2023年シーズンのF1はマックス・フェルスタッペン(レッドブル)の独走状態となっているが、シーズン序盤戦はチームメイトのセルジオ・ペレスが彼の数ポイント差に肉薄していた。しかし、ペレスは予選で失敗が続いたことがリザルトにもろに響いてしまった結果、フェルスタッペンに大差をつけられてしまった。
開幕5戦で優勝2回、2位2回と好調だったペレスは、第6戦モナコGPから5戦連続で予選Q3進出に失敗。その結果、フェルスタッペンが連勝街道を行く中で表彰台獲得すらままならないレースが続き、第13戦ベルギーGPでようやく2位に戻ってくることができた。
■プロスト、古巣アルピーヌのお家騒動は親会社ルノーの理解不足が原因と非難「何度、F1は簡単に管理できると聞いたことか」
そんなペレスの状況について、レッドブルのモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコはMotorsport-Total.comに対し、ペレスは自分がチャンピオンになるという“夢”から覚めたことにより、パフォーマンスを上げることに集中できるようになるだろうと語っていた。
調子を落としていたペレスにそういったコメントをしたマルコだが、その一方でペレスが現在のドライバーズランキング2番手の地位を守り続ける限り、彼のシートが脅かされることはないと断言した。
「我々はペレスと2024年の終わりまで契約を結んでいる。そして彼は世界選手権の2番手にいる。それで我々がどんなアクションを起こさねばならないというのだ?」とマルコは言う。
「彼は今や、ワールドチャンピオンの夢から覚めた。おそらくそのことで、可能な限り最高のパフォーマンスを発揮することに集中できるようになるだろう」
さらにマルコは、今季圧倒的な強さを見せるフェルスタッペンが依然として過小評価されているきらいがあり、ペレスがチャンピオンシップにおいて彼を上回ることは「不可能」だとも付け加えた。
「マックスは過小評価されている」
「彼は並外れたドライバーだ。彼の精神的な力を見てほしい。彼は(スペインGPのFP2で)私の携帯電話が鳴ったことに無線を通して気付いたほどなんだ!」
「彼には才能があり、スピードがある。彼は雲の上の存在で、その隣に並ぶものはいない。フェルスタッペンは全く別次元にいるのだ」
「ペレスがマックスのコンマ3秒差以内に入らなければならないというのは、我々の寛大な考えだ。場合によってはもっと(寛大)だ」
「ペレスは世界選手権で2番手だ。それ以上は彼には不可能だ。彼は現状最大限のものを満たしているんだ」
■ペレスは昔から予選<決勝だった?
またマルコは、ペレスの強みは決して予選一発の速さにあるわけではないと主張する。その強みは、ペレスがジュニアカテゴリーを戦っていた2000年代後半から2010年代初頭にかけて感じたものだという。
「彼はとても良いレースをする。オーバーテイクもうまい」とマルコは言う。
「ミスをするとしたら予選だけだ。それが彼の弱点だった」
「昔エストリルで(レッドブル)ジュニアの選考をした。(ダニエル)リカルドもペレスも若かった。我々はそこで予選とロングランのシミュレーションをやった」
「彼らは中でも最速の部類だったが、ペレスは予選においてはそうでもなかった」
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
みんなのコメント
この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?