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歴代最強の800馬力以上 新型メルセデスAMG GT プラグインHVが披露  2+2で実用性向上

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歴代最強の800馬力以上 新型メルセデスAMG GT プラグインHVが披露  2+2で実用性向上

4.0L V型8気筒ツインターボのプラグインHV

メルセデスAMGは、ミュンヘン・モーターショー「IAAモビリティ 2023」で、2代目GTのプラグイン・ハイブリッド版をお披露目した。軽いカモフラージュが施されていたものの、今後数か月以内に発売されると思われる。

【画像】歴代最強の800馬力以上 新型メルセデスAMG GT プラグインHV 現行のGTと最新SLも 全110枚

展示車両のリアバンパーに充電ポートのリッドが備わることから、ハイブリッドであることがわかる。ただし、それ以外は内燃エンジン版と目立った違いはない。

ボンネット内に載るエンジンは、メルセデスAMG GT 63 S Eパフォーマンス 4ドアクーペと同じ、4.0L V型8気筒ツインターボ。駆動用モーターと組み合わされることで、大幅なパワーアップを実現する見込みだ。

GT 4ドアクーペの場合、リアに203psの駆動用モーターを搭載し、システム総合での最高出力は843psに達する。同じパワートレインを搭載するメルセデスAMG S 63 Eパフォーマンスでは、僅かにデチューンされ802psがうたわれる。

2ドアクーペのプラグイン・ハイブリッドでも、同様のシステムを搭載すると考えられるが、詳細は不明。駆動用バッテリーの容量もわかっていない。

それでも、メルセデスAMGのラインナップで最強になると予想され、過去のGT ブラックシリーズを凌駕する可能性もある。同社CEOのマイケル・シーベ氏は、顧客の要望へ応えるべく設計を施したと、以前のインタビューで答えている。

2代目GTは、新世代のSLと並行して包括的に開発が進められた。生産も、SLと同じドイツ・ブレーメンの工場が担うという。

2+2レイアウトに広い荷室で実用性を向上

ボディサイズが拡大され車内は広く、2014年以来の2シーターではなく、2+2レイアウトを採用。開口部が広く容量の大きい荷室が与えられ、実用性の向上が狙われた。

これまで後輪駆動だったドライブトレインも、新型SLと同じく、可変式の四輪駆動システムが標準になる。これにより、「様々な気象条件でトラクションや安全性が向上することに加えて、動的特性の幅が拡大します」。と、シーベは説明している。

AMG独自開発の量産モデルとして5台目に当たる2代目GTは、2種類の内燃エンジン版から販売が始まる。どちらも4.0L V型8気筒ツインターボを搭載し、GT 55 4マティック+は475psと71.2kg-mを発揮。GT 63 4マティック+は585psと81.4kg-mとなる。

英国価格は、GT 55 4マティック+で約15万ポンド(約2715万円)からになる見込み。ポルシェ911 ターボやターボSの好敵手といえる。

欧州では、ユーロ7と呼ばれる厳しい排出ガス規制が施行されるが、この4.0L V8は必要に応じて準拠可能とのこと。SL 43に搭載される、4気筒エンジンが載る可能性は低い。

トランスミッションは、湿式クラッチを備える9速オートマティック、通称AMGスピードシフト。初代GTではトランスアクスル・レイアウトだったが、2代目ではエンジンの直後へ組まれる。電子制御リミテッドスリップ・デフも、もちろん備わる。

車重は増え、GT 55とGT 63で共通して1970kgになるとのこと。0-100km/h加速は前者が3.9秒で、後者が3.2秒。最高速度は294km/hと315km/hが主張される。燃費も共通で7.1km/L。CO2の排出量は、319g/kmになる見込み。

ロングノーズ・ショートデッキのプロポーション

もう少しGTを詳しく見ていこう。プラットフォームは、アルミニウムとマグネシウム、スチール、コンポジット素材を適材適所に用いた、新型SLと同じもの。

全長が4728mm、全幅は1984mm、全高は1354mmとされ、初代GTから182mm伸び、45mm広がり、66mm高くなる。ホイールベースも70mmプラスされ、2700mmになるという。

全体的なスタイリングは、従来のイメージを継承。ボンネットが長くルーフラインは緩やかにリアへカーブし、リフトバックのテールゲートを備える。いわゆる、ロングノーズ・ショートデッキのプロポーションだ。

ボディスタイルはクーペのみ。初代にはロードスターが存在するが、そちらは新型SLが担う。

空気力学には余念がなく、エンジンルーム内の気流も、フロントグリル内のアクティブ・エア・コントロールシステムで制御。アンダーボディの形状も煮詰められ、ベンチュリ効果で効果的に空気を後方へ流す。

リアスポイラーは格納式で、80km/hを超えると展開。迎え角は、5段階に制御される。

オプションとして、更に空気力学を追求したエアロダイナミクス・パッケージも設定される。フロントバンパーやホイールアーチに小さなウイングが追加され、リアウイングが固定式になるそうだ。

タイヤサイズは20インチで、フロントが295/35、リアが305/35。オプションで21インチに拡大できる。

内装はSLとほぼ同一 四輪操舵システムが標準

インテリアは、SLとほぼ同一。12.3インチのメーター用モニターと、11.9インチのインフォテインメント用モニターが据えられ、グラフィックスやメニュー構造はAMG独自となる。

サーキットでの走行会に備えて、AMGトラックペース機能が備わる。ラップタイムやセクション別タイム、ステアリングホイールやブレーキペダルの角度など、40種類のパラメーターを確認でき、自身の運転を確かめられる。

シートはヘッドレストと一体型。ドライビングモードに応じて、サイドボルスターの位置が自動的に変わる機能も内蔵される。

リアシートの空間は限定的。子供向けと考えていいだろう。荷室容量はトノカバー下で321L。ちなみに、初代は285Lだった。リアシートを畳むと675Lへ拡大できる。

サスペンションは、新設計のアルミ製ダブルウイッシュボーン式。AMGアクティブ・ライド・コントロールを備え、アダプティブダンパーにスチールコイル、油圧アクティブロールシステムを実装。スタビライザーバーは備わらない。

四輪操舵システムが標準で、リアタイヤは最大2.5度まで制御される。オプションで、車高を30mm持ち上げるリフト機能も追加できる。

ブレーキは、フロントが390mmスチールディスクと6ポッド・キャリパー。リアには、360mmスチールディスクに1ポッド・キャリパーが組み合わされる。

AMGダイナミックセレクトと呼ばれるドライブモードには、スリッパリー(滑りやすい)、コンフォート、スポーツ、スポーツ+、レースを用意。ESCの効きは、ドライバーが3段階から選べるという。

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みんなのコメント

5件
  • >段階的にグレードアップしてAMGへなんてのは働いて車買うだけのつまらん人生送ってるしマヌケしかいない

    ハリアーで十分そうなものを、ローン組んでまでそこらじゅうにありふれたレクサスRXに乗りたがるマヌケのことですね?わかりますw
  • >いくら新型でもEクラスに1000万出すなら型落ちでもE63AMGやS63AMG買うな〜

    ニワカ丸出し。
    昔からのメルセデス党はもちろん車好きは賢くなってるからAMGなんてもん必要ないってなってるよ。
    段階的にグレードアップしてAMGへなんてのは働いて車買うだけのつまらん人生送ってるしマヌケしかいない
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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