アルファタウリの角田裕毅は母国戦日本GPを迎えた時点で未だ2024年のシートが確定していないドライバーのひとりだが、チーム代表を務めるフランツ・トストは、来季契約については「詳細が全て把握でき次第、すぐにアナウンスする予定」だとしている。
角田は2021年からF1昇格を果たし、今年で3年目を迎えた。過去2年は若いドライバーらしい粗さが走りや姿勢に見られたが、今季は一貫して高いパフォーマンスを発揮し続けている。
■角田裕毅、シンガポールの好調さは新ダンパーのおかげ。しかし空力面のアップデート効果にも期待「ここ鈴鹿で速ければ、今後のGPも期待できるはず」
アルファタウリのAT04は控えめに言っても良いマシンとは言えず、時に天に見放されることもありながら、角田はここまで入賞3回を達成。大量得点獲得とはいかないものの、随所で光る走りを見せている。
手塩にかけて角田を育ててきたトスト代表に、今季ここまでの角田の“成績表”を付けてもらうと、彼は角田に100点満点中85点という評価を下した。
「まずユウキは非常にスキルの高いドライバーで、生まれ持ったスピードは信じられないほどだ。改善も大きい。彼は今3年目で、結果がすぐに出ることは遅かれ早かれ想像していた。彼はいつでも速いからね」
「シンガポールでもQ3に進出できたはずだが、状況が我々に向かなかった。ただ、今後のレースで彼は速いはずだ」
「そういったポイントから、彼には85点を与えたい。スコアは高くないといけないけどね」
「(残りの)15点を埋めるために、彼はどうしなければならないか? それは少しの姿勢の問題だ。彼はもっとリラックスすべきだ。彼が自分にプレッシャーをかけ過ぎていることもある。もっとリラックスすれば彼は大丈夫だ」
またトスト代表は、角田が急成長した要因が複数あると考えている。
「ユウキの最初と今を見比べると、コックピットの中でも落ち着いていて、以前よりもレース展開を読めるようになった。タイヤマネジメントも本当に良いし、マシンのセットアップを正しい方向へ持っていく上で良い感覚を持っている」
「そういった要素全てが、彼の成功に繋がっている」
「若いドライバーなら常にチームメイトから学ぶことになる。ユウキはピエール・ガスリーから多くを学んでいるし、短期間だけどリカルドからも学んでいる。リカルドは戻ってくるし、彼が何を得られるか見てみたい。あれほど経験を積んだドライバーからは常に学びが得られる」
トスト代表は、角田のレッドブル・レーシング昇格については「決定権は私に無いし、それはレッドブルが決めることだ」とする一方で「レースの面で言えば、良いパフォーマンスを示せていれば、状況が分かるはずだ」と語っている。
そして、2024年に向けた角田の契約についてトスト代表に尋ねると、彼は次のように答えた。
「何も教えられないよ。秘密だからね」
「詳細を全て把握次第、すぐにアナウンスする予定だ。いつも我々レッドブルは、日本にとってのグッドニュースを届けているからね」
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