バイクでもクルマでもない!?レーシングサイドカーとは
バイクでもクルマでもない、独特な形状のレーシングサイドカーは、レーシングサイドカーレースと呼ばれる競技で使用されている車両です。
バイクのように二輪で疾走するのではなく、かといってクルマのように四輪で走行するわけでもないサイドカーには、特有の魅力とスリルが詰まっています。
見た目のインパクトだけでなく、独自の構造とレースの迫力が観客を魅了するレーシングサイドカーですが、日本ではまだまだ認知度が低く競技人口もあまりいません。
そんなレーシングサイドカーとは、どのような乗り物なのでしょうか。
そもそもレーシングサイドカーレースは、特殊なサイドカーを用いるモータースポーツです。
この競技はドライバーとパッセンジャーの2人1組でおこなわれ、ドライバーがアクセルやブレーキを担当。パッセンジャーは全身を使って体重を移動させることで、車体のバランスを保ちます。
アクセルやブレーキ、ハンドルやギアチェンジなど、操作系統は二輪車に近い構成ではあるものの、バイクよりも太いスリックタイヤを装着しているため、操縦は四輪車に近い特性になっています。
また、カウルに潜り込むような姿勢をとるため視点はかなり低い上に視界は狭く、体感速度が他のモータースポーツに比べて非常に高く感じるのも、レーシングサイドカーの特徴です。
なお、かつては「MotoGP」の一部としておこなわれていましたが、1996年に撤退。現在ではクローズドサーキットでの「スーパーサイド世界選手権」や、イギリスで開催される「マン島TTレース」が主要な大会となっています。
なお、日本での知名度はまだまだ低いとはいうものの、富士スピードウェイや筑波サーキット、岡山国際サーキットなどでは、フルスケールのシリーズ戦が年間4回から5回、開催されているといいます。
また、より小型の「ミニサイドカー(F4クラス)」は千葉県の茂原ツインサーキットで、年間5戦のチャンピオンシップを競っているようです。
ちなみに、日本で開催されるレーシングサイドカーレースは、F1、F2、F4の3つのクラスに分けられており、まずF1クラスは、リアミッドシップエンジンとロングホイールベースのモノコックシャシーを持ち、エンジンは2ストで最大500cc、もしくは4ストで最大1340ccの排気量が許可されており、車両の最小重量は370kgです。 そしてF2クラスはフロントミッドシップエンジンで、ショートホイールベースのパイプフレームが特徴。
エンジンの仕様はF1クラスと同じですが、自然吸気のみが認められ、最小重量は350kg。国際レースでは両クラスともにFIMの規定により、4ストで最大600ccの制限が適用されています。
なお日本独自のF4クラスは、全長2400mm以下、全幅1300mm以下、全高550mm以下のコンパクトな車両に2ストで最大100cc、または4ストで最大150ccのエンジンを搭載し、カート用のホイールとタイヤを使用します。
F1およびF2クラスのエンジンは市販二輪車の4気筒を基にしており、ピストンやカムシャフトなどの部品交換が許可される一方で、クランクシャフトやストロークの変更は不可。
ホイール幅やタイヤの仕様にも細かい規定があり、シャシーはレーシングサイドカーメーカー製が一般的ですが、自作も認められており、メーカーはスイスのLCRが人気ですが、日本では矢崎フレームなども活躍しています。
どこが魅力? レーシングサイドカー
レーシングサイドカーには、以下の魅力があります。
・圧倒的な迫力とスピード感・ドライバーとパッセンジャーの阿吽の呼吸・奥深い戦略性と駆け引き
レーシングサイドカーは二輪車よりも車重が重く空気抵抗も大きいため、一般のバイクとは比べ物にならないほどのスピードと安定感を感じる事ができます。
また、ドライバーとパッセンジャーが互いの動きを完璧に理解し、阿吽の呼吸でマシンを操る事が重要。たとえばコーナーではパッセンジャーが体を大きく預けたり、時には宙に浮いたりしながら車体のバランスを調整します。
さらに単に速く走るだけでなく、コースや路面状況、マシンのコンディションなどを考慮するなど、戦略的な駆け引きも重要。チームワークと個々の技術が試される、魅力あふれる奥深いレースが楽しめるというわけです。
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
マツダ「“5人乗り”軽トラ!?」公開! 「4人も寝られる」全長3.7m級ボディに「驚き」の声も! 「AZ-MAXラクーンツー」登場に反響集まる
「車検のシールをガラス真ん中ではなく運転席の上に貼られました。貼り直しできますか?」質問に回答殺到!?「ダメだろ」「分かっていますか?」の声も 法律ではどう決まってる?
スバル新型「“すごい”4ドアセダン」公開に反響多数! 約680馬力の2リッター「水平対向4気筒ターボ」に「スゴイ技術」「走りが気になる」の声も! 漆黒の最速マシン「プロジェクト ミッドナイト」米国で登場
“生産版”「“R36”GT-R」公開! 日産の「旧車デザイン」+4.1リッター「V6」採用! 7000万円&1000馬力超えの「Artisan GT-R」の登場が迫る
トヨタ新型「ランドクルーザー」初公開! 旧車デザイン採用で超カッコイイ「ROX」! オシャベージュ内装×オープン仕様も良すぎる「本格モデル」米で登場へ
「左足ブレーキ」の是非を問う!…AT車普及率98%の日本なら、なおさら「踏み間違い」による事故を減らすことができます【Key’s note】
街に溢れる「マツダ車」の“1番人気”ってなに? 「流麗SUV」や10年続く“ロングセラーモデル”も! 爆売れの「マツダ車」トップ3とは?
「レガシィ」消滅で改めて問う SUVは日本の交通事情に合っているのか? 日の丸SWは“オワコン”か
レクサス風フロントにバタフライドア…トヨタ「86」を唯一無二スタイルに! オーナーは北米仕様のサイオン「FR-S」からの乗り換えでした
電気自動車はガソリンスタンドに行かないだけに「日常メンテ」を「見落とし」がち! 常日頃からここだけは見ておきたいポイントとは
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!
みんなのコメント