黄金時代のF1マシンやWGPマシンの間を縫って……
ホンダが公開したYOUTUBE動画に目を疑う人が続出?! バイクってこんな動きができるんだぁ……という、ただでさえアクロバティックな走行を、モータースポーツの機械遺産とも呼べる超貴重なマシンのすぐ側で見せているのだから、そのヤバさを想像してみてほしい。
夢をありがとう! トライアルの藤波貴久選手が26年間の世界選手権キャリアに終止符
ひえー! 二度と作れないF1マシンやWGPマシンのすぐ側でっ!?
いやこれ藤波貴久さんだから許されるよね! そう思わずにはいられない、藤波さんを知らない方だったらハラハラして仕方がないかもしれない動画を紹介しよう。
ホンダの公式YOUTUBEチャンネル『本田技研工業株式会社(Honda)」は2023年12月27日、2024年春のリニューアルオープンに向けて一時休館中のホンダコレクションホール(@モビリティリゾートもてぎ)の館内をトライアルバイクが爆走する動画を公開した。
トライアルバイクを駆るのは、日本人で史上唯一トライアル世界選手権のチャンピオンを獲得したレジェンドライダーで、現Repsol Honda Team監督の藤波貴久さんだ。
―― ああっ、そんなところでストッピー!?
―― ふむふむ、これがホンダの最初期のバイクか……というほのぼのシーン(?)も。
日本人で史上唯一、最高峰を制した男
藤波さんは、二輪/四輪を問わず、トップカテゴリーと言われる世界選手権の最高峰クラス(または無差別クラス)で年間チャンピオンを獲得した唯一の日本人であり、シーズン後に引退した2021年には開幕戦イタリアGPで5年ぶりの優勝をもぎ取るなど、最後まで同選手権のトップクラスを駆け抜けた。
スロットルを豪快に開けるスタイルから“フジガス”の愛称を付けられた藤波さんは1980年三重県生まれ。3歳からモトクロスを始め、自転車トライアルなども経験した後、1993年には13歳で全日本トライアル選手権に参戦し、1995年には最年少の15歳でタイトルを獲得している。
1996年からは世界選手権に参戦を開始。1997年のドイツ大会では史上最年少の17歳237日で初優勝を果たし、翌1998年には世界選手権ランキング5位を獲得すると、1999年から2003年まで5年連続で世界選手権ランキング2位を獲得し続け、2004年にはついに日本人初となるチャンピオンに輝いたのだ。その後も2017年まで21年連続でランキングトップ5入りという大記録を樹立した。
ちなみに、当WEBサイトでコラムを連載する、1993年ロードレース世界選手権(WGP)250ccクラスチャンピオンの原田哲也さんをして、「日本人でバイクに乗るのが一番うまいのは藤波選手」と言わしめるほど。
そんな伝説のライダーだからこそ、リニューアル工事を目前に控えているとはいえ、機械遺産と呼ぶにふさわしいマシン群の間を縫うように走ることが許されたってわけだ。もちろん動画の概要欄には「※安全に十分な配慮をしたうえで撮影をしています」の文字もあるが、レジェンドライダーにとっては朝飯前のデモンストレーションだったのではないだろうか。
―― 床ももう張り替えるからいいよね……。
そんな爆走シーンが撮影されたホンダコレクションホールは、『夢と挑戦の物語を感じられる場』へとリニューアル予定で、すでに2023年12月4日より一時休館中。2024年春のオープンが楽しみだ!
―― オープンから四半世紀でのリニューアルへ。
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