■数々のショーで高い評価を受ける日本人カスタムカーアーティスト
ボディ全体に特殊なメタル塗装と手彫りの彫刻が施された1958年式シボレー「インパラ」が、米国・ラスベガスで開催される世界最大規模のカスタム&チューニングカー見本市であるSEMAショー2018に出展されました。
【詳細画像】圧倒的な技に世界が驚いた! メタルインパラや特殊タトゥのGT-R(17枚)
その後、2019年1月に開催された東京オートサロン2019の「国際カスタムカーコンテスト」で最優秀賞グランプリを獲得。
2019年10月末より開催された第46回東京モーターショーにも展示され、今後はカスタムの本場であるアメリカ・カリフォルニア州サンディエゴにあるサンディエゴ自動車博物館に展示されることになりました。
このインパラは、日本人のカスタムカーアーティスト井澤孝彦氏が手掛けた作品で、まさに走る芸術品といえます。なぜ、サンディエゴ自動車博物館に招待されることになったのでしょうか。
井澤氏は、ディーラー整備工場の塗装部門などで経験を積み、2016年にカスタムカー製作をメインとする株式会社ROHAN(IZAWA ART DESIGN)を立ち上げました。東京オートサロンではKUHL RACING JAPANのブースに複数のカスタムカーを出展しています。
2015年からSEMAショーに井澤氏がカスタムペイントを手掛けた車両が展示されるようになり、2018年からはROHAN(IZAWA ART DESIGN)として自社ブースの出展も開始しました。
カスタムの本場アメリカにおいても、井澤氏の斬新な手法で作られた車両はどれも大絶賛を受け、2019年3月にはNHKが世界に展開する国際放送「NHKワールド」で井澤氏製作のインパラが紹介されて話題を集めました。
数々のカスタムカーを手掛けてきた井澤氏が最初に世界を驚かせたのは、金銀2台の日産「GT-R」でした。
2015年のSEMAショーに出展された銀色のGT-Rは、大阪オートメッセで総合グランプリを獲得、翌年2016年のSEMAショーに出展された黄金色のGT-Rも大阪オートメッセで総合グランプリを獲得しています。
さらにこれらの金銀GT-Rは、中東アブダビ(UAE)のカーショーに出展し、同年SEMAショーに出展されたことで大変な話題となり、世界のセレブから購入希望が殺到したといいます。黄金GT-Rはドバイの日産ディーラーにも長期間展示されるなど、大きな反響がありました。
これらのカスタムカーを初めて見る人からは「ラッピングでしょ?」といわれるそうですが、印刷されたフィルムをボディに施工するラッピングではなく、すべて特殊な塗装と手彫りで作られています。
芸術的なカスタムカーについて、井澤氏は次のように話します。
「エングレイビングはカスタムカーの技術のひとつで、イスラム芸術から生まれた彫刻をアメリカのカスタムカー好きがローライダーの鉄製バンパーに彫ったのが始まりです。
ただし、バンパーやドアミラーなどパーツの一部におこなうのが一般的で、ボディ全体に施したのは私が製作した銀色のGT-Rが世界初です。
金と銀の塗料は、塗料メーカーと一緒に開発しました。耐久性や耐候性など、現在使われている自動車用塗料と同じ水準になるまでにはかなりの時間を要しましたが、世界初のメタル塗料です」
ちなみに、金と銀では、金色の方が圧倒的に手間がかかるとのことでした。
■アメリカ人がほれ込んだ“IZAWA IMPALA”の魅力とは
今回、米国カリフォルニア州サンディエゴにある「San Diego Automotive Museum」(サンディエゴ自動車博物館)に期間限定で展示されることになったインパラですが、レストアも含めて製作に半年以上を掛けた超大作です。
東京モーターショー2019の招待展示が終わって、すぐにサンディエゴに向けて送り出しており、博物館に到着するのは12月末、2020年1月以降の展示を予定しています。
魅力はたくさんありますが、まずは驚異的なアートワークに驚きました。パーツ単位ではなく、インパラのボディ全体に施されたエングレイビング(彫刻)は緻密で美しく完璧で、これまで誰も見たことがない驚くべき仕上がりです。私はとにかくこのクルマが大好きです。
※ ※ ※
博物館の学芸員がほれ込んだ“IZAWA IMPALA”はローライダーカスタムの本場、南カリフォルニアの人々を驚かせることは間違いないでしょう。
井澤氏の最新作は、2019年のSEMAショーに出展された赤い日産「GT-R」と、エッジカスタムとのコラボで出展された青いダッジ「チャレンジャー」です。いずれも白いラインとグラインダー・タトゥと呼ばれる特殊な塗装がポイントとなります。
光が当たっていないときは普通の塗装ですが、光が当たるとボディの奥底から無数の曲線が浮かび上がってくるという立体的な塗装は、強烈なインパクトを放っていました。
見る人に驚いてもらえるようなカスタムや、いままで誰もやったことのないカスタムを常に考えている井澤氏は、芸術性の高い職人技を持ち、常に新しいカスタム手法を追求し続けています。
井澤氏の評価が世界規模で高まっていることは、日本人としても大変誇らしいです。
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