーリのランニングコスト
Vol.47 愛車にしばらく乗りません!
Vol.46 外出自粛の今、愛車を楽しむ方法とは?
Vol.45 新型コロナウイルス問題でフェラーリの新車販売はどうなる!?
Vol.44 フェラーリでスキーに連れてって!
Vol.43 ドアがロックされない!後編
Vol.42 ドアがロックされない!前編
Vol.41 トラブル発生! ドアが開かない!?
Vol.40 超有名漫画家が360モデナを描き下ろす!
Vol.39 新車フェラーリを購入!?
文・稲垣邦康(GQ) 写真・安井宏充(Weekend.)
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
全長3.5m! トヨタが「小さなMRスポーツカー」を開発! “5速MT×1.8Lターボ”搭載した「爆速モデル」に熱望の声!
[N-BOX]が[スペーシア]に負けるなんて…絶対王者 N-BOXに何が起こったのか!?!?!?
タフすぎるトヨタ「SUVミニバン」あった!? “両開き”「斬新ドア」×超タフ仕様がカッコイイ! めちゃ使えそうな「クロスバンギア」 市販化すれば人気必至か
日産の「和製スーパーカー」!? 斬新「3人乗り」仕様&目がバグる「幅狭」仕様! “後輪駆動”でめちゃ楽しそうな「ブレードグライダー」とは
豊田章男会長の報酬は16億円! 佐藤社長は6億円! トヨタの利益5兆円なのに16億って少なくね?
みんなのコメント
イナガキさん、これじゃ読者の期待を裏切ってます。
私はなんのために一週間働いてきたのか。