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ライオンの中に投げ込まれたみたいじゃないか! アロンソ、F1日本GPでの無線交信を説明「直線スピードが遅くて、苛立ってしまうことはあるもんだ」

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ライオンの中に投げ込まれたみたいじゃないか! アロンソ、F1日本GPでの無線交信を説明「直線スピードが遅くて、苛立ってしまうことはあるもんだ」

 F1日本GPの決勝レースを8位で終えたアストンマーチンのフェルナンド・アロンソは、ピットストップを終えた直後に「ライオンの中に投げ込まれたようなモノだ」と発言した。これについてアロンソは、チームに対して怒りのコメントを投げかけたわけではなく、国際映像にうまく切り取られただけだと語った。その一方で、直線スピードが伸びないことに苛立っていたことを明らかにした。

 10番グリッドから決勝レースをスタートしたアロンソは、ルイス・ハミルトン(メルセデス)とセルジオ・ペレス(レッドブル)が接触したことをうまく活かし、一気に6番手までジャンプアップしてみせた。

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 しかし、アロンソがスタート用に選択したのはソフトタイヤ。それもあってチームは、11周目にピットに呼び戻し、タイヤを交換することを選択した。これは上位を走っていたドライバーの中では、最も早いタイミングでのピットストップだった。

 アロンソはアルピーヌのエステバン・オコンの後ろでコースに復帰。ただアロンソのマシンはストレートスピードが伸びず、オコンを攻略するのに苦しむことになった。そして「あんなに早くピットストップするなんて、僕をライオンの中に投げ込むようなモノだよ」と発言したのだった。

 最終的には8位でレースを終えることになったアロンソは、当該の無線交信について怒っていたわけではなく、同様の状況に置かれれば、どんなドライバーでも苛立つだろうと語った。

「まあ、怒っていたわけではないよ」

 アロンソは無線での交信について、motorsport.comの取材にそう答えた。

「文脈をまったく無視した、古典的な切り取り方だったんだ」

「他のドライバーたちが、遅いマシンに引っかかっているのに、直線ではDRSを開いても引き離されてしまう……そんな状況の時にどう言っているのかは分からないけどね」

「『問題ない。ここに詰まっていても、僕は満足してるよ』と言う人もいるかもしれないけどね」

「でも僕は、彼らをオーバーテイクしたいと思っている。でも、直線ではDRSを開いても、僕の方がスピードが遅かったんだ」

「そこで僕は、別の戦略をチームに考えてもらうように頼んだ。それでピットストップして、彼らを倒すことができた。それが僕らのやり方なんだ。無線の内容がハイライトだったかもしれないけど、僕らは彼らをレースで倒したんだ」

 1回目のピットストップが早いタイミングだったことについて、アロンソは次のように語った。

「今日の僕らは速かったと思う。ペースの面では、僕らは予想よりも速かった」

 そうアロンソは言う。

「僕はフェラーリ勢の後ろ、ハミルトンの前にいたが、あまりプレッシャーは感じていなかった。そして12周目に(実際には11周を走り切ったところ)でピットストップをしたと思う。それは角田(裕毅/アルファタウリ)をカバーするためだったと思うけど、それはちょっと意外だったんだ」

「あのストップの後は、明らかにその後のレースは非常に長くなると思った」

「もしかしたら、あの判断は間違いだったかもしれない。でもレースが終わった後にそう言うのは簡単だ。そして最終的な順位は、おそらく上位チームに次ぐ8位だっただろう。つまり、僕らのレースはあまり変わらなかっただろうということだ」

「最初のピットストップが早すぎたと思ったので、少し動揺した。そして議論もしなかったんだ。ピットストップが早すぎることは分かっていたんだけど、それは問題ない。時には、そういう判断によって恩恵を受けることもあるからね」

 16レースも戦えば、チームの決定に疑問を抱く瞬間もあるのではと尋ねられたアロンソは、次のように語った。

「僕らはハードタイヤを2セット残していたと思う。でも、フェラーリ勢は1セットしか残っていなかったんだ」

「僕らは一番最初に1回目のストップを行なうことを考えていた。それで、彼ら(フェラーリ勢)にも早めにピットストップさせる必要があったんだ。だから僕は戦略については理解している。何も間違っていない」

「しかし、ストレートが非常に遅いマシンがトラフィックに巻き込まれると、勢いを失ってしまい、苛立つような瞬間があるものだ。今日はそういうことが起きてしまったけど、まったく問題ないよ」

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