現在位置: carview! > ニュース > スポーツ > BMWが最高峰プロトタイプレース復帰を確認。2023年からLMDhプログラム開始へ

ここから本文です

BMWが最高峰プロトタイプレース復帰を確認。2023年からLMDhプログラム開始へ

掲載 更新
BMWが最高峰プロトタイプレース復帰を確認。2023年からLMDhプログラム開始へ

 6月10日、BMW M GmbH代表取締役であるマルクス・フラッシュが投稿したInstagram(markusflasch)によって、BMWがトップレベルのプロトタイプレースに復帰することが確認された。ドイツのメーカーは2023年からスタートするLMDh規定のランクに参入し、グローバル・スポーツカーレース・プログラムを実行する予定だ。

 BMW MのCEOであるフラッシュが、デイトナ24時間レースでのプログラム開始を示唆する「We are back! Daytona 2023」というメッセージを投稿してから一夜明けた11日までに、BMWからプログラムが及ぶ範囲や詳細についての公式発表はなされていない。

BMW M GmbH代表マルクス・フラッシュに聞く今後。LMDh活動への参加も示唆

 3月にSportscar365によって明らかにされたように、BMWはル・マン24時間レースの主催団体であるACOフランス西部自動車クラブと、ウェザーテック・スポーツカー選手権の運営組織であるIMSAが共同で作り上げた新プラットフォーム(=LMDh)の評価を行っていた。

 フラッシュは先週末にドイツで行われたニュルブルクリンク24時間レースにおいて、ジャーナリストに既存のスポーツカーレース・プログラムの上にLMDhのための余地があると「強く信じている」と語った。

「これはを決めるのは私だけではない」と述べた同氏は、「だからこそ、私は何も約束できない」と続けた。

「しかし、私は現在のステータスを管理するだけに責任を負ったわけではない」

「我々は(GTレース以外の)他のフォーマットを検討しており、まもなく決定が下されるだろう。私は我々がどこから来たのか、ルーツがどこにあるかを知っている」

「私はGT3の上に余地があると強く信じているんだ」

 BMWは北米のIMSAウェザーテックスポーツカー選手権のトップクラスにファクトリーエントリーすることでル・マン24時間レースに復帰し、さらにはWEC世界耐久選手権でのフルシーズンキャンペーンも視野に入れている。

 ドイツメーカーは2000年のALMSアメリカン・ル・マン・シリーズにBMW V12 LMRを投入。同シリーズのトップクラスで、アウディやパノスらとチャンピオン争いを繰り広げた。その1年前にはヤニック・ダルマス/ピエルルイジ・マルティニ/ヨアヒム・ヴィンケルホック組のBMW V12 LMRがル・マン24時間レースで総合優勝を飾っている。

 このとき以来のプロトタイプレース復帰となるBMWが参入するLMDhプラットフォームでは、すでにアキュラ、アウディ、ポルシェがプログラム参加をアナウンス済みだ。また、キャデラックもLMP2カーベースの新規定への参加発表が間近に迫っていると考えられている。

 一方、LMDhとシリーズを跨いでの交互参戦が可能で、すでに今季のWECから導入されているACOのル・マン・ハイパー(LMH)には、今週末にポルトガルで8時間レースを戦うトヨタとスクーデリア・グリッケンハウス、2023年から参加予定のプジョーとフェラーリが名を連ねている。

こんな記事も読まれています

マツダ「RX−7」ベースの貴重なRE雨宮「幻気-7」を熱意で譲ってもらいました! サーキットからストリートまで快適仕様で楽しんでます
マツダ「RX−7」ベースの貴重なRE雨宮「幻気-7」を熱意で譲ってもらいました! サーキットからストリートまで快適仕様で楽しんでます
Auto Messe Web
あおり運転の如くに車間距離を詰められた時どうしたらいい? その対処法と運転免許を保有している意味について解説
あおり運転の如くに車間距離を詰められた時どうしたらいい? その対処法と運転免許を保有している意味について解説
LE VOLANT CARSMEET WEB
矢野特殊自動車、荷室側面が1枚パネルの温度管理トレーラーを開発
矢野特殊自動車、荷室側面が1枚パネルの温度管理トレーラーを開発
日刊自動車新聞
【最新モデル試乗】新たなメルセデスの形。環境性能と快適性を徹底追求したEクラスの気になる完成度
【最新モデル試乗】新たなメルセデスの形。環境性能と快適性を徹底追求したEクラスの気になる完成度
カー・アンド・ドライバー
日産内田社長、ホンダとの協業「スピード感を持って結論を出したい」[新聞ウォッチ]
日産内田社長、ホンダとの協業「スピード感を持って結論を出したい」[新聞ウォッチ]
レスポンス
バイクニュース今週のダイジェスト(5/6~10)
バイクニュース今週のダイジェスト(5/6~10)
バイクブロス
「ガソリン安くなるし最高!」意外と知らない人多し! 運転免許には隠れた秘密? ちゃんとした人が受けられる優遇とは
「ガソリン安くなるし最高!」意外と知らない人多し! 運転免許には隠れた秘密? ちゃんとした人が受けられる優遇とは
くるまのニュース
最近気温が高い…!涼しいツーリングスタイル
最近気温が高い…!涼しいツーリングスタイル
バイクのニュース
めちゃ売れてる! “MTアリ”の日産「最小&最安SUV」! アンダー120万円&全長4m以下ボディの「マグナイト」が印で愛される理由とは
めちゃ売れてる! “MTアリ”の日産「最小&最安SUV」! アンダー120万円&全長4m以下ボディの「マグナイト」が印で愛される理由とは
くるまのニュース
NOKとENEOS、摩擦40%低減の「自己潤滑ゴム」開発
NOKとENEOS、摩擦40%低減の「自己潤滑ゴム」開発
レスポンス
メルセデス元技術責任者のパディ・ロウ、古巣の”復活”は簡単ではないと推測「F1で良いマシンを手にでき時、それは幸運だと思わなければいけない」
メルセデス元技術責任者のパディ・ロウ、古巣の”復活”は簡単ではないと推測「F1で良いマシンを手にでき時、それは幸運だと思わなければいけない」
motorsport.com 日本版
ホンダ新型「カクカクSUV」ワイルド&上質な“縦グリル”がスゴい! 新型「WR-V」人気のカスタム仕様とは?
ホンダ新型「カクカクSUV」ワイルド&上質な“縦グリル”がスゴい! 新型「WR-V」人気のカスタム仕様とは?
くるまのニュース
自立する電動3輪特定小型原付「ストリーモS01JT」 580台の数量限定販売 申込期間は5月31日まで
自立する電動3輪特定小型原付「ストリーモS01JT」 580台の数量限定販売 申込期間は5月31日まで
バイクのニュース
レクサスのミニバン『LM』に6座仕様、価格は1500万円
レクサスのミニバン『LM』に6座仕様、価格は1500万円
レスポンス
日産のカーボンフリーへの取り組みがガチ! 工場をエタノール燃料の燃料電池で稼働させる仕組みを公開
日産のカーボンフリーへの取り組みがガチ! 工場をエタノール燃料の燃料電池で稼働させる仕組みを公開
WEB CARTOP
ヤマハの隠れたヒット商品!? レクサスも純正採用する「パフォーマンスダンパー」はどんな効果があるのか
ヤマハの隠れたヒット商品!? レクサスも純正採用する「パフォーマンスダンパー」はどんな効果があるのか
モーサイ
誕生から70年!アメリカンマッスルカーの雄「シボレー コルベット Z06」EU仕様でも速かった!
誕生から70年!アメリカンマッスルカーの雄「シボレー コルベット Z06」EU仕様でも速かった!
AutoBild Japan
西湘バイパスの「圏央道直結」いつ実現!? 中途半端な「新湘南バイパス」の平塚延伸はどうなっているのか 「謎の橋脚」の正体とは
西湘バイパスの「圏央道直結」いつ実現!? 中途半端な「新湘南バイパス」の平塚延伸はどうなっているのか 「謎の橋脚」の正体とは
くるまのニュース

みんなのコメント

この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村