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鈴鹿8耐の出場権保有チームが発表。10年ぶり復活のホンダファクトリー、チームHRCなど並ぶ

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鈴鹿8耐の出場権保有チームが発表。10年ぶり復活のホンダファクトリー、チームHRCなど並ぶ

 鈴鹿サーキットを運営するモビリティランドが6月1日、2017/2018 FIM世界耐久選手権(EWC)最終戦鈴鹿8時間耐久ロードレースの出場権保有チームを発表した。

 鈴鹿8耐のエントリー台数は最大70チームまでとなっており、一定の参加基準がある。まずEWCに年間エントリーするチームから最大20チーム、前年の鈴鹿8耐決勝レース上位20位のチーム、同じく前年の鈴鹿8耐でトップ10トライアルに進出したチームが参戦権を得る。

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 これを満たしていないチームは、トライアウトとして指定されたレースで、基準をクリアする順位を獲得しなければならない。今年の鈴鹿8耐トライアウトとされた最後のレースは、5月26~27日に行われた鈴鹿選手権シリーズ第2戦。参戦権を有するチームが出そろったことになる。なお、発表されたのはあくまでも参戦権を持つチームのリストであることをお断りしておく。

 2018年の鈴鹿8耐は7月26~29日、鈴鹿サーキットで行われる。今年の注目は、全日本ロードレース選手権でも火花を散らしているヤマハとホンダのファクトリー対決だろう。

 ヤマハ・ファクトリー・レーシング・チームはファクトリー体制を復活させた2015年から目下3連覇中。2017年は中須賀克行と、スーパーバイク世界選手権(SBK)ライダーであるアレックス・ロウズ、マイケル・ファン・デル・マークのライダーラインアップで優勝を果たした。

 一方、ホンダはファクトリーチームを2008年以来10年ぶりに復活させた。先に述べたとおりの鈴鹿8耐参戦権獲得条件に当てはまらないため、トライアウトとされた全日本第1戦もてぎで高橋巧が表彰台に上ったことで、無事に参戦権を獲得。チームHRCとしてヤマハの連覇阻止をねらう。

 ヤマハは鈴鹿8耐の参戦体制については未発表、チームHRCは高橋巧の参戦だけが明らかにされている。これまでも鈴鹿8耐には現役MotoGPライダーやSBKライダーたちがエントリーしてきたことを考えれば、この両チームのライダーラインアップには特に期待を寄せたいところだ。

 注目はファクトリーチームだけではない。多くの名門チーム、古豪チームがリストに名を連ねている。ホンダがチームHRCとしてファクトリー体制を復活させるまで、実質的にホンダのエースチームを担ってきたムサシRTハルク・プロ.ホンダの存在も無視できない。そしていち早く鈴鹿8耐への参戦体制を発表したモリワキMOTULレーシングは、悲願の優勝を目指している。

 ヨシムラ・スズキMOTULレーシングは鈴鹿8耐第1回大会優勝チーム。2年連続で2位表彰台を獲得したカワサキ・チームグリーンは、渡辺一馬とSBKチャンピオンのジョナサン・レイ、ブリティッシュ・スーパーバイク選手権(BSB)に参戦中であるレオン・ハスラムの布陣であることが発表されている。

 さらには2013年にロードレース世界選手権チャンピオン、ケビン・シュワンツを招へいして話題をさらったチームカガヤマなど、有力チームがリストに並ぶ。

 そして忘れてはならないのが、EWCのチャンピオン争い。2017年の鈴鹿8耐からEWCの最終戦として組み込まれることになり、昨年は鈴鹿サーキットでGMTヤマハがEWCチャンピオンを獲得した。

 このEWCの2017/2018シーズンにフル参戦し、6月1日現在ランキングトップにつけているのがF.C.C.TSRホンダ・フランスだ。EWC第2戦ル・マン24時間耐久ロードレースでは優勝を飾る快挙を達成した。伝統の鈴鹿8耐でチャンピオン獲得なるか、こちらも今大会の目玉のひとつだろう。

 以下、発表された2017/2018 FIM世界耐久選手権(EWC)最終戦鈴鹿8時間耐久ロードレースの出場権保有チームリスト。リストを見ながら鈴鹿8耐への気持ちを盛り上げていこう。

■2017/2018 FIM世界耐久選手権最終戦”コカ・コーラ” 鈴鹿8時間耐久ロードレース 出場権保有チーム
チーム名出場権獲得レースYAMAHA FACTORY RACING TEAM シード権(17年鈴鹿8耐)YOSHIMURA SUZUKI MOTUL RACINGシード権(17年鈴鹿8耐)Kawasaki Team GREENシード権(17年鈴鹿8耐)MuSASHi RT HARC-PRO. Hondaシード権(17年鈴鹿8耐)Team KAGAYAMAシード権(17年鈴鹿8耐)MORIWAKI MOTUL RACINGシード権(17年鈴鹿8耐)Moto Map SUPPLYシード権(17年鈴鹿8耐)Honda Suzuka Racing Teamシード権(17年鈴鹿8耐)Honda Asia-Dream Racingシード権(17年鈴鹿8耐)Mistresa with ATJ Racingシード権(17年鈴鹿8耐)au・テルルモトアップ レーシングシード権(17年鈴鹿8耐)Team Trasシード権(17年鈴鹿8耐)Honda Dream RT 桜井ホンダシード権(17年鈴鹿8耐)TRICK STARシード権(17年鈴鹿8耐)KRP三陽工業&RS-ITOHシード権(17年鈴鹿8耐)Titanium Power Racing with HOOTERSシード権(17年鈴鹿8耐)伊藤レーシングシード権(17年鈴鹿8耐)S-PULSE DREAM RACING・IAIシード権(17年鈴鹿8耐)チームスガイレーシングジャパンシード権(17年鈴鹿8耐)NCXX RACINGシード権(17年鈴鹿8耐)Team HRCトライアウト1stステージ(全日本第1戦)Team SuP Dream Hondaトライアウト1stステージ(全日本第1戦)TONE RT SYNCEDGE4413トライアウト1stステージ(全日本第1戦)Motorrad39トライアウト2ndステージ(全日本第2戦)NCXX RACING & ZENKOUKAIトライアウト2ndステージ(全日本第2戦)Honda緑陽会熊本EWC2トライアウト2ndステージ(全日本第2戦)TERAMOTO@J-TRIP Racingトライアウト2ndステージ(全日本第2戦)Speed Heart TTS Racing Teamトライアウト2ndステージ(全日本第2戦)AKENO SPEED・YAMAHAトライアウト2ndステージ(全日本第2戦)Team Baby Faceトライアウト2ndステージ(全日本第2戦)NIPPON SUMATORA BIO MASSE+D:REXトライアウト2ndステージ(全日本第2戦)T・モトキッズ・NAC・ALTEC・NRSトライアウト2ndステージ(全日本第2戦)BANNER RACINGトライアウト2ndステージ(全日本第2戦)moto CUBIC+Motorrad Toyotaトライアウト2ndステージ(全日本第2戦)チーム阪神ライディングスクールトライアウト2ndステージ(全日本第2戦)Suzuki Endurance Racing TeamEWC年間契約チームGMT94 YAMAHAEWC年間契約チームYART-YAMAHAEWC年間契約チームBOLLIGER TEAM SWITZERLANDEWC年間契約チームNRT48 Schbert - BMW MOTORRADEWC年間契約チームMOTOTEC EWC TEAMEWC年間契約チームMOTOBOX KREMEREWC年間契約チームHONDA ENDURANCE RACINGEWC年間契約チームMERCURY RacingEWC年間契約チームHERTRAMPF RACINGEWC年間契約チームSARAJIN MOTORSPORT BY HALLMOTOS 02EWC年間契約チームTEAM R2CL MKS PARTLYAEWC年間契約チームEXTERIA EKO RACING TEAMEWC年間契約チームWojcik Racing TeamEWC年間契約チームWEPOL RACING BY PENZ 13.COMEWC年間契約チームF.C.C. TSR Honda FranceEWC年間契約チームTEAM VITAL SPIRITトライアウトFINALステージicu RT 大阪Mobius&三陽&OUTRUN&ASTER&伊藤トライアウトFINALステージARMY・GIRL TEAM MF & KawasakiトライアウトFINALステージHKC&IMT RacingトライアウトFINALステージTransMapレーシングトライアウトFINALステージDOGHOUSE 清滝イケイケレーシングトライアウトFINALステージHonda QCT 明和レーシングトライアウトFINALステージアトウン ティオ VerityトライアウトFINALステージHonda緑陽会熊本レーシングトライアウトFINALステージ山科カワサキKR&オートレース宇部&BR&YIC京都#69トライアウトFINALステージ磐田レーシングファミリートライアウトFINALステージCLUBNEXT&MOTOBUMトライアウトFINALステージHonda浜松エスカルゴ&DREAM高崎トライアウトFINALステージプラスワンMCRTトライアウトFINALステージHondaブルーヘルメットMSC 熊本主催者推薦浜松チームタイタン主催者推薦R.C. のりもの主催者推薦Honda向陽会ドリームレーシングチーム#111主催者推薦TEAM FRONTIER主催者推薦
※各チームのチーム名は、事前エントリー時もしくは出場権獲得時のチーム名であり、 正式なチーム名ではない

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