2018シーズンのF1最終戦、アブダビGPのフリー走行3回目は、メルセデスのルイス・ハミルトンがトップタイムを記録した。
FP1同様、まだ陽が高い現地時間14時から行われるFP3。トワイライトの時間帯に行われる予選・決勝に向けては参考にしづらい気温31度、路面温度43度というコンディションとなった。
■ブラジルGP”リタイア危機”の大ダメージも、ハミルトンのパワーユニットに問題なし? メルセデス「すべてが正常に見える」
セッションがスタートすると、インスタレーションラップを済ませてピットに戻るマシンが多い中、ウイリアムズ勢はいきなりタイム計測を開始。まずはランス・ストロールが1分41秒500を記録した。
しばらくはウイリアムズの2台のみが周回を重ねたが、セッション開始から10分が過ぎるとキミ・ライコネン(フェラーリ)がコースイン。ハイパーソフトタイヤを装着し、1分39秒314を記録した。
ただライコネンのアタックにはコースオフする場面も。遅れてアタックしたセバスチャン・ベッテルもリヤを滑らせたが、1分38秒668をマークしてチームメイトを上回りトップに立った。
セッション残り40分を切ったところで、ザウバーのシャルル・ルクレールが19コーナーでスピンしクラッシュ。リヤウイングを破損してしまい、ピットに戻った。
同じ頃、メルセデス勢がようやくコースイン。フェラーリ勢と同じくハイパーソフトタイヤを装着し、ルイス・ハミルトンが2番手となった。ただ最終セクターでコースオフ、かまぼこ状の縁石でフロアを打ち付けてしまう場面もあった。
初日好調だったレッドブル勢はウルトラソフトタイヤで走行。マックス・フェルスタッペンが3番手につけたが、最終セクターでハイブリッドパワーが切れてしまうとチームに報告している。
セッション残り20分を切ると、フェラーリ勢が2セット目のハイパーソフトタイヤを投入し、ベッテルが1分37秒587までタイムを更新した。
ハミルトンも同じく新品のハイパーソフトを投入すると、セクター2とセクター3で全体ベストを更新し、1分37秒176をマーク。ベッテルに0.411秒の差をつけて見せた。その後、ライコネンがセクター2で全体ベストを塗り替えるが、ハミルトンには0.288秒及ばず2番手だった。
セッション残り時間が5分に迫ると、中団勢もハイパーソフトタイヤを投入し始めた。そんな中、ダニエル・リカルド(レッドブル)はマシンに異常を感じた様子。エンジンは回っていたようだが、自らマシンをコース外に止め、一足早くセッションを終える形となってしまった。
今季は多くのトラブルに見舞われ、全ドライバー中最多となる8回のレースリタイアを喫しているリカルドだが、レッドブル最後のレースとなる今回も、スムーズな週末を送ることはできなかったようだ。
トロロッソ勢はセッション終了間際にタイムアタックを行なったものの、ピエール・ガスリーがスロー走行していたロマン・グロージャン(ハース)と接触しタイムアップできず、15番手。この件は審議対象となっている。ブレンドン・ハートレーもベストタイムを更新できず、12番手だった。
結局セッションのトップはハミルトン。2番手のライコネンに0.288秒差をつけた。フェラーリ勢はセッションを通してコースオフする場面が多かった印象。3番手のベッテルはチェッカー間際にもブレーキをロックさせ、コースを飛び出していた。
レッドブル勢はフェルスタッペンが4番手。ハミルトンとは0.571秒差だった。リカルド6番手だったが、予選までにマシンの準備が間に合うか心配される。
7番手のグロージャンは、予選Q3進出を争う中団勢から一歩抜け出す好タイム。しかしガスリーとの接触で審議対象となっているのが懸念材料だ。
今季のF1最後の予選はこの後、日本時間22時からスタートする。
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