マクラーレンは、メキシコGP~ブラジルGP~カタールGPの3連戦で、僅か4ポイントしか獲得することができなかった。同チームの代表であるアンドレアス・ザイドルは、この突如の低迷はチームにとって「苦痛」とも言える経験だったと認める。
今季のマクラーレンは、メキシコGPを迎えた段階ではコンストラクターズランキング3番手につけ、ライバルとなっているフェラーリに3.5ポイントの差をつけていた。
■F1カタールGPでパンクに見舞われた4人のドライバーが証言「こんなことあってはならない」
しかしメキシコからの3連戦では大失速。ランド・ノリスが4ポイント獲得したものの、ダニエル・リカルドは無得点に終わってしまった。一方のフェラーリは、3レース合計で47ポイントを獲得。両チームの順位が逆転したばかりか、その差は39.5ポイントとかなり大きく開くことになった。
今シーズン残りは2戦。マクラーレンにとっては、コンストラクターズランキング3位獲得は、かなり厳しい状況になってきたと言わざるを得ないだろう。
この状況についてザイドル代表は、この3レースの結果は、チームのパッケージのポテンシャルを活かしたモノではないと語った。
「チーム全体にとって大変だったということは、ある程度は受け入れなければいけないだろう。3レースで4ポイントしか獲得できないというのは、明らかに苦痛だ」
そうザイドル代表は語る。
「しかし何が起きたのか、なぜ多くのポイントを失ってしまったのかということを見てみると、それは我々の手に負えない、不運とも言える状況があった。しかしそれも、我々が戦っているスポーツの一部分であると言える」
「カタールでは、競争力のあるマシンがあり、ふたりのドライバーがコース上で競争力を発揮し、チームもピットストップで良い仕事をした。それは良いことだと思う。だから、次のサウジアラビアGPでは、いつものポジションに戻らなければいけない。反撃しなければいけないんだ」
カタールGPでは1ストップ作戦を採ったノリスが、レース終盤まで4番手を走行していた。しかし突如タイヤのパンクに見舞われ、緊急ピットイン。ポジションを落とすことになり、9位でのフィニッシュになった。
ザイドル代表は、このパンクさえなければ、かなり多くのポイントを獲得できた可能性があると考えている。
「私の観点から言えば、彼は4位か5位でフィニッシュできたはずだと思う」
「ブラジルとメキシコでの厳しい週末の後、コンストラクターズ選手権での戦いとは関係なく、良い結果を出すことができたはずだ。そういう意味でこのパンクに見舞われたのは、明らかに残念だった」
前述の通り、マクラーレンがコンストラクターズランキング3位になるのは、非常に厳しい状況になってきた。しかしザイドル代表は、もしフェラーリに勝つことができなかったとしても、今シーズンの戦いぶりは、2022年に向けて勇気づけてくれる要素になると語る。
「残念ながらタイヤのパンクでチャンスを逃してしまった。3連戦はうまくいかなかった」
そうザイドル代表は語る。
「このスポーツでは、そういうことになることだってある。だが理論的に可能性が残っている限り、コンストラクターズランキング3位を目指して、最後の2レースで全てかけて戦うつもりだ」
「しかしそれとは関係なく、ただ良いポジションでフィニッシュし、いくつかの良い結果を手にして冬休みを迎えたいと思う」
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