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Wシリーズ参戦のジェシカ・ホーキンスがBTCC復帰。第2戦でフォード・フォーカスSTをドライブへ

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Wシリーズ参戦のジェシカ・ホーキンスがBTCC復帰。第2戦でフォード・フォーカスSTをドライブへ

 女性限定のシングルシーター選手権『Wシリーズ』に初年度から参戦し、直近にはアストンマーティンF1チームの“ドライバーアンバサダー”にも就任したジェシカ・ホーキンスが、昨季に続きBTCCイギリス・ツーリングカー選手権にスポット参戦することが決定。6月12~13日開催の第2戦スネッタートンでMotorbase Performance(モーターベース・パフォーマンス)にジョイントし、フォード・フォーカスSTのステアリングを握る。

 現在26歳のホーキンスは、新型コロナウイルスに翻弄された2020年シーズンにもBTCCデビューを果たしており、昨季は変則的な参戦形態を採用したPower Maxed Racing(パワー・マックス・レーシング)のファクトリーマシン、ヴォクスホール・アストラBTCCをドライブし、同じくスネッタートン戦にエントリーしている。

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 今回、スポット起用で彼女にシートを譲る決断をした46歳のアンディ・ニートは、2021年開幕戦スラクストンのレース2で、Team HARD(チーム・ハード)のグリン・ゲディーや、ホーキンスより一足早くBTCCレギュラーシートを獲得したBTC Racing(BTCレーシング)の女性ドライバー、ジェイド・エドワーズらを巻き込む多重事故の起因になったとして、イベント後にはソーシャルメディア上で広範な非難に対処することを余儀なくされていた。

「スラクストンでのひどく残念としか言いようのないシーズン開幕戦に続き、正直に言えばその後のSNS上の余波で疲弊し、個人的に第2戦を欠場して短い休息を取ることを決めたんだ」と説明したニート。

「しかし無用な疑いを避けるべく、6月末の第3戦ブランズハッチにはフォード・フォーカスSTのレースシートに戻るつもりだ。その1戦限りの代役として、ジェシカ・ホーキンスよりも資格があり、才能があり、チャンスに値する人物は個人的に思い浮かばなかったよ」と続けるニート。

「私はずっとジェスの大ファンで、彼女に電話してスネッタートンのグリッドに着くよう頼むのは、とてもうれしいことだった。ジェスは素晴らしい才能の持ち主で、彼女がBTCCへのフルタイム参戦の野心を持っていることも承知している。彼女に与えられたこの機会が、そう遠くない将来にジェスが参戦枠を確保するための基盤になることも願っている」

■「ニートとチームが誇りに思うように最善を尽くしたい」と意気込むホーキンス
 2021年は2年目のWシリーズに本格参戦を予定していたホーキンスは、この予期せぬツーリングカー選手権復帰の機会に「驚いたと同時に、心からうれしく思っている」と意気込みを語った。

「もちろん、同じイギリス出身のドライバーとしてアンディと彼の家族を何年も前から知っていたけれど、先週になって、BTCCの次のラウンドの週末に私のスケジュールが空いているかどうかを尋ねる電話を彼から受け取った」と明かしたホーキンス。

「彼は『スネッタートンで君をシートに座らせたい、あなたを僕のクルマに乗せたいんだ』と言った。彼の口から出た言葉に、最初はまったく反応できなかった。だって、そんな展開はまったく予想もしていなかったから!」とホーキンス。

「もちろん、彼は2度尋ねる必要はなかったわよ? 一瞬だけ真っ白になって言葉も返せなかったけど、我に帰った瞬間に即答よ。改めて、アンディの寛大さを受け取る側にいることを謙虚に受け止めて挑みたいと思う」

「ニートとモーターベースのチームが誇りに思うように最善を尽くしたい。2020年にスネッタートンでデビューを飾った次の年に、こうしてBTCCに戻れることにとても興奮しているわ」

 また、開幕直前にマイケル・クリースが離脱し、開幕スラクストン戦には急遽ダン・カミッシュを起用していたBTCレーシングは、第2戦以降セナ・プロクターを継続起用するとアナウンス。スバル・レヴォーグGTやヴォクスホール・アストラBTCC、ヒュンダイi30ファストバックNパフォーマンスなどを経験する若手が、FK8ホンダ・シビック・タイプRで戦うことも決まっている。

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