ル・マンのブガッティ・サーキットでMotoGP第10戦フランスGPのフリー走行3回目が行なわれ、母国戦のファビオ・クアルタラロ(ペトロナス・ヤマハSRT)がトップタイムを記録した。
初日はウエットコンディションから始まったフランスGPだが、2日目になり天候は回復。ドライコンディションでFP3開始を迎えた。ただ気温は11℃と寒く、路面温度も11℃と非常に低温の状態だ。
■初日13番手クアルタラロ「タイトル争いのためにも“馬鹿なミス”はしたくなかった」
このコンディションに各ライダーはソフトタイヤを装着して出走。初日はコースインを遅らせていたクアルタラロも、即座にコースへ繰り出した。
セッション開始からわずか5分、アレックス・リンス(スズキ)がターン3でクラッシュ。早くも転倒者が出た。リンスに怪我はないようだったが、再始動は諦めて、彼は足早にピットへと戻った。
その後アレックス・マルケス(レプソル・ホンダ)も同じターン3でフロントのグリップを失いクラッシュ。コンディションは相当に厳しいことが伺える。なおアレックスも怪我は無いようだった。
コース上ではセッション開始から10分の時点でクアルタラロが1分33秒301をマークしてトップタイム。チームメイトのフランコ・モルビデリ、マーベリック・ビニャーレス(ヤマハ)と序盤はヤマハ勢が上位に並んだ。
クアルタラロは周回を重ねるごとにタイムを縮め、セッション残り25分の段階で1分32秒974をマークした。
アンドレア・ドヴィツィオーゾ(ドゥカティ)も中盤になりタイムを1分33秒143まで改善。2番手に浮上している。
残り20分を切った頃、モルビデリが1分32秒839でトップタイムを更新。それまで中盤に位置していたジョアン・ミル(スズキ)も僅差で2番手に並んだ。
セッションが残り15分を切ると、予選組分けを睨んだアタックが増加。その中でクアルタラロが1分32秒319でトップに立った。またバレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)も4番手に食い込んでいる。
残り10分、初日トップタイムのジャック・ミラー(プラマック)がアタックを行なうと、1分32秒676で2番手タイムをマーク。ピットへと戻っていた他のライダーも、残り7分頃から再びアタックへと向かった。
タイヤを交換して再度アタックに出たミラーだが、残り4分でターン8へのエントリーでハイサイドを起こし転倒。直後にはロッシもターン4でクラッシュしてしまった。ロッシは直前に3番手タイムを記録していたのが不幸中の幸いだ。
転倒は更に続き、残り1分半でミルがターン3でクラッシュし、グラベルの餌食となった。
こうした転倒続きの裏でもタイム更新が繰り返されたが、黄旗の影響でタイム取り消しも頻出。結局クアルタラロの記録したタイムを上回るライダーは現れないまま、セッションが終了した。
結果的にトップタイムはクアルタラロ。2番手にはミゲル・オリベイラ(テック3・KTM)、3番手にはモルビデリが続いた。
予選Q2へ直接進出となる総合トップ10はクアルタラロ、オリベイラ、モルビデリ、ミラー、カル・クラッチロー(LCRホンダ)、ヨハン・ザルコ(アビンティア)、ロッシ、ビニャーレス、ポル・エスパルガロ(KTM)、ドヴィツィオーゾとなった。
LCRホンダの中上貴晶は黄旗の影響によるタイム抹消もあり最終的に19番手タイムで、予選はQ1からのスタートに。またスズキ勢はリンス、ミル両名がQ1スタートだ。
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