MotoGP第7戦カタルニアGPで今季初優勝を果たしたKTMのミゲル・オリベイラは、“最初から最後まで”完璧なレースだったと振り返っている。
KTMは昨年3勝を挙げ、今季からは優遇措置を喪失。その影響かは定かではないが、第6戦イタリアGPでアップデートが入るまでは苦戦が続いていた。
■クアルタラロ、“3秒タイム加算ペナルティ”で6位に降格。安全装備装着義務違反
イタリアGPでオリベイラは2位を獲得し、新シャシーの導入によってマシンのパフォーマンスが向上しつつあることを証明していたが、続くカタルニアGPでも好調さは維持されていた。
4番手グリッドから決勝をスタートしたオリベイラは、2周目に先頭に立つとレースの大半をリード。ファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)が唯一彼に挑んできたライダーだったが、それも退けてのトップチェッカーだった。
「今の気持ちを言葉にするのは難しい」と、レースを勝利したオリベイラは語った。
「人生でもベストなレースのひとつだった。そういう感覚だ。タイヤマネジメント、ファビオに抜かれた時に落ち着くこと、チャンスを探すこと……たくさんの難しいことがあった」
「でも最初から最後まで完璧なレースだった。僕のために素晴らしいバイクを用意してくれたKTMには感謝してもしきれない。ファンの皆もいて、最高だったよ」
「こうした瞬間をまたファンの皆と分かち合えるのを、ずっと心待ちにしていた。本当に良い週末だったよ。このレースは人生でも最高のひとつだったしね」
決勝前に注目を集めていたクアルタラロではなく、オリベイラが優勝した今回のグランプリ。彼はバイクの改善もあり、“自分にできることは分かっていた”と、レース前から自信をもっていたと話している。
「僕は常に、自分にできることが何かというのは理解している。皆がチャンピオンシップ上位のライダーに注目する事自体は普通のことだよ。僕らは僕らの仕事をして、そしてここ3戦で前進してきた。自分たちの進む道をたどっているんだ」
「今回はより柔らかいフロントタイヤで作業をする時間があった。新シャシーは助けになったし、細かいところまでまとめ上げようとしていたんだ」
「今のMotoGPは全ての面で競争がタイトなんだ。新バイクではなくとも、細部を変えていくことで、パッケージ全体を改善していくことができる」
なおKTMはカタルニアGP開催前に、2022年シーズンに向けてのブラッド・ビンダーの契約延長及び、レミー・ガードナーのテック3加入を発表済み。オリベイラに関しても契約は延長されるものと見込まれている。
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