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怖ッ! 「路肩ミサイル」や「高速を歩く歩行者」なぜ存在? ドラレコに映る2つの“カオス”な危険行為が話題に

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怖ッ! 「路肩ミサイル」や「高速を歩く歩行者」なぜ存在? ドラレコに映る2つの“カオス”な危険行為が話題に

■「なんでいるの!?」高速道路に人影

 クルマが時速100キロほどの速度で行き交う高速道路は、ちょっとした不注意で大きな事故につながるおそれもあるため、運転時には十分に気をつける必要があります。
 
 高速道路を走行していたあるユーザーのドライブレコーダーが捉えていた、連続する2つの危険な光景がSNSで話題となりました。どのような映像なのでしょうか。

【画像】「えっ…!」高速に歩行者! 路肩に”ミサイル”! 危険すぎる「行為」の画像を見る(34枚)

 shin’s Car Life(@shin4539)さんは以下のコメントとともに、ひとつのドライブレコーダーの映像を投稿しました。

「今日の東名。

 路肩走行のミサイルさんと、高速を歩く歩行者。事故にならなくて良かった」

 長さ15秒ほどの動画には、渋滞気味の高速道路の路肩を1台のクルマが勢いよく走り去っていく光景とともに、その路肩を歩く人が映っています。

 今回の投稿経緯について、shin’s Car Lifeさんは以下のように話します。

「この動画の直前にも路肩走行のクルマがおり、危ないなとは思っていたのですが、今回の歩行者がいる脇をすり抜けて行く動画は、安易に路肩走行すると予期せぬ危険があるんだという状況がたまたま映っていたため、投稿しました」

 映像を見たほかのユーザーからは「カオスだな…」「なにこの地獄は」「え、なんで歩行者いるの!?」など、驚く声が多数寄せられています。

 今回の映像は、高速道路で禁止されている「歩行者の進入」「路肩走行」の2点の危険行為が該当します。

 まず「歩行者の進入」ですが、道路法第48条の11、高速自動車国道法第17条で、そもそも高速道路への歩行者や自転車などの進入は禁止されています。

 高速道路各社は、高速道路入口に進入禁止の標識や看板、ポールを立てるなどの対策を取っているものの、今回のように誤進入してしまうケースは少なくないのが現状です。

 映像の歩行者について、shin’s Car Lifeさんは以下のように説明します。

「後ろ姿しか見えておりませんが、服装などから中高年の男性だと思います。

 後方を気にすることなくまっすぐ前を見て歩く様子から、ここが歩行者立入禁止の場所だと認識していないように感じました」

 こうした高速道路に誤進入してしまうケースについて、首都高速道路の場合は、高齢者が一般道と間違えて進入してしまったり、酒酔いで高速道路だと認識できず誤って進入してしまったり、料金所へ道を聞くために進入してしまう場合なども発生しているといいます。

 なかなか防ぎきれない歩行者などの誤進入ですが、クルマを運転中に見かけた場合はどうしたら良いのでしょうか。

 その場合は、すぐに道路緊急ダイヤル「#9910」または「110番」で緊急通報するようにしましょう。

 なお非常電話で通報する場合、高速道路の本線に設置してある非常電話は走行できなくなった人のための緊急専用であるため、サービスエリア・パーキングエリア内の非常電話を利用するようにしましょう。

※ ※ ※

 高速道路では時速100キロ近い速度でクルマが走行しており非常に危険です。

 悲惨な事故を引き起こさないためにも、少しでも早く通報するのが望ましいといえるでしょう。

■「路肩走行」もNG!

 また、映像には路肩を走行するクルマも映っていますが、これも禁止されている行為のひとつです。

 路肩は場所によってはクルマ1台が余裕で走行できるスペースがあるため、渋滞時に路肩から追い抜いていくクルマを見かけることもあるかもしれません。

 ではそもそも、なぜ路肩を走行してはいけないのでしょうか。

 NEXCO東日本は「路肩を走ってはいけないのはなぜですか」の問いに対し以下のように回答しています。

「路肩は車道ではありません。

 路肩は故障した車両の一時停止や、警察車両や救急車などの緊急車両が使用するための空間です。

 一般の車両が路肩を走行することは絶対にしないでください。

 道路交通法違反になるだけでなく、緊急時の救急活動や、道路復旧活動などの妨げになるおそれがあります」

 路肩はあくまで緊急時に使用するための空間であるため、一般車が走行するスペースではないのです。

 路肩を走行した場合には「通行区分違反」にあたり、普通車の場合は違反点数2点、反則金9000円が科される可能性があります。

※ ※ ※

 今回の投稿者であるshin’s Car Lifeさんは、以下のように感想を話します。

「渋滞が酷い中、トイレに行きたい、目的地に間に合わない、納品の時間が遅れてしまう…など、個々のドライバーには色々事情があると思います。

 しかし、それでも多くのみなさんが交通ルールを守り、それが日本人らしいモラルだと思っています。

 今回は事故にならず良かったですが、どこに危険が潜んでいるか分かりません。

 この動画がマナー向上に役立って頂けると幸いです」

 今回の映像は、危険な様子がよく分かる動画だったといえるでしょう。

 ドライバーはこうした危険なケースがあることを認識しつつ、安全運転を心がけましょう。

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みんなのコメント

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  • 路肩を走るのは安定のプリウスですね。
    登録台数が多いのはわかりますが、何故かこういう場合、T社の3車種が多い気がします。
  • こういう場合はどっちも人生終わって欲しい。被害者はいない(強いていうなら事故処理での規制での渋滞に巻き込まれる一般車両)
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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