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アウディの電気自動車 第3弾、Q4 eトロン/Q4 eトロン スポーツバックがオンラインでワールドプレミア

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アウディの電気自動車 第3弾、Q4 eトロン/Q4 eトロン スポーツバックがオンラインでワールドプレミア

2021年4月14日、アウディAGはドイツ本国で電気自動車(EV)第3弾となる、Q4 eトロンとQ4 eトロン スポーツバックをオンラインでワールドプレミア(世界初公開)した。日本への導入時期は、今のところ未定だ。(タイトル写真はQ4 eトロン)

アウディがコンパクトSUVセグメントに初めて導入したEV
すでにeトロン(およびeトロン スポーツバック)、eトロンGTと、ラージモデルではEVを投入しているアウディが、第3弾としてコンパクトSUVセグメントにEVを導入してきた。

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2019年にショーモデルとして発表された、Q4 コンセプトとQ4 スポーツバック eトロン コンセプトのデザインを、市販モデルに移植している。。短いフロントオーバーハング、大径ホイール、アスリートを連想させる筋肉質なボディが、表現力豊かなプロポーションを創出している。

クーペスタイルの低いルーフラインを備えたQ4 スポーツバック eトロンは、テールゲートと一体化された立体的なスポイラーがリアウインドーを2分割するデザインが印象的だ。Cd値は、Q4 eトロンが0.28、Q4 eトロン スポーツバックが0.26を達成している。

インテリアは開放感にあふれており、インストルメントパネルはドライバーに向かって少し角度が付けられ、独立したエリアに分割されて、デザイン要素にもなっている2つのディスプレイを統合している。水平方向に伸びるセンターパネルには、ギアを選択するためのシフターが設置されている。シート地には、1.5Lペットボトル約26本分のリサイクル素材が使われている。

新設計のステアリングホイールには、ドライバーがデジタルインストルメントクラスターを操作するために使用するタッチパネルが組み込まれている。インフォテインメントとナビゲーションは、主にダッシュボード中央に配置されたMMIタッチディスプレイを使用して操作する。

全長は4.59mだがホイールベースは2.76mと長く、室内はフルサイズSUVクラスに匹敵する広さがある。EVゆえセンタートンネルもなく、リアシートの足下も広い。ラゲッジスペースは、Q4 eトロンが520~1490L、Q4 eトロン スポーツバックが535~1460Lと、中型クラス並みの容量を誇る。

2種類のバッテリー、3種類の駆動バージョンを設定
モデル ラインナップは、2種類のバッテリー容量と3種類の駆動バージョンを設定している。バッテリーは、正味エネルギー容量52kWh(総容量55kWh:9セル)と、正味エネルギー容量77kWh(総容量82kWh:12セル)を設定。

Q4 35 eトロンは最高出力125kW(170ps)の電気モーターを1基、Q4 40 eトロンは最高出力150kW(204ps)の電気モーターを1基搭載し、ともに後輪を駆動する。最上位バージョンのQ4 50 eトロン クワトロは、2基の電気モーターによる電動4WDシステムを搭載している。最高出力は220kW(299ps)で、0→100km/h加速は6.2秒、最高速度は180km/h(リミッター作動)。効率を高めるために、フロントアクスルのモーターは、高出力または強力なグリップが必要な場合にのみ作動する。

Q4 40 eトロンでは、WLTPサイクルで最大520kmの航続距離を実現し、出力125kWの直流急速充電を使用すれば、わずか約10分の充電で最大130kmの走行が可能だという。

一部グレードでは標準装備となるが、車高を15mm下げるスポーツサスペンションやアウディドライブセレクトシステム、プログレッシブ ステアリング、ダンパーコントロールなどもオプション設定されている。また、アダプティブクルーズアシストやサラウンドビューカメラなど、数多くの運転支援システムも搭載している。

Q4 eトロンとQ4 eトロン スポーツバックは2021年6月からヨーロッパ市場に導入され、ドイツにおけるベース価格は、Q4 eトロンが4万1900ユーロ(約545万円)、Q4 eトロン スポーツバックが4万3900ユーロ(約571万円)からとなっている。

今のところ日本仕様の導入時期や価格は未定だが、近い将来に正規導入されることは間違いないだろう。世界的な人気が続くSUV市場は、パワートレーンや駆動方式も含めて、ますます選択肢が増えていくようだ。

[ アルバム : アウディ Q4 eトロン/Q4 eトロン スポーツバック はオリジナルサイトでご覧ください ]

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