ガチンコ比較で格付け！ウエットシート型ウインドークリーナー編

窓ガラスの汚れが気になったときにサッと取り出して手軽に使えるウェットシート型ウインドークリーナー。さまざまな製品が市場にはあふれているが、見た目も価格も似ていてどれを選んだらいいのか迷う人は少なくないのでは？　今回はカー用品店で目立つ場所に売っていた３製品の中から独断でベストバイを選び出す。〈テスター：浜先秀彰　Hideaki Hamasaki〉
■今回のエントリー商品「ウェットシート型ウインドークリーナー編」

プロスタッフ 窓ふき上手
購入価格：10枚入り328円（税込）
〈問い合わせ先〉
プロスタッフ
03-3794-6251
http://prostaff-jp.com/

AQ. 窓ガラスふきウェットシート
購入価格：10枚入り217円（税込）
〈問い合わせ先〉
オートバックスセブン
0120-454-771
http://www.autobacs.com

ソフト99 窓フクピカ
購入価格：10枚入り328円（税込）
〈問い合わせ先〉
ソフト99コーポレーション　
06-6942-2851
http://www.soft99.co.jp

■どんな製品？

窓ふき上手
ネーミングに「窓ふき」と入るものの、窓ガラスだけでなくダッシュボードやシフトノブ、ハンドルなどの室内や、ホイール、ドアミラー、ヘッドライトなどの外装パーツにまで使用できるという。場所ごとに使分けることなく窓以外にも使えるのはウレシイ。

窓ガラスふきウェットシート
オートバックスのプライベートブランド「AQ.（AUTOBACS QUALITY）」の製品で、製造元はケミカルメーカーのアウグとなる。一般的なブランドより100円以上安い（購入価格）のも嬉しい。窓ガラス専用品で手アカやヤニ、虫汚れ、鳥のフンなどの汚れに対応。

窓フクピカ
ウェットシート型ウインドークリーナーの草分け的な製品で、20年以上の歴史を持つロングセラー。パッケージを見ると窓ガラス専用品のイメージが強いものの実は汎用性が高く、シートやプラスチック、ゴム、ホイール、ミラーなど、さまざまな場所に使える。

■サイズをチェック

窓ふき上手
パッケージ記載の寸法は約220×330mmだが、実際に測ってみると255×325mm。4つ折りにすると横方向が狭めで縦方向が長く、手のひらを合わせてみると指先から手首あたりまで隠れる。

窓ガラスふきウェットシート
パッケージ記載の寸法は約200×300mmだが、実際に測ってみると210×290mm。4つ折りにすると特に横方向が狭めとなり、手のひらを合わせて見ると親指と小指がはみ出てしまう。

窓フクピカ
パッケージ記載の寸法は約265×300mmで、実際に測ってみても265×300mmと正確だった。4つ折りにすると横方向が広めで縦方向が短く、手のひらを合わせてみると指を開き気味で使える。

■シートの素材感は？

窓ふき上手
厚みがあってふわっとした触り心地は布に近いイメージ。やや毛羽立ちやすい素材ではあるが、そのぶん汚れをかき取る効果が期待できる。液剤を多く含むものの、べたつくような感覚はない。

窓ガラスふきウェットシート
今回持ち出した3製品の中ではもっとも厚みがあってしっかりとしている。窓の縁やワイパーなどに引っ掛けても破れにくく安心だ。今回の3製品では液剤をもっとも多く含んでいるようだ。

窓フクピカ
写真から伝わるのかわからないが、他の2製品とは素材感が異なり「紙」のようなゴワゴワした触り心地。とはいえ普通に使用する限りは破れない。表面はしっとりしているがべたつき感はない。

■作業性は？

窓ふき上手
ややウェット感があるので砂などがこびりついた外窓の汚れも落としやすい。ただし力を入れすぎてしまうと液剤が多く出て拭きスジが残る傾向だ。力加減を調整しながら数回拭くといいだろう。

窓ガラスふきウェットシート
液剤が多くしみ出してくるので外窓の汚れを快適に落としやすいが、一方で拭きスジが多く残るためウエスを使って乾拭きをした方がいい場合もある。写真を見るとウェット感がよくわかるだろう。

窓フクピカ
パッケージから出した瞬間にアルコールの臭いが漂うのは気になる人も多いかもしれないが、液剤が窓に残りにくく拭きスジが出にくい。素材の柔軟性が少ないため窓の縁はやや拭きにくい。

■汚れ落とし性能は？

窓ふき上手
適度な液剤のしみ出しが汚れをはがし、凹凸のある不織布表面がこびりついた汚れも掻き落としてくれる。表面全体の写真を見ると、特に力がかかる隅のほうに汚れが集中して付着している。

窓ガラスふきウェットシート
液剤は多く出るのだが、不織布の表面がサラッとしているためか汚れ落とし性能はそれほど高く感じられなかった。汚れは手のひら周囲の力がかかりやすい部分に集中して付着している。

窓フクピカ
液剤が多くしみ出す印象はなく不織布表面の凹凸も少ないが、汚れをもっとも多く落とせた。表面全体の写真を見ると手形が浮き出ており、力をかけずともまんべんなく汚れを落とせるのがわかる。

スバリ！買いはどれ？〈総合評価〉

1位：窓フクピカ〈ソフト99〉
2位：窓ふき上手〈プロスタッフ〉
3位：窓ガラスふきウェットシート〈AQ.〉

ベストバイはソフト99の「窓フクピカ」。窓に拭きスジが残りにくく汚れをしっかりと落としてくれる実力の高さは頭一つ抜けている。多くの人から長年支持されている製品だけのことはある。次点はプロスタッフの「窓ふき上手」で、拭きスジがやや残る部分は気になるが不織布のしっかり感と汚れの掻き取り性能はいい。AQ.の「窓ガラスふきウェットシート」は低価格ではあるものの、使い勝手、汚れ落とし性能ともに物足りなかった。

〈文と写真＝浜先秀彰〉

Comments

この手の商品は一通り試したけど、結局拭きムラが残ってしまう。
雑巾で大まかな汚れを落とした後、ガラス撥水系のウォッシャー液を含ませた仕上げ用のタオル（要はキレイな雑巾）で拭き上げるのが良いよ。
そこまでするなら洗車しろって話ですが、マンションなのでね・・・

雑巾と水で十分